「愛がなくても喰ってゆけます」 よしなが ふみ [本:コミックエッセイ]
思っていたより話題になっていると思われる一冊(周囲で買ってる人多いからそう思ったんだけど)。評判もいいみたいなんだけど、私は点数低めです(^^;)。
作者の仮の姿である「Yなが」を主人公にしたグルメエッセイ漫画である。登場人物はどこまでがフィクションでどこまでがノンフィクションなのか、かなり気になる。
一つの話の半分が主人公「Yなが」とその周辺の人との人間ドラマ、半分がお店紹介。
登場人物がかなり濃くみないい味を出しているので、人間ドラマ部分もかなり面白い。逆に、半分をグルメエッセイに取られてしまっていて、消化不良な感じになってしまっていて自分的には物足りないのだ。
メインになるグルメエッセイ部分の方は描写が細かく(台詞が長い)、どんな食べ物か伝わってくるんだけど、私は文章による細かい描写より、絵で「フーーうまい」「しあわせ~」(この本の帯に描いてあるような感じ)みたいなのを読んだ方が食べに行きたくなる方なので、長すぎる台詞が、長いウンチクを聞かされているようで、引いてしまった。
ということで、作品の骨子をなす人間ドラマ、グルメエッセイ両方とも何となく物足り無かったので、イマイチの評価。
でも紹介されているお店の中に、食べに行きたいなぁと思ったお店はありました。みんな遠いので、行かない可能性大だけど、機会があれば行きたい。
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