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「世界しあわせ紀行」エリック・ワイナー著:本当のしあわせとは何か?を各国を周りながらユーモラスにそして鋭く描いた紀行。面白いっ!! [本ノンフィクションいろいろ]

世界しあわせ紀行

世界しあわせ紀行

  • 作者: エリック・ワイナ―
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/10/24
  • メディア: 単行本
8.5点

つかみどころの無い、そして個人によっても大きく感じ方が違う「しあわせ」について、
幸福度の高いオランダやスイス、最も不幸と思われる「モルドバ」、
お金があれば幸せになれるのかと「カタール」・・・10カ国を巡って、探求した本。

「紀行」となっているように、各国の滞在期間は2週間など、それほど長くなく、
「しっかり研究した学術書」ではないが、短い取材期間の中で語られる著者の考察が、
彼の幅広い知識と見識に裏付けされ、ついでにユーモラスな独断も混じり、
とっても楽しめ、また「しあわせ」について考えさせられた一冊。
目からウロコな内容もいろいろ。
視点をちょっと変えただけで、失敗は幸福へ、幸福は不幸へと変わるのもわかる。

ちなみに、日本は先進国の中では「幸福度6.5」とかなり低い方
(幸福度は、貧しい国・豊かな国に関わらず、極一部の例外を除きほとんどが5~8の範囲)。

最初は、「世界幸福データベース」を設定している、すなわち「幸福を数値化しよう」という
試みがなされているオランダへ。
「幸福を数値化する」という試みは、著者に、
「民主主義が独裁政権よりしあわせとは限らない、気候が良ければしあわせとは限らない
(北欧は幸福度の高い国が多い)」等、いろいろな幸福の捉え方は与えたが、
「世界で一番しあわせな国はどこか」答えは与えてくれなかった。
この章では、哲学者や著名な人の言葉などを引用、宗教の影響なども考察し、
「しあわせ」の定義の難しさも語られている。

面白かったのは、現代人は誰もが「学問的研究の成果」に興味を持っているという話で、
ニュースでは最初と最後に「最新の研究では・・・が明らかになりました」をつければ
視聴者の興味をひけるというもの。
その後に、ちょっと辛辣に「特に自分の癖を正当化するもの」(「頭の良い人ほど机の上を
散らかす事が明らかになりました」などの例えが)への興味は特に高いと結んでいる。
いやー、これ、わかりますね~(^^;)。
自分でも、自分に有利な研究結果が発表されれば肯定するし、逆にそうじゃないと、
「そんなの一つの研究結果だし」とか思っちゃうし。
こういう、ユーモラスに、そしてチクリと現代社会を風刺する内容が、
全体に散りばめられていて、それもこの本の魅力となっています。

また、オランダは、幸福度が高い国(7.6)で、その理由を、マリファナも安楽死も認めている(そして
デメリットがあるようなことにすら受け入れる)、オランダ人の寛容性にあるのではないかと考察している。
幸福データベースでも、「寛容な人ほど幸福度は高い」と出ているらしいし、
些細なことでグチグチ言っている人と、たいていの事は受け入れてしまう人を比較しても、
それはすごく納得できる。

昔遭遇した「あるトラブル時」に、それをうまくやり過ごしたスイス人夫婦から感じた、
喜びは感じられない静かな満足感(書いてはいなかったが、著者が同じ立場だったら、
盛大な満足感と自己肯定と喜びがあった気がする)。
幸福の定義の一つが「幸福とは不幸の欠如」が本当なら「スイス人は
幸福であるのが当たり前」だが、喜びが必要なら、それは謎のままだ・・ということで、
スイスを訪れた著者。

スイス人の興味深い特徴を紹介しつつ語られるスイス人の高い幸福度(幸福度8)は、
規則の多い生活と、狭い社会である為の監視(車が汚れていれば「洗うように」と忠告の
張り紙がされる)、しかし、それに伴う「社会の信頼感の強さ」、そして「自然」
(多くのスイス人がそう答えるらしい)から来ていると考察する。
そして、スイス人の幸福は、単なる満足よりは高く、100%の喜び以下のもの、
掃除機をかけている、古いCDを聴いたなど、日常のちょっとした時に感じられる、
地に足がついた喜びだと言及している。

