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「グレートジャーニー人類400万年の旅」1巻~7巻 [本ノンフィクション:冒険・登山、遭難]

人類400万年の旅―南米編〈1〉 (グレートジャーニー)

人類400万年の旅―南米編〈1〉 (グレートジャーニー)

  • 作者: 関野 吉晴
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 1995/04
  • メディア: 大型本


文庫版「グレートジャーニー 人類5万キロの旅 1 (角川文庫)」も出ているようです。

数百年前、アフリカから始まった人類の軌跡を、反対からなぞろうという壮大な旅「グレートジャーニー」。
フジテレビで、この旅について以前放送してた。

全8巻の内、まず4巻まで読んでみた。
1・2巻-南米
3巻-中・北米
4巻アラスカ
という内容。

図書館で借りる時、ページ数が一冊100p前後と少ないので、すぐ読めると4冊まとめて借りて大失敗。
写真メインの図鑑のような本で、一冊一冊が重いっ( ̄□ ̄;)!!!
2/3ぐらいがカラー写真、残りが旅の紀行文というのは、
同著者による「インカの末裔と暮らす」(リンク先感想)と同じ。
ただ、「インカの末裔と暮らす」がケロ村という1つの村についてのみ書かれているのと違い、
こちらは、どんどん場所が移動する。

南米最南端の島から、パタゴニアをぬけ、アンデス山脈、アマゾン・・という風に。
そのため、非常にあっさり、悪く言えば物足りない、説明不足という印象が強い。
以前フジテレビで放送された「グレートジャーニー」を見た時も同じ事を思った。
駆け足で旅のルートを辿っているように見えてしまう。
本当は、かなり時間がかかってる場所もあるらしいし、途中立ち寄った村々での、
いろいろなエピソードもあるのだが、ちょっと触れられているだけというのも多く、
バタバタと場面が変わって行くのを傍観している気分になってしまうことが多かった。

全部が全部そういう印象ではないけど、じっくり書いてある部分が少ない。
1巻最初のほうの、パタゴニアの雪原を抜ける時の、命の危険を感じるような緊迫感とか、
それだけでたくさん書けそうなんだけど、あっさり。
それでも、ここの記述は長い方。
アラスカを扱った4巻で一番印象に残った文章は、
「-10度以上になると、熱くて犬も(犬ぞりを使っている)疲れやすい」だった。
-10度以下がデフォルトってすごいなーーー(^^;)。

※2・3巻、感想をメモしてなかった。
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で、以下が5~7巻を読んだ感想。

5巻は、シベリア。
殺したばかりのトナカイの脳と目玉を生で食べちゃうシーンにびっくり。
でも記述は、数行・・・・食エッセイストなら、これだけで一章使っちゃうよ(^^;)。
雪原で、アザラシなどを解体した跡は、雪の上の血が生々しい。
ここで生活している人は、こういうのが普通なんだろうなぁと思うと、カルチャーギャップも感じる。

6巻もシベリアからモンゴルへ。
トナカイのソリってサンタクロースでとってもメジャーなのに、実際使っている話は、
この本で始めて読んだかも。
4巻・5巻は犬ぞりで移動していたので、植村直己の犬ぞりの話を思い出しつつ読んだけど
(植村直己の本の方が犬ぞりに関しては詳しい)、トナカイの引くソリの話は新鮮。
馬に乗るみたいにトナカイに乗っている写真もあった。

7巻はゴビ・チベット・ヒマラヤ
今度はラクダで移動。モンゴルの紀行文はいくつか読んでいるので、あまり新鮮味はなかった。
6巻だったか7巻だったかの、巻末についている対談が面白かったんだけど、
どっちの本か忘れた(^^;)こういう時、確認できないのは、図書館から借りるデメリットだな~。

ほんと、すごい体験をしてるのに、それに関しての記述が詳しくないのが残念。
あーー、勿体無い勿体無い、もっと詳しく知りたい!と思いつつ読んだ。
カラー写真が多いのは良かったけど。

かなり前に書いた感想のサルベージです。
後一巻なのに、8巻何で読んでないんだろ?ヽ(゚◇。)ノ?
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コステロ

読んだその都度感想メモを取っておくと後々便利ですね。

・・・で、今回は「一日おき更新」をキープするためのサルベージと見ましたが?(笑

by コステロ (2011-09-08 07:26) 

choko

コステロさん

メモとってると後々便利なのは確かなのですが、
最近はメモとってないと、読んだのですら忘れるのが大問題です(-_-;)。

>「一日おき更新」をキープ
いや、すでに初っ端、9月1日・2日の時点で失敗してます(笑)。
目的達成の時点で、気力がどっかに(^^;)。
単に、書店で文庫本版を見かけたので、サルベージしようかなーと。
下書きで放置してるのものすごくあるので、
少しずつサルベージしようとも思ってたのですが。
by choko (2011-09-08 15:55) 

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