「諸怪志異 燕見鬼編」諸星大二郎著:中国を舞台にした伝奇コミック、ついに完結! [本:コミック]
7.5点
諸星大二郎の、中国伝奇物「諸怪志異」の総集編第三巻。
1巻・2巻(リンク先感想)は、術を使い妖怪などを退治する道士・五行先生と、
幽霊など通常見えないものが見える見鬼・阿鬼をメインキャラとした、読み切り短篇集。
3巻は五行に託された預言書を運ぶ、大人になった阿鬼(燕見鬼)を主人公に話が進む長編物。
何が凄いと思ったかというと、この連載、今から10年以上前の1999年に、
物語の終盤、ものすごい場所で終わってる事(^_^;)。
映画だったらラスト30分に差し掛かったぐらいでブツリ・・・って感じ。
その後2005年に続きが描かれているけど、これまた、これからクライマックスだ!ってな場所でブツリ。
で、この本で、最後の50ページが書き加えられ、やっと完結してました。
燕見鬼編は今回はじめて読んだので、私は問題無かったけど、
連載を読んでた人は待ちに待った完結ではないでしょうか?
ボリュームもすごく460Pほど、値段も1700円と高いですが、燕見鬼編の完結を待ち望んでいた人には、
それも気にならないかな??
私としては、諸星大二郎の描く摩訶不思議な世界観が好きなので、
ストーリー主体になると、話の展開がメインになり、その部分が弱くなってしまって、ちょっと残念。
これも面白かったけど、1冊目、2冊目の方が好みでした。
諸星大二郎の、中国伝奇物「諸怪志異」の総集編第三巻。
1巻・2巻(リンク先感想)は、術を使い妖怪などを退治する道士・五行先生と、
幽霊など通常見えないものが見える見鬼・阿鬼をメインキャラとした、読み切り短篇集。
3巻は五行に託された預言書を運ぶ、大人になった阿鬼(燕見鬼)を主人公に話が進む長編物。
何が凄いと思ったかというと、この連載、今から10年以上前の1999年に、
物語の終盤、ものすごい場所で終わってる事(^_^;)。
映画だったらラスト30分に差し掛かったぐらいでブツリ・・・って感じ。
その後2005年に続きが描かれているけど、これまた、これからクライマックスだ!ってな場所でブツリ。
で、この本で、最後の50ページが書き加えられ、やっと完結してました。
燕見鬼編は今回はじめて読んだので、私は問題無かったけど、
連載を読んでた人は待ちに待った完結ではないでしょうか?
ボリュームもすごく460Pほど、値段も1700円と高いですが、燕見鬼編の完結を待ち望んでいた人には、
それも気にならないかな??
私としては、諸星大二郎の描く摩訶不思議な世界観が好きなので、
ストーリー主体になると、話の展開がメインになり、その部分が弱くなってしまって、ちょっと残念。
これも面白かったけど、1冊目、2冊目の方が好みでした。
ついに完結ですか!
是非入手したいと思うのですが1700円と言う値段がネックですね。
カミさんにばれたら何を言われるか、と思うと・・・(笑
ボリュームがあるそうなので「こっそり買って隠しておく」のも難しそうですし、
こうなって来ると“スケベぃな本やビデオ”と同じ扱いです(笑
で、「腹の上の石」のハナシは載ってましたか?
by コステロ (2011-09-06 11:55)
コステロさん
読んでたコステロさんにとっては、待ちに待ってた一冊でしょうね♪
でも、それがスケべぃな本やビデオと同じ扱いになっちゃうとは(笑)。
「腹の上の石」の話も、載ってましたよ~!
でも、挫折した男たちがわりとおいしい目を・・・という考えには、
全く至りませんでした(笑)。
良いように騙されちゃった男って可哀想~って感じ。
この辺性別の差でしょうか(笑)。
by choko (2011-09-06 13:28)
あのハナシに関しては、『燕見鬼編』じゃなかったら
「騙されたコトを悟りつつも、想いを真摯に伝え死んでゆく男。
それに心を打たれ毒気を抜かれ、以後おとなしくなる女怪」
なんてオチになったりもするのかなぁ、などと思いましたね。
by NO NAME (2011-09-07 07:22)
コステロさん(ですよね?)
そのオチありそうですね~!!
「燕見鬼編」の展開だと、騙された男があまりにもまぬけで可哀想(^^;)。
今回、燕見鬼が悪者を退治するという話だったからこそのオチで、
コステロさんの書いたオチの方が、諸星大二郎らしい気がします。
by choko (2011-09-07 18:49)