「嫉妬心を持たない。また他人に嫉妬心を持たせないように目立たないように振る舞う」
「出る杭は打たれる」、「成金が富を見せびらかすのはみっともない」等、
アメリカで「負け犬」に向けられる視線が、スイスでは「にわか成金」に向けられるという、
アメリカとは対極な価値観が面白かった。

また、自殺が禁止されている「ローマカトリック」圏の自殺率が低いのが、幸福度と結びつかないように、
スイスの自殺率の高さが幸福度とは関係ないとも考察している。

3章で取り上げられているのは国民総幸福量を掲げている「ブータン」。
犯罪率が低く、ちょっとした軽犯罪でもニュースになり、教育と健康診断の無償提供、
僧侶の数が兵士より多く、軍は酒の製造に力を入れている。

この国でのインタビューで、しあわせな理由が「現実的でない望みを抱かなかった事」と聞き、
アメリカの「希望を高く持つ事が、しあわせを追求することだ」という価値観と対比させる著者。

「生きる事は試練である」とする仏教的な思想と、
「自分自身の達成したことを人は高く評価しがちだが、それは取るに足らない事、
逆に辛い事も同じ(とるに足らない)」と考える事の融合により、心の平安を得られるという。
ブータン人が幸福なのは「身の程をわきまえ、足るを知ること」だという。

では、物が溢れる豊かな社会で、それができるだろうか・・と著者は考える。
働いて、お金を稼ぐ事が有意義なことへとつながる社会では、
生産性の無い「何もしないことは罪悪感」につながる。
しかし、ブータン人は、何も特別なことをせず、日がな一日を過ごすのを悪しとはしていない。
またスイスと同じく、信頼関係、特に隣人との信頼関係が幸福度に大きな影響をブータンの人が
考えており、またある研究結果でも健康や収入ではなく、信頼関係が幸福度を
決定する最も大きな要因だと出ているとも書いている。


またブータンでは、国王が民主主義を導入しようとしていることに対して、「汚職や暴力がはびこる」と、
ネパールやインドなどの実情を知って反対している人がいることも興味深かった(現在、
議会制民主主義が導入されましたが)。

ただ、英語が通じる国に比べると、「しあわせ紀行」というより「旅行記的」な
側面が強くなってしまうのは残念。

4章は、お金がうなるほどあるカタール。
男性は結婚すると土地が貰え、無利息の家用のお金が借りられ、月額7000ドル(56万円)の
手当まで出る。
税金は無く、医療も教育も無料。

命題は「お金があればしあわせなのか」だ。
しかし、話はそう単純ではなかった。
カタールの空港で、ホテルで、飲食店で・・・働いている人は、全て外国人。
カタールにいる人口の80%が外国人なんだそうだ。
そして、どんな職業でも外国人労働者は、カタール人にとっては「使用人」。

カタールにいるのに、カタール人となかなか接触できないなんて、そっちの方に驚き!
イスラム教の戒律というデリケートな問題もあり、カタール人にインタビューするのすら困難な事態。
また、この国には豊かな国になら必ずある「セブンイレブン」(というのにも驚いた)が無いという。
何故なら、カタール人は、自分で買い物をせず、買い物をするのが使用人な為、
その便利さを必要としていないから・・・だとか(ほぉ~!w(゚o゚)w)。
また、授業で「環境にやさしい洗剤」などを説明しても、カタール人は自分で洗濯をしたことがないので、
「環境にやさしい」だけでなく「洗剤」という言葉もピンと来ないらしい。

国土の98%が砂漠のカタール。
ここ数十年で突然お金がうなる国になったが、それまでは生きるだけで大変だったカタールは、
特有の料理も、文字も芸術も無く、強いて言えば「文化が無い」。
最初、「文化が無いわけがないっ!」とその言葉に反発した著者だが、
カタールの博物館に行って、それを実感する。
有り余るお金で、海外の芸術品を買いあさってはいるが、国特有の文化は無く、
都市が「空港のロビー」のようだと評する。

