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「おいしいパンをめし上がれ!」田中 つかさ作画:カリスマ主婦の型破り開店術実録物。とにかく古い! [本:コミック]

おいしいパンを召しあがれ! (マンサンコミックス)

おいしいパンを召しあがれ! (マンサンコミックス)

  • 作者: 田中 つかさ
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2011/02/26
  • メディア: コミック
4点

東京都目黒区にある「ワルン・ロティ」という、国産小麦&自家製酵母のパンのお店。
素朴で味わい深いパンは、評判も良いようです。
このお店は、全く素人だった主婦が開店したパン屋で、この本は、「ワルン・ロティ」を舞台に、
何も知らなかった主婦が、強い情熱でパン屋を開店させ成功するまでを描いたドキュメンタリー漫画。

で、ストーリーがどうかとか言う以前に、漫画自体のセンスが恐ろしく古いです。
もっとオシャレで、今風な感じだったら、楽しめたかもしれないけど、
セリフもサブキャラも古めかしく誇張され、全体的にベタ過ぎ。
それが味になってればいいけど、この作品の場合、すごく陳腐に感じられてダメダメ。

パン作りに関しても、表面をなぞっただけなので、実際、パン作りをする時に参考になるような、
細かい情報は少なく、参考になるのは作り方ではなく、「情熱を持って頑張るのが大事」って事だけ。
週刊サンデー(漫画サンデー)に連載されていたのもあってか、パン作りをするような人(主に女性)向けではなく、
これから大人になる少年達に「頑張れば夢はかなう!」を学習漫画のようなセンスで、
伝えるような内容。

※追記:週刊少年サンデーではなく、「漫画サンデー」でした(ご指摘ありがとです♪)。
この古くてベタなセンスは、「漫画サンデー」っぽいのかな?
学習漫画みたいなんだけど、大人向けなんですね~。

このお店のファンで、お店に関して少しでも知りたいというなら違うかもしれないけど、
普通の大人が買っても楽しくないと思います。
素材が良かったとしても、調理する側(漫画)がダメだと、駄作になるのが実感できる、
奇食ハンター」を思い出してしまった(^_^;)。
外れ。
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コメント 2

コステロ

添付画像の表紙絵と出版社等のデータ、
その上でちょこさんの本文を読み進めて行って、
「なんかおかしいな?」と思い、チェックしてみたら
どうやらこの作品が連載されていたのは
『週刊少年サンデー』ではなく『漫画サンデー』のようですね。

同誌の代表的な掲載作に『静かなるドン』がありますが、
それしか知りませんし、実際に読んだこともありません(笑

昔はわりとビッグネームが描いたりしてたみたいですケド、
個人的には「B級劇画誌」のイメージがあります。
その点を踏まえてみれば『おいしいパンを~』も
「さもありなん」と言う感じになるのではないでしょうか?(笑
by コステロ (2012-03-15 11:39) 

choko

コステロさん

ほんとだ、確認したら「漫画サンデー」でした(^^;)。

そうすると、この古くてベタな演出は、漫画サンデー読者には
向いてるってことなのかな?
なんとなく「おじさん向けな雑誌」のイメージがあります。

指摘ありがとです♪
by choko (2012-03-15 12:09) 

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