「異能怪談 赤異本」外薗昌也著:漫画家による実話短篇集。小粒な印象 [本:ホラー&ミステリー]
6点
作者の名前、どこかで見たことあるなーと思ったら「犬神」や「エマージング」などを
書いている、漫画家さんだった。
以前、ホラーコミック短編集「赤い妹」(リンク先感想)も読んでた。
漫画家である著者が、いろいろ体験したり、聞いたりした怪談を集めたという
「実話怪談集」の体裁をとっている。
amazonでの評価が、そこそこ高かったので読んでみたけど、微妙。
全体的に、ページ数が少なめの短編が並び、それなりにまとまっているが、
まとまり過ぎていたり(キレイに落ちると、ノンフィクションではなく、フィクションと感じられる)、
「夢が何かを暗示している展開」や、「○○がその後どうなったか知らない・・・」と
締める話が多めで、ちょっとワンパターン気味って印象も。
「聞いた話」ではなく、著者の実体験として書かれている「心霊ツアー」と、
「僕の家」は面白かった。
「実話怪談」じゃなく、フィクションとしてホラー短編を書いたほうがいいんじゃないかなぁ。
「人から聞いた話」を怖く読ませるのって、かなり難しい。
「実話怪談」って少しでも、フィクションぽさが見えちゃうと、興ざめしちゃうし。
作者の名前、どこかで見たことあるなーと思ったら「犬神」や「エマージング」などを
書いている、漫画家さんだった。
以前、ホラーコミック短編集「赤い妹」(リンク先感想)も読んでた。
漫画家である著者が、いろいろ体験したり、聞いたりした怪談を集めたという
「実話怪談集」の体裁をとっている。
amazonでの評価が、そこそこ高かったので読んでみたけど、微妙。
全体的に、ページ数が少なめの短編が並び、それなりにまとまっているが、
まとまり過ぎていたり(キレイに落ちると、ノンフィクションではなく、フィクションと感じられる)、
「夢が何かを暗示している展開」や、「○○がその後どうなったか知らない・・・」と
締める話が多めで、ちょっとワンパターン気味って印象も。
「聞いた話」ではなく、著者の実体験として書かれている「心霊ツアー」と、
「僕の家」は面白かった。
「実話怪談」じゃなく、フィクションとしてホラー短編を書いたほうがいいんじゃないかなぁ。
「人から聞いた話」を怖く読ませるのって、かなり難しい。
「実話怪談」って少しでも、フィクションぽさが見えちゃうと、興ざめしちゃうし。
表紙のインパクトはスゴイですね。
一瞬ぎょっとしました(笑
ちなみに私は最近、こんなモノを読んでます。
ttp://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4505902.html
2ちゃんのオカルト板に投稿されたモノのまとめらしいんですが、
リンク先からいろんなハナシが読めますし、
『絶対に行ってはいけない場所』のような
別のまとめサイトに行ったりもしてボリュームも満点。
いかにも作りバナシのようなモノばかりですが、
それはそれで面白いです。
ちなみに「行ってはいけない」のうちの一つに
『上野駅13番線トイレ』と言うのがあって、
“13”と言う数字も数字ですし、「何だろう?」と思ったら、
有名なハッテン場らしいです(笑
で、そこから先の展開が明らかに
違う方向に行っちゃってて笑えました(笑
by コステロ (2013-11-04 10:27)
コステロさん
リンク先ちょっと見ました~!
玉石混交って感じもありますが、面白いのは面白いですね~!
語り手がバラバラなので、1つが興ざめでも、それを引くことも無いし
(語り手が一緒だと、1つ嘘っぽいと、全部嘘っぽく感じられちゃうので)。
幽霊より現実の方が怖い・・・っても、よく聞きますが、
「ハッテン場」とか、その最たる例かもですね(笑)。
by choko (2013-11-04 20:40)