この章では、カタールの興味深い特徴を知ることはできたが、
「しあわせ」に関して、カタール人からの有益なインタビューはとれず(イスラム教の話になってしまう)、
宝くじに当たった者の、幸福度の変化、その快楽が当たり前になれば以前ほど楽しめなくなる
「満足の踏み車」、「何かを強く欲しても、いったん手に入れてしまえば喜びはほとんど得られない」
(すごくよくわかる(^^;))などのエピソードや、著者の見解が中心。

5章はアイスランド。
国家が破綻した国だけど、幸福度は8.2とかなり高い。
ここは、以前「アイスランド人のまっかなホント」を読んでいたのもあって、
その補足的な側面もあり、とても楽しく読めた。

以前、「まっかなホントシリーズ」だったか、別の本だったかで、アイスランド人は、
思い立ったらすぐ事業を起こし(周囲から見れば絶対無謀な事でも)失敗する人が多いというのを
読んだ事がある。
「あまり考えない国民なのか?チャレンジ精神が旺盛なのか?」とか思っていたんだけど、
それはこの国の、「失敗を悪いこととはみなさない。逆に失敗を名誉とみなす」という風潮にあるようだ。

失敗しても平気(何度でもやりなおせる)、転職も興味があれば異業種に転職する
(全く傾向の違う職歴を持つ人が多い)、失業しても福祉が厚い国なので安心、
バイキングの子孫としての誇りを持ち、国民全員が詩人であり、自国の言語を愛する
(「幸福は客観的分析ではなく、想像力の極地」という説がある)、この辺が、
幸福度の高い理由なのか?

アメリカも再チャレンジの国だけど、最近は失業すれば保険を失い、次の転職先も見つかりにくく・・・
と再チャレンジしにくい国になっていると著者は思う。

また白夜があるこの国。
寒い国では1人では生きられず、他人との協調、互助が絶対必要だ。
互助は愛情の母であり、最初は自分の為であっても、最後は、他人の為に何かすることが、
見返りを期待しない無償の行為、当たり前の行為、「愛」となると著者は考える。
北欧の国の幸福度が高いのは、その辺があるのかもしれない。
後に出てくる幸福度5を切った極稀な不幸な国「モルドバ」は、この部分が全く欠けているし。

また「嫉妬しない」という点で、スイスとは似ているが、スイス人は「嫉妬される原因を表に出さない」
のに対し、アイスランド人は「共有」することで「嫉妬」という感情を消しているという。
そして憂鬱な気分さえ「親しんでしまう」「憂鬱もたまにはいい」と受け入れるたくましさ。

第6章は不幸な国「モルドバ」。
旧ソビエト連邦に属していたこの国は、幸福度が5を切る、稀有な国。

この国では民主主義になったことを喜ばない人も多い。
社会主義から民主主義になり、自由になったが、「自由」を知らなければ「自由」を求めなかった為、
社会主義時代を不幸と感じなかった、安定したソ連の生活を懐かしむ人も多いというのは、
以前テレビでも見た。
特に、解体時にある程度年齢が行っていた人たちは、時代の流れにも乗れず、
改革は苦難でしか無かったというのもわかる(頑張って働いて年金が貰えると思っていたのが、
貰える年齢になったらその制度が突然廃止されたようなもの・・・・って、自分達にもありそうだな~(^^;))。
幸福度が高い人々が民主主義を選ぶ事が多いだけで、民主主義が人々を幸せにする
わけではないというのは、旧ソ連の国々で民主主義になり、幸福度が下がった国も
あるというのからもわかるし、独裁政権も同じように絶対悪ではない。

