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「夏目友人帳」緑川 ゆき著:じんわり優しい雰囲気がいいけど、奥行きが無い・・・。 [本:コミック]

夏目友人帳 (1) (花とゆめCOMICS (2842))

夏目友人帳 (1) (花とゆめCOMICS (2842))

  • 作者: 緑川 ゆき
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日:
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2005/10/05
  • メディア: コミック
7点

アニメ化もされ、話題になった作品。
コンビニで1巻を立ち読みして面白かったので、大人買い。
現在15巻まで出てます。

子供の頃、両親を亡くし、普通の人には見えない妖怪が見えてしまう能力の為、
その挙動不審な行動から孤立していた夏目。
親戚をたらい回しになっていた夏目を、受け入れてくれた遠縁の親戚。
高校生の夏目はやっと落ち着いた生活を手に入れたが、ある日、同じような能力を持っていた
祖母レイコの「友人帳」を見つける。
レイコと勝負して、負けた妖怪達の名前が綴られている友人帳は、
その友人帳に名前が載っている妖怪達を、意のままに操る事ができるという。
夏目は、妖怪達に名前を返そうと思い立つ。
その「友人帳」を狙ってきた強力な力を持つ妖「斑」(まだら)が、
招き猫の姿をした不細工な猫、ニャンコ先生として夏目のボディガードに付くことに。

じんわり、ほんわり、温かい雰囲気の作品で、妖怪物としての怖さは若干あるものの、
どちらかというと異形のモノとの、ハートウォーミングな交流話が中心。
1巻を読んで、こういう雰囲気の妖怪物もいいなーと思って、まとめ買いしたんだけど、
うーん・・・・・・って感じ。

ハートウォーミングなのはいい。
でも、読み切り短編集のような感じで、大きなストーリーの流れが感じられず、寄せ集め感が。
ストーリーも進展したかのように見えて、また同じような事の繰り返し。
重い話しも多少あるけど、逆に、重いテーマな分、軽くて優しい、あまりドロドロした部分を
掘り下げない作風のせいで、薄っぺらい感じがしてしまうのが一番難点?
細部を詰めてない分、短編で読むにはいいけど、長くなってくると、「????」と思ってしまう。

と、話の雰囲気は好きだし、好きな話もある、好きなキャラクターもいる、
でもトータルだと、薄すぎて物足りないって感じでした。
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