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「世界の果てでも漫画描き キューバ編(1巻)」ヤマザキマリ著:キューバでの生活って凄い! [本:コミックエッセイ]


世界の果てでも漫画描き 1 キューバ編 (創美社コミックス)

世界の果てでも漫画描き 1 キューバ編 (創美社コミックス)

  • 作者: ヤマザキ マリ
  • 出版社/メーカー: 創美社
  • 発売日: 2010/09/24
  • メディア: コミック
6.5点

イタリア人と結婚してポルトガル(今はアメリカらしい)に住んでいる漫画家ヤマザキマリによる、
旅行コミックエッセイ。

ヤマザキマリはタイムスリップローマお風呂モノの「テルマエ・ロマエ」が有名だけど、
ご主人のイタリア人家族を描いた、「モーレツ!イタリア家族」なども面白かったので
(各リンク先は感想)、コミックエッセイのこの本には期待!

放浪するような旅が好きという著者。
だるい、めんどくさいと思いつつ、旅に出てしまうという体質の元である幼児期の思い出話と、
キューバでのホームスティしつつのボランティア話が載っている。

両方面白かったけど、経済制裁中のキューバでの話は、
普通の旅行エッセイには見られないエピソードがいっぱい。
モノが無くても明るく楽しく生きるキューバの人々の話は、面白く、そして感動的ですごく良かった。

難点は収録されている「幻のストーリ漫画デビュー作」がイマイチな事。
元々薄いのに、これでかなりページ数をとってるし。
これを入れず、トラベルコミックエッセイオンリーだったら、すごくお勧めなんだけど、
この漫画のせいで、「読み足りなさ」を感じる本になってしまっている(-_-;)。
面白かったのに、不満が残る一冊になっちゃってます(>_<)。


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