この国では、民主主義とは名ばかりで、汚職と賄賂が蔓延し、人々は、他人、隣人どころか、
身内ですら信用しない。
アパートの水道管をみんなでお金を出し合って直すなど、自分にメリットがあることを持ちかけられても
協力しない。
状況を改善することを、端から諦めてしまっているのだ。
また、他者を救うことが自分を幸せにするという気持ちも信じていないという。
蔓延する嫉妬。それも向上心には繋がらない不毛な嫉妬だけがはびこる国。
互いに挨拶もせず、人々の顔には笑顔も無い。

そして、元々ルーマニアに属していたこの地域の人々は、「モルドバ人」であるという、
アイデンティティも誇りも無い。
「モルドバ」は建国に大失敗した国だという。
ルーマニア人からは、ロシア人と呼ばれ、ロシア人からはルーマニア人と呼ばれ、
言葉はルーマニアと差異がほとんど無く、宙ぶらりん。

著者は日本に数年間滞在していた事もあるようだが、日本はあまり合わなかったのがわかる
記述がちょくちょくある。
でも、この国に来て、「ありがとうございます」「失礼します」・・・etc、日本で辟易していた表面だけの
薄っぺらい挨拶の大切さを実感したらしい(笑)。

また、幸福は相対的なもので、全体が貧しい国よりも、先進国の貧しい人の方が、
住む家があり、テレビがあるなど、貧困国の貧しい人々より、恵まれた環境にいたとしても
不幸に感じる度合いが高い。
モルドバの生活は、金銭的にも厳しいが、それが不幸につながっているのは、
近隣に豊かなヨーロッパ諸国がある為、自分たちをドイツ人やイタリア人と比較する為、
周囲も貧困国であるアフリカなどより、幸福度が下がりがちというのもわかる気がする。

気分が滅入るモルドバの記事だが、著者が滞在していたロシア人老女との、
ほんとうにさりげない、ちょっとだけの心のふれあいが、心を癒す。

第7章、ほほ笑みの国「タイ」(幸福度6.6)では、考えない事が幸せにつながっているという。
思慮深さを美徳とする西洋の人にとって、タイで暮らす時、
タイ人達が頻繁に口にする「マイペンライ」(「気にするのはやめて、うまく生きよう」)は、
慣れるか、頭がおかしくなるかのどちらかだという(笑)。

タイ人は自己啓蒙本を買ったり、問題についてとことん議論することはない。
長年自分を深く省みる努力をして、それで何が得られたのか・・と疑問に思う著者は、
自分も「マイペンライ」と思えればと願うが、何かを放置しておくのは耐えられないだろうと、
自己分析もする。

タイ人やイヌイットは「考えることに懐疑的」な文化だと著者は言う。
イヌイットの言葉に「幸せな人々というのは考える動機がない。彼らは生きることについて疑問を持たず、
ただ生きている」というのがあるという。

またタイ人は、「冷静な心」を美徳とし、冷静さを失う事、怒ることを恥ずべき事としている。
だから滅多に怒らない。
しかし、怒った時はアクセル全開になるので、殺人・暴力事件が多いとも。

また「何事も楽しくなければ」という考えも持っている。
仕事も楽しく、人が転んだら助け起こしながらも、その人を見て笑う、芝刈りだって楽しむし、
楽しくなければやる価値がないとも。

大きな不幸でも、洪水でも災害でも、タイ人が他人や、政府などの責任を追求することなく
受け入れるのは、その宗教観も大きいのかもしれない。
現世がダメでも来世に・・・というタイ人の考え方は、最初に知った時は違和感を感じたが、
今はそういう考え方もあるなーとも思える。
タイ人は運命を操れないと思っている。
だから、物事を重く考えず、人生を楽しむ。

