「家に棲むもの」小林泰三著:バリエーション豊かなホラー短編集 [本:ホラー&ミステリー]
7点
表題作「家に棲むもの」を含む、計7編を収録したホラー短編集。
嫁ぎ先のボロボロな古い家でのおどろおどろしい恐怖体験を描いた「家に棲むもの」。
人間の狂気を描いた「食性」「お祖父ちゃんの絵」、ミステリー的な仕掛けの「五人目の告白」、
マッドサイエンティストがでてくる「肉」、ファンタジー色のある「森の中の少女」「魔女の家」と、
多様なティストの作品が集められている。
「家に棲むもの」「肉」「お祖父ちゃんの絵」が個人的にはお気に入り♪
「肉」はベタな話で、途中でオチも想像つくんだけど、動物愛護の為生み出された、
足が23本ある鶏とか、無理やり陸上で生きられるようにした鱒とか、
どこかユーモラスでグロテスクなアイディアが気に入った。
秀作揃いの一作♪
コレも私読みました。
ただ表題作の「ほほー、こう来たか」なオチの印象が強くて、
他の作品はチョッと憶えてないですね。
モノを手にとってパラパラッとめくれば大体思い出すかもしれませんが
既に地下の倉庫送りになっている一冊なので…(笑
by コステロ (2010-07-09 12:10)
コステロさん
そうそう、どれも出来はいいのだけど、
「傑作!」って思うものや、「インパクト大!」ってのは
少なかった気がします。
でもそれぞれ個性的なので、パラパラ見たら思い出すと思いますよ~♪
私は、上にも書いたけど、「肉」に出てくる動物たちが良かったです。
ビジュアル化されたら面白いだろうなーっても思ったし♪
by choko (2010-07-09 12:48)
ふむふむ・・・
どうやら 傑作揃いの一冊のようですね^^
次 読みたい本リストに 書き加えておきましょう♪
by ufavan (2010-07-10 09:32)
ufavanさん
傑作ぞろいというよりは、一定のレベル以上はある話が
揃ってるって感じです(^^)。
私も今度読もうと思っているのですが、小林泰三なら、
「目を擦る女」「人獣細工」がより評判がよいようですよ(^^)。
by choko (2010-07-10 19:00)
我が地元、図書館には
文庫本はほとんど置いていなくて
おすすめのこの本はありませんでしたあ。(T.T)
なので「玩具修理者」を借りてみました。(*^_^*)
家に棲むもの、買って読んでみます。
by rudies (2010-07-13 10:50)
rudiesさん
あらら、図書館にないとは残念(>_<)!!
「玩具修理者」を読んで小林泰三が気に入ったなら
古本屋さんを探してみるのもいいかもです。
この本も古いし、何冊もだしてる作家なので
この作家の気になる本が見つかる可能性高いです(^^)。
by choko (2010-07-13 14:49)