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「そして、またひとり・・・」幸森 軍也著:尻切れトンボだ~(>_<) [本:ホラー&ミステリー]


そして、またひとり… (角川ホラー文庫)

そして、またひとり… (角川ホラー文庫)

  • 作者: 幸森 軍也
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1999/08
  • メディア: 文庫
2点

中編2作。

1作は表題作「そして、またひとり・・・」。
3家族が子連れでキャンプに行く。
しかし、途中、山中に逃げ込んだらしい殺人犯を追った検問に引っかかり、
トイレ用の穴を掘っている最中、欠けた地蔵の頭を掘り出してしまう。
そして、子供が一人溺れ、その後も次々と・・・・。

キャンプに参加したメンバーが次々と死んでいく。
それも、溺れたり、事故だったり、殺されたり・・・・それらの関連が見つからない。
さて、どうつながるのか!!?と思ったら、終わり~!!
ここまで尻切れトンボな話も珍しい。
終わってしまって呆然とした。

また、登場人物の行動が変。
子供が一人溺れ死んだのに、花火をやったり(誰も、死んだ子供や家族の事を親身に考えてない)、
その後も次々と人が死んでいるのに旦那の浮気の事ばかり考えたり、単独行動したり。
アメリカのショッカー映画でも、登場人物が理解不能な行動を取る事があるけど、それ以上だった。

「闇の下」は、ストーカーの話。

こちらも、イマイチ。
何がいいたいのか、よくわからない。
主人公が、電車で見かけた女性に闇雲に惹かれストーカー行為に及ぶという流れに
説得力が無いのが痛い。
他人から見た印象と、本当の姿は違う・・というのを言いたかったのかもしれないけど、
それも伝わって来ないし。

2作とも駄作でした。
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コメント 4

ufavan

たまーに 「まさか!このまま終わるつもりかァ!!」
って本が有りますが・・・これも?・・・。

きっとサイコパス的な行動のおかしさではなく
ただ単に「はぁ?」な行動をしているのでしょうね・・・。

いやぁー 2点とは稀に見る低得点 ーー;

by ufavan (2010-06-30 10:27) 

choko

ufavanさん

ご指摘の二点、大当たりです!!
サイコパス的な行動を登場人物がとってたら、
それはそれで面白かったかも(^^;)別の意味でのホラー。

自分は面白く無かったけど、こういうの好きな人もいるかも・・とか
部分的にはよかった思えるものは、
あまりに低い点数を付けないんですが、
これは、本気で読まなくていいなーって感じだったので、
この点数です(^^;)。
by choko (2010-06-30 10:55) 

コステロ

2点ですか、それは素晴らしいですね!
「不条理ギャグ小説」として、チョッと読んでみたい気になりましたよ(笑

by コステロ (2010-07-01 07:41) 

choko

コステロさん

いや、これはやめたほうが(^^;)。
「不条理ギャグ」として少しでも楽しめるなら、
もうちょっと点数高かった気がします(笑)。
本当に時間の無駄って感じなのです。
by choko (2010-07-01 07:47) 

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