第9章、イギリス(幸福度7.1)では、幸福なことを表面に出さない。
「自分が幸福であるなら、それを出さずに、他の人と一緒に不平をこぼしなさい」だそうだ。
先進国の中では幸福度があまり高くないイギリスでも、日本よりは高い。
イギリスとアメリカは、元は同じ国だったとしても大きく違う。
イギリス人にとって「アメリカ人になりすぎる」「アメリカ的に少しでもなる」というのは、
考え得る限り最悪の事態だそうだ(^_^;)。
イギリス人は、アメリカ人が飛びつく「自己啓蒙本」は子供だましだと言って買わない。
もし買うとしたら「自分は大丈夫じゃない。でも他人はもっと大丈夫じゃない」というタイトルだという
風刺は、イギリス人の気質をよく現しているのかもしれない。
イギリス人は人生は耐えるもの、切り抜けるものだと思っている。
「最大多数の幸福」、功利主義を唱えたベンサムはイギリス人。
国民の大多数を幸せにする事は、逆に少数派を切り捨てることにもなると著者は言う。
この辺は、難しいけど、イギリス政府は、この功利主義的な傾向があるという。

さて、著者がイギリスを訪れたのは、地域のイメージが悪く、住んでいる人達の幸福度も低い「スラウ」
(泥でぬかるんだ土地という意味)の住民達の一部に、幸福学の専門家が指導し、
その指導された住民たちの幸福度をあげ、それが連鎖反応的に周囲を幸せにするという、
テレビ番組の大規模な実験のその後を追うためである。
その実験で、「スラウ」に住む人達の幸福度はあがったのかの追跡調査である。
ここでは、向き不向きはあるだろうけど、幸せ度をあげるためのいろいろな方法なども語られている。

9章はインド。
インドでは「アシュラム」という修行施設に3日ほど滞在する話がメイン。

インド人が矛盾したことを受け入れてしまうことについても触れている。
「誠実でありながら、いかさま師でもある」というのは、著者にとっては受け入れがたいが(私もだ)、
インド人は、それも有り得ると言う。
高尚なことを言っているグルが、お金儲けに奔走していても、インド人は、それも認める。
オウムの麻原彰晃も、インドなら受け入れられるのかもしれない。
「インドでは全て正しくて、その逆も正しい」とか。
この辺は、以前読んだインドの本で、触れられていたような記憶があるんだけど、朧気。

また手厚く保護されているカリフォルニアのホームレスより、インドのカルカッタのホームレスの方が
幸福度が高かったという結果も載っている。
インドでは「ホームレス(家族がいない)」ではなく、「ハウスレス(家がない)」であり、
社会とのつながりが深い事、また貧しいのは運命、前世のせいと考えられているインドと、
貧しいのは自己責任と追求されるアメリカとの違いもあるのかと考察している。

最後は著者の母国アメリカ。

彼は、幸せを求めて、マイアミに移住する。
物質的に恵まれているアメリカの幸福度は7.4。
世界で23番目の幸福度だそうだ。

アメリカは1950年に比べて3倍豊かになったが、幸福度はあがっていないという。
離婚率は2倍、暴力犯罪は4倍、精神衛生上の問題の発生率も上がっている。
稼ぐために仕事をし、家族や隣人との触れ合う時間は減り、「所有すれば幸せになれる」と
思ったものを次々と所有できるが、それは自分を幸せにしてくれないと知り、失望する。

著者は、幸せを求めてマイアミに引越し、そこに慣れ親しむ為に努力もしたが、幸福にはなれなかった。
幸福を求めて、アメリカ国内を転居する人は多いという。

エピローグは、幸せへの道は一つではない事、そして同じ要素でも、
人を不幸にしたり幸せにしたりすることが、簡潔にまとめられている。
「アイスランドは幸せたる資格が無いのに幸せだ」という文にはちょっと笑ってしまったけど(^^;)。
そして、著者が最後に書いているように、幸せの形がいろいろあることは、少し自分を幸せにしてくれた、
幸せな思考ができるようにしてくれたとも思う。

同じ事でも、不幸に感じるか、幸せに感じるか、辛いことでも、それを嘆き周囲へ恨みを募らせるのか、
辛さの中から、良い所を拾い上げるのか、1人1人違うのは知っていたけど、それ以上に
「しあわせ」の捉え方は広いということが、この本を読んでわかった。
お勧め(^-^)ノ!
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