「ショーン・オブ・ザ・デッド」評価の高いゾンビコメディ [映画:ホラー・サスペンス]
7点
恋人に振られて落ち込んでいる主人公ショーン。人間としてはダメな親友と自棄酒を飲んだ翌日、町にはゾンビが溢れていた。
恋人と母親を救出しようとショーンは親友と2人奮闘するが・・・
ゾンビコメディとしてかなり評価が高いこの作品。
確かに、評価が高いのが納得のでき。
個人的には好みじゃなかったけど。
少し前に見たパニックホラーコメディ「スパイダーパニック」に比べると、シナリオはキッチリ作られているし、登場人物の会話もシニカルでウィットに飛んでいる。
とにかく感心するくらい細かく丁寧に作られている。
でも、丁寧すぎるのだ。
個人的に、この手のコメディは少し破綻したほうが好きというか、「スパイダーパニック」のまとまりの無さがというか、ダメダメぶりが愛しいというか・・・。
三谷幸喜の 「 THE 有頂天ホテル 」を見た時と同じような感じかも。
「有頂天ホテル」は、大晦日のホテルの一日を追ったドタバタ劇。一見バラバラに見えるドタバタ劇が、後半、パズルのピースがはまるようにキレイにまとまっていく。
笑えるシーンも、「ここに来るだろう」と思えるシーンに、上手に入れられているんだけど、この計算尽くに感じてしまう部分がどうもダメで。
この「ショーン・オブ・ザ・デッド」もそんな感じ。
コメディは、ぶっ飛んだ部分があった方が好きな私としては、楽しめたけど、好みじゃないという感想に。
キッチリ練られた予定調和的なコメディが好きな人なら、満足できる作品だと思う。
ほんと、よくできてるとは思う。
『有頂天ホテル』は私も見ましたが
確かに中途半端にまとまっちゃった感じですよね。
カメラがホテルの敷地内から一歩も出ない、
三谷お得意の“箱庭劇”の構成になっていますが、
そもそもホテルと言うのは空間的には結構広かったりするので
余計に中途半端な印象を受けました。
映画ではなく、舞台でやった方が面白いのかも。
by コステロ (2008-11-04 09:15)
そうそう、舞台向きのシナリオですよね。
舞台だったらすごく面白かったんじゃないかと、見た時も思いました。
もともと、三谷さんって舞台やってる人ですもんね~。
舞台はすごい人気でチケット取るの大変そうらしいですが。
これだけメジャーな人ですが、実は「有頂天ホテル」くらいしか見てません(^^;)。
by choko (2008-11-05 01:28)