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「デビルマン(実写)」那須博之監督:伝説となってる日本4大バカ映画の1つを観たっ!! [映画・特撮・アニメ]

デビルマン [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 東映
  • メディア: DVD
あまりにすごくて採点不可能

実写版「デビルマン」。
その突き抜けたできの悪さは、2004年の映画公開当時から、話題!話題!超話題!
になってて、観てなくても、どれだけ酷いのか、想像できちゃうほどだった(^^;)。
そして、日本4大バカ映画の1つとして、未だにその存在を知らしめてもいる。

「劇場で観た人間達を、怒りのあまりデーモン化させるのが本当の目的!」
とまで言われた作品←それが目的なら達成できている(笑)。
Wikの「実写デビルマン」の批評の章でも、当時の低評価ぶりが語られてるし、
アンサイクロペディアの「実写デビルマン」のページは、現実の方がすごすぎて、
虚構が負けてる・・・というより、事実が虚構レベルという状態に(^^;)。

「とにかく、すごいので観るべき!」とお勧めされてたし、気にはなってたけど、
こういうダメ映画は観るのに気力が必要なので、ずっと保留に。
しかし、「グレンラガン」26話視聴マラソンを達成(リンク先感想)し、
気合ミナギッてる今がその時!と、長年の保留状態を解除し、観ましたヽ(^o^)丿!!

事前に知ってたこと。
・役者の演技が酷い。
学芸会レベル。
アンサイクロペディア他、この映画に関する記述があるサイトでは、
登場人物のセリフの後に(棒読み)と注釈がつくのが一般的。

・銃を持っているのに、日本刀を持っている人間に、次々に突っ込んで切られていく兵隊達など、
常識的にありえない展開の数々。

・ストーリーもダメダメらしい。

で、観た感想。
事前知識をはるかに上回るほど、すごい内容だった!
役者、特に主人公アキラと、双子の兄弟が演じているリョウの2人の演技は、棒読み。
ヒロインミキも棒読み。

それは、まだ覚悟の内だった。

しかし、アキラの気の抜けた「うわぁぁぁぁぁ」という叫び声は、衝撃のあまり笑うしかなかった。
最初、放送事故かと思いました。
そして、その放送事故的叫び声は、その後、重要なシーンの度に披露され、
その度に、爆笑してしまった。
もう、この叫び声は、最強!!!
この叫び声だけでも、この映画終わってます(^^;)。

もちろん、これだけじゃないっ!
最初に出てくる、アキラとリョウの子供時代の2人。
片方の髪の毛の色がすごすぎる・・・と、最初の数秒から突っ込みどころ出現!

シレーヌは何故か草薙くんに似てるし、友達を探すシーンは、水の中に顔をつけてとか、
友達を探してるとは思えない不可解・謎な行動の連続、殺されるためだけに出てきた
小錦のこれまた超意味不明な出番、取ってつけたようなセリフ、整合性の無い矛盾したセリフ、
フィギアが動いているような戦闘シーンのCG、次々に出てくる突っ込みどころは、
「年末ガキ使笑ってはいけない」の「笑いの刺客」のよう。
とても、書ききれるレベルじゃないので、気になる人は、アンサイクロペディアとか、
Wikiとか、他の人の感想とか読んで下さい。
いっぱい羅列されてます。

少し前に観た「貞子3D」(リンク先感想)も突っ込みどころ満載の笑うしかない映画だったし、
かなり似た要素を持っているのも確か。
「実写デビルマン」の評価に、「映画でやっちゃいけないことをやってる反面教師的作品」というのが、
あったけど、「貞子3D」も、本当に同じようにやっちゃいけないことをたくさんやっている(^^;)。
何故「貞子3D」の監督は「デビルマン」を観なかったんだろう、観ていれば少しはマシになった・・・
かも・・・・・・。
ただ、「貞子3D」は、まだ「ヒロインをキレイに撮る」って部分だけはちゃんとし
てた←きっと監督が「貞子3D」でやりたかったのはこれだっ!
しかし、「デビルマン」では、ほとんどの登場人物が魅力的に撮られていない。
ヒロインミキは、ちょっとケバいギャル系だし、もう一人のヒロインミーコも、地味な前半はともかく、
何故か後半化粧した顔はケバく(本当は「キレイになった」という演出だと思うんだけど)、
全然魅力的じゃない。

「貞子3D」も、かなりダメダメな映画だけど、ダメ要素・突っ込みどころが、隙間なくある「デビルマン」。
さすが、日本映画史に残る迷作!!
特に、アキラの叫び声は、トラウマ級です(^^;)。

ダメダメな映画を堪能したい人にだけ、お勧め!



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コメント 4

コステロ

そうそう!あの「水面に顔を付ける」ってのは特に凄かった!(笑


「ああああ」と呻くシーンは劇中でも数回あるんですが、
私が特に出色と思った「ああああ」は、
おじさんに正体がバレた時の「ああああ」ですね。
「え?何今の?」と思いましたもん(笑

っつーか、フツーあぁいった時に
あーゆーリアクションって取らないですよね。
だから余計にスゴイ「ああああ」だなー、と(笑

中途半端な腐れラップのBGMもイカしてますし、
やっぱり最強ですよ、デビルマンは。
観終わった後、コッチが「ああああ」って叫びたくなりますから(笑
by コステロ (2014-01-20 10:02) 

choko

コステロさん

「水に顔をつける」ってのは、あり得ない行動ですよね~!
どういう思考パターンだと、あのシーンを作れるのか、謎でした。
いきなり、違うこと始めたのかと、最初思いましたよ(笑)。

で、アキラの叫び声は、最初にきいた時のインパクトが強すぎて、
その後は、どのシーンも、状況に関わらず、
叫び声だけでノックアウトされてました(笑)。
声無しとか、いや、吹き替えして全然違う人の声あてても
良かったんじゃないかと思えます。

でも、あの叫び声のまぬけさが、「実写デビルマン」を象徴してるの
かもですね~(笑)。

「ああああ」って叫んで、デーモン化ですね?(笑)
by choko (2014-01-20 21:20) 

コステロ

アッチの方に書こうか、と思ったんですが、
ハナシの流れもあるのでコチラにしますケド、『貞子3D』観ました。

だい~ぶマシじゃないですか!

デビルマンに比べれば、ですケド(笑

確かに“ツッコミどころ”とか“ご都合主義的な部分”は多いですケド、
ホラー映画(及び、そう銘打った作品)って、
わりとそんなモンじゃないですか?

各役者の演技もマシでしたし(デビルマン比)、
私としては十分許容範囲でしたケドね。

・・・って、クソ映画を観すぎて
感覚がマヒしてるのかもしてませんが(笑


by コステロ (2014-01-21 09:11) 

choko

コステロさん

絶対絶対絶対マヒしてますっ!!

「デビルマン」を見返すという、暴挙を何度も行ってるからだと思われ(笑)。

さすがに「デビルマン(実写)」には、負けますが、
「貞子3D」も、かなり酷いですよ~(^_^;)。

by choko (2014-01-21 17:53) 

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