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「ボディ・メッセージ」安萬純一著:変な形に組み合わされた複数の切断死体・・・その意味は?? [本:ホラー&ミステリー]

ボディ・メッセージ

ボディ・メッセージ

  • 作者: 安萬 純一
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2010/10/09
  • メディア: 単行本

7.5点

東京創元社が主催する鮎川哲也賞、第30回受賞作品。

「一晩泊まるだけでいい」という不思議な依頼を受け、孤立したような屋敷に呼び出された探偵二人。
そこには、無口な家政婦、依頼主の女性、そして同業者の女探偵が滞在していた。
夜中に爆発音で目を覚ました探偵二人は、血の海と、切断され不思議な形に組み合わされた
4人の首無し遺体を発見する。
しかし、探偵社に戻り、警察と一緒に屋敷にもどると、血の海も遺体も消えていた・・・。
何故「探偵は必ず二人来るように」と指示されたのか?
何故探偵二人に遺体を目撃させる必要があったのか?
何故遺体を切断し、奇妙な形に組み合わせる必要があったのか?
何故、探偵たちに見せつけるようにした後、遺体は消えたのか?

死体が消えてしまった猟奇殺人事件を追う探偵達の前に、
次から次へと新たなる謎が展開され、戸惑う探偵たち。
そこに、日本人探偵・被砥功児が颯爽と登場!!

テンポがよく、謎が謎を呼ぶ展開も面白く、最期までグイグイ引っ張られるように読めた。
探偵達や他の登場人物も魅力があり、その描写も良い。
物語半ばで、物語の鍵となる謎の一つがわかってしまったけど、
それでも問題無く、物語を楽しめたのもいい。
提示された謎が、最期にはちゃんとまとまって、本格ミステリーとして、楽しめた一冊(^^)。
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