「肉食屋敷」小林泰三著:いろいろ詰まったホラーミステリー [本:ホラー&ミステリー]
7点
小林泰三のホラー・ミステリー短篇集。
表題作「肉食屋敷」は、ある実験により科学者が産み出してしまった生き物の話。
2作目「ジャンク」は、ウェスタン調の近未来。資源が枯渇し、死体が資源として使用されている世界の話。
3作目「妻への三通の告白」は、サイコもの。
4作目「獣の記憶」は、自分の中の凶悪な別人格に怯える男の話。
「肉食屋敷」はグロテスクな屋敷内部の雰囲気が良かった。
「ジャンク」は、この短篇集の中では、一番気に入っていて、
死んだ馬を使った人造馬などや、その修理の描写が楽しめた。
ただ、3作目、4作目は、ある程度オチもみえたし、途中経過も楽しめずイマイチ。
小林泰三は、どのテーマを書かせてもそれなりに面白いし、ちゃんとまとまってるんだけど、
そのちゃんとまとまってる部分がこじんまり感じてしまって物足りない。
上手く破綻(変な表現だけど)してると、もっといいのになー。
小林泰三のホラー・ミステリー短篇集。
表題作「肉食屋敷」は、ある実験により科学者が産み出してしまった生き物の話。
2作目「ジャンク」は、ウェスタン調の近未来。資源が枯渇し、死体が資源として使用されている世界の話。
3作目「妻への三通の告白」は、サイコもの。
4作目「獣の記憶」は、自分の中の凶悪な別人格に怯える男の話。
「肉食屋敷」はグロテスクな屋敷内部の雰囲気が良かった。
「ジャンク」は、この短篇集の中では、一番気に入っていて、
死んだ馬を使った人造馬などや、その修理の描写が楽しめた。
ただ、3作目、4作目は、ある程度オチもみえたし、途中経過も楽しめずイマイチ。
小林泰三は、どのテーマを書かせてもそれなりに面白いし、ちゃんとまとまってるんだけど、
そのちゃんとまとまってる部分がこじんまり感じてしまって物足りない。
上手く破綻(変な表現だけど)してると、もっといいのになー。
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