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「ねうちもん京都 お金をかけずに京めぐり」グレゴリ青山著:京都人による京都の観光地巡り♪ [本:コミックエッセイ]

ねうちもん京都 お金をかけずに京めぐり

ねうちもん京都 お金をかけずに京めぐり

  • 作者: グレゴリ青山
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2011/05/20
  • メディア: 単行本
7.3点

ヘタウマで独特の味わいにある絵で描く、アジアなどの旅行記が面白いグレゴリ青山。
京都生まれの京都育ちなので、「ナマの京都」(リンク先感想)など
京都に関するコミックエッセイもいくつか出してます。
京都人だからこそわかる「京都人のイケズ」は怖かった。

そんな著者が、地元京都の観光地を案内してくれる本。

見処がいっぱいある京都。
最初の章は、三十三間堂、清水寺、祇園、大原三千院など、京都12ヶ所の観光地の見処と、
その周辺の食処、おみやげ物案内。
思わず登りたくなる清水寺の高層石垣はたまに外人が登っているのを見るとか、
六道珍皇寺の小野篁の像は、むちゃくちゃ怖いとか、
著者独自の視点で紹介されているのは、普通のガイドブックよりポイントがはっきりしていて
わかりやすい。
観光地一つ一つに関しては、それほど詳しく説明されていないけど、
情報量が多い状態で、漫然と次々に観光地を回ってしまうより、
「ここではこれを見たい!」と思わせてくれるのがいい。
飲食店情報も、地元の人ならではというのもあるのが嬉しい♪

後半は、京都駅エリア、左京区エリア、鳥丸通エリア、嵐山・亀岡エリア、太秦エリアなど8つの
エリアに分けて名店、個性的な店、食べ物などが紹介されている。
お土産物屋、油屋、手ぬぐい屋さん、いろいろな種類のお店、
美味しいお店などだけでなく、博物館なども。
本能寺のある「寺町通りエリア」は、北に行く(上がる)ほど、ディープな店が増えるとか。
四条通近くは、パチンコ、ファーストフードのチェーン店などよくあるお店が。
しかしどんどん北に向かうと、玄米発祥のお茶屋さん、アイドル猫がいる喫茶店、
京都初のエスニック雑貨屋さん(昭和24年創業)、ボタンの専門店、書の専門店、
個性的な本屋など、地味だけど奥が深い店があるという。
本誌で、半ページを割いて紹介している木版画のお店「芸艸堂」などは行ってみたい♪
こちらの章も、地元の人ならではの情報がちょこちょこ挟まれており、参考になります。

また「ヨソさんと一緒」という見開き1ページの読み物がいくつか入っていて、これが面白かった!
京都人ではないけど、京都が好きだったり、移り住んだり、そういう人と一緒に京都を訪問するというもの。
和菓子を作っている人とは、和菓子作りの道具のお店に、お坊さんとは袈裟や数珠のお店に、
普通なら知ることができない京都で作られる歴史ある道具などが紹介されていた。
他にも、「ヨソさん」ならではの視点で京都が紹介されていて、どれも楽しめた。

巻末漫画「ねうちモンとはずれモン」は、観光客だけでなく、地元民も遭遇する、
飲食店などでの、京都の怖い「イケズ」の話。
笑えたけど、すごく怖い(^_^;)。

ということで、ガイドブックとしても、京都紀行のコミックエッセイとしても、楽しめる一冊♪
これから京都に旅行に行く方、行く予定は全く無い方、どちらにもお勧めです(^-^)ノ。

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