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「知識ゼロからの西洋絵画入門」山田五郎著:画家のエピソードが満載で面白い♪ [本:歴史]

知識ゼロからの西洋絵画入門

知識ゼロからの西洋絵画入門

  • 作者: 山田 五郎
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 単行本
7.5点

先日読んだすごく似たタイトルの本「知識ゼロからの西洋絵画史入門」(リンク先感想)が
とても面白かったので、同じ著者、タレント・評論家の山田五郎の、
もう一冊の西洋絵画の本も読んでみました。

先日読んだ本は、西洋絵画史入門で、ゴシック、バロック、印象派、象徴派・・・など、
イメージしにくい絵画の派の特徴を、わかりやすい例えと、その派を代表する絵の解説を使って、
面白く解説してくれた本。

こちらは、ゴッホ、ミレー、ミレイ、モネ、マネ・・・etcと有名な画家を、1枚の絵をピックアップして、
解説すると共に、その特徴や性格、エピソードなどと一緒に紹介してくれた本。

青い幻想的なイメージから、何となく薄幸そうなイメージだったシャガールが、
ナチスドイツに追われたりはしたけど、奥さんとラブラブで「幸せっ!絶頂!」って絵を描いてた事や
(見た限りそう思えないんだけど・・・(^^;))、金ピカで妖艶な絵から、
キザでスタイリッシュな人かと思っていたクリムトが、実は職人気質で、工芸と芸術の融合を
目指していた(ユーゲントシュティル)なんて話も面白かった。
金ピカが日本の金屏風などからの影響というのも知らなかったし。
ルソーの絵は、不思議なバランスの絵だと思っていたけど、本当にヘタウマだったというのにも笑った。
でも、そのヘタウマさが他の画家に受け、開いた個展にほとんど人が来なくても、
ピカソ達が「ルソーを讃える夕べ」を開いたりしてたらしい。

画家一人に対し、紹介している絵も一枚(補足で小さく他の絵が掲載されていることもあるけど)で、
物足りないかな?と思ってたら、全くそんなことはなく、すごく楽しく読めた♪

「知識ゼロからの西洋絵画入門」「知識ゼロからの西洋絵画史入門」、
どちらもすごく面白く、楽しんで読めるので、合わせて読むのがお勧めです(^-^)ノ。

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