SSブログ

「オーストラリア人のまっかなホント」ジョゼフ・ケネス・ハント著:アメリカ人と似ているようでかなり違う [本ノンフィクションいろいろ]

オーストラリア人のまっかなホント

オーストラリア人のまっかなホント

  • 作者: ジョゼフ・ケネス・ハント
  • 出版社/メーカー: マクミランランゲージハウス
  • 発売日: 2000/04
  • メディア: 単行本
7点

各国の特徴を面白おかしく、紹介してくれる「まっかなホント」シリーズ。
楽しめるし、知らなかったよ!って内容も多いので、いろいろ読んでます。
今まで読んだ「まっかなホント」シリーズ一覧はこちら

南半球の大陸、オーストラリアに住む人々。
アメリカ、カナダなどと同じく、イギリスからの移民がメインで作られた国。
しかし、最初は流刑地だった。
原住民はアボリジニ。
カンガルー、コアラ、牛。
食べ物はBBQ。
グレートバリアリーフなど、素晴らしい自然がある。
まぁ、メインのイメージはこんな感じ。

オーストラリア独自の有袋類はともかく、イメージ的にはアメリカ、それも自然が厳しい
田舎のアメリカに近かったんだけど、それは遠くは無かったけど、近くも無かった。

アメリカと似ていると思ったのは、自分の国以外のことは、あまり感心が無いこと。
また、BBQが大好きな事。

ただ、イギリスの流刑地で、イギリスとの関係が深いが、トータルで見ると
オーストラリアは、いろいろな国の移民が集まっている。
アメリカも移民が集まった国だけど、「それぞれの出身国ごとに常識は違う」というのを、
アメリカより認めているらしい。
だから、人が何をしようが、あまり気にしない。
個性的で、自分が楽しいのが一番!

また、オーストラリア人は、無謀な夢、勝てない相手、政府などの権力に果敢に挑むことを好み、
とても応援する。
でも、挑む姿は好きでも、成功してしまえば、それは敵。
成金などは、嫌われる。

また、犯罪者でも動機が誠実で、一般人が標的でなければ、尊敬や名誉を集めるという。
違法であれ、権力に楯突いたりする行為もそうだ。

日本の捕鯨船に対するシーシェパードの妨害工作を、オーストラリア人が指示しているのは、
この辺が大きいのかもと思った。

法に関しても、かなり認識は甘く、交通法規を破るくらいは全然問題なし、
でも事故を起こした途端犯罪者として見られる・・というのも、大らかと言えば大らか。

家への執着が強いのは、イギリスっぽいが、その理由については「不可解だ」としか書いていない
(イギリスの場合、住む住所や家で、社会的地位が判断されたりするが、
オーストラリアはどちらかと言えば総中流)。

また自然は思った以上に過酷。
外で物を食べるなら、蠅の襲来で食べ物が真っ黒に見えるようになるのは当たり前、
蠅を追い払う為、座ってなんて食べていられない、
ブッシュは毒蛇、毒蜘蛛、サソリなど危険な生き物がいっぱい。
それでも子供の頃から、そこで遊ぶので本能的に危険な場所は避けて通れるようになるらしい。
郊外でのBBQは、毒蛇など危険がいっぱいのブッシュでの、薪拾いから始まるサバイバル。
外国人は避けた方が無難だとか。

この本で書かれているオーストラリア人は、過酷な自然の中で生活し
(夏暑い地域は40度近くにもなる)、個性的で細かいことは気にせず、
ギャンブルやビールやBBQで、人生を楽しむ事が一番!
ってイメージ。

「まっかなホント」シリーズの中では、あっさりさっくりと特徴が紹介してあるので
(家のところでもそうだったが、「何故そうなのかオーストラリア人にもわからない」というのがちらほら)、
ちょっと物足りない感があった。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。