「FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE 10巻発売!」太田垣 康男原作:ついに完結! [本:コミック]
FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE(10)(完) (ヤングガンガンコミックス)
- 作者: 太田垣 康男
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2012/10/30
- メディア: コミック
世界が2つの勢力に分かれ、戦争する近未来。
ヴァンツァーというロボットに乗り込み兵士たちが死闘を繰り広げる戦場を、
最前戦で取材し、その映像を世界に配信するカメラマン犬塚研一。
彼が送り出す映像には、情け容赦なく奪われる人々の命、生と死が紙一重の状態で繰り広げられる
人間ドラマ、そして兵士たちの恐怖や狂気、生きる為の足掻きなど、リアルな戦場が映しだされていた。
戦争の無常さ、狂気、悲しみ、それらを鋭く描き出した
「フロントミッション ドッグライフ&ドッグスタイル」がついに完結!
1~5巻までの感想はこちら。
8巻の感想はこちら。
9巻の感想はこちら。
10巻は、5巻後半から続く「羊飼い」の章の、そしてこの物語全体の最終章。
兵士を必ず生きて戦場から帰還させる「羊飼い」と呼ばれる男。
そのカリスマ性に率いられ、戦局を一変させるほどの重要な作戦、しかしそれ故無謀で困難と
思われた闘いの中、生き延びた兵士たちは、一つにまとまり、羊から狼に変貌する。
「羊飼い」常木櫂が、この作戦に参加した真の目的は、敵国軍のエースとして
戦う弟「新」を連れ帰る事だった。
しかし、恐怖を感じない兵士として洗脳された新は、兄である櫂を認識できず、
命がけで救出に来てくれた櫂に牙を剥く。
兄弟の対決は、どういう結末を迎えるのか?
そして、戦局を一変させる作戦の結果は?
ついに、完結!!
終わってしまって悲しいような、でも「羊飼い」はすごく面白い章だったので、
盛り上がってるこの章で終わって正解だったような、そんな複雑な気持ち。
戦争の狂気、そして恐ろしさが、「存在感が無い事が武器」のカメラマン犬塚研一を通して
伝わってくる内容でした。
兄弟対決は、迫力がある中に悲しさが溢れ、作戦終結に向けての緊迫感もあり、
その後の余韻も充分で、最終巻らしい、充実した内容になってました!
「羊飼い」の章はとても面白かったし、この章だけ読んでも楽しめると思うけど、
キーマンでもある犬塚研一についても知って欲しいし、完結もしたので、
読むなら是非最初の巻からどうぞ(^-^)ノ。
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