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「コウノドリ 1巻」鈴ノ木ユウ著:産婦人科を舞台に生命の誕生の瞬間の様々なドラマを描くコミック! [本:コミック]

コウノドリ(1) (モーニングKC)

コウノドリ(1) (モーニングKC)

  • 作者: 鈴ノ木 ユウ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/06/21
  • メディア: コミック
7.8点

妊娠と出産、多くの母親は無事にその大役を終えるが、妊娠・出産は生と死が隣り合わせでもある。
しかし、そのことは忘れ去られ、出産時の事故で訴えられるケースも多く、
産婦人科医になる医者は、年々減っているとも言う。

「コウノドリ」は、現在モーニングで連載中の、産婦人科医鴻鳥サクラを主人公にしたマンガ。
何も無ければ産婦人科医はいらない。
でも、何かあった時は必要なのだ・・・そんな作中の言葉が、胸にドーンと来る作品。

母体と胎児、どちらの命を優先するのか、生まれてくる赤ん坊に障害がある可能性が高いとしたら・・・
正解の無い現実と向き合う産婦人科医鴻鳥の言葉は、重いけど、とても優しい。

1巻では「未受診妊婦」「切迫流産」「淋病」などにまつわる話が載っており、
これから子供を持つ可能性がある人には、とても参考になる内容なだけでなく、
生と死や命について、人生の歩み方まで考えさせられる、内容になっていてとてもおもしろい!

「切迫流産」の話は、あまりにも早く生まれてしまった為に、障害を持つ可能性が高い赤ちゃんと、
その両親の話で、小さくても一生懸命に生きる赤ん坊の力と、
現実と向き合う両親の姿に、すごく感動してしまった。

主人公鴻鳥が、ちょっととぼけた所もある、とても柔軟で包み込むように優しいキャラなおかげで、
命を扱う話など重い話が多いのに、ふんわりとした雰囲気があるのもいい。

最近、高校生や大学生向けに、妊娠についての講義をしているという話をテレビで読んだ。
「高齢出産が増えているが、その危険性、ダウン症児などの危険性のアップ、
また妊娠の確率の低下、流産はしやすくなり、体外受精も高齢になればなるほど確率が落ち、
40歳台だと成功率1割、45歳だともっと落ちる」など、
「妊娠を医療の進歩でどうにかできる、何歳になっても妊娠は可能であるという誤解をとく」
というような内容だった。
確かに、30歳すぎると、妊娠しにくくなる人も多いし(30歳以上の場合、
1人目や2人目がなかなかできず、諦める-私は2人目は諦めた-不妊治療してる・したって友人も多い)
子供を産む・産まないは、人それぞれだけど、子供が何人か欲しいなら、早めの方がいいだろうなーと
思ったりする(30後半にもなると、子育ては体力的にも大変だし)。

「コウノドリ」は、不妊治療については、まだやってないけど(その内やるのかな?)、
妊娠・出産は身近なことだけど、生と死が隣り合わせであることを、
夫の協力が大切な事を、改めて知るという意味でも、貴重な本。
お勧めです(^-^)ノ♪
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