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「おじさん図鑑」なかむら るみ著:巷にいるいる、いろんなおじさん。それを見る眼差しが優しいのもいい♪ [本:コミックエッセイ]

おじさん図鑑

おじさん図鑑

  • 作者: なかむら るみ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/12/07
  • メディア: 単行本
7.5点

街を歩けば見かけるスーツのおじさん。
彼らにもいろいろなバリエーションが。
名前のタグを首からぶら下げ、ワイシャツのポケットに入れてるおじさん、
脱いだジャケットを担ぐおじさん、汗ジミができてるおじさん・・・etc、
制服のおじさんも、その辺でうたた寝しているおじさんも、同じくいろいろ。
どれも、言われれば「あぁ、いるいる!」と思えるタイプばかり。

全身、真っ赤な服でコーディネートしているような、珍しいおじさんも載っているけれど、
その多くは、「いるいる」。
ラフな格好過ぎるおじさんとか、仙人っぽいおじさん(おじいさん)とか。
全身白っぽい服のおじさんなどは、言われてみると、確かにそうだ!!と気がついた。
全身茶色っぽいとか、全身ベージュっぽいとか、のおじさんは、いるいる。

一眼レフカメラを持ってるおじさんのベスト率が高いのには気がついていたけど、
それはポケットがいっぱいついてた多機能ベストだということを、この本で知りました。
先日行った美術館で、一眼レフカメラで撮影した瞬間(普通美術館は撮影禁止)、注意され、
「あらら、テヘヘ」(どうも知らなかったらしい)と恥ずかしそうにしていたおじさんもベストだった。

そういう巷で見かけたおじさんを、イラストで紹介しているんだけど、紹介している文章に
暖かみがあるのもいい。
酔っ払って、その辺のイスを占領し思いっきり寝ているおじさんとか、
みっともないと眉をひそめる人もいそうだけど、そういう視線より、
「疲れたから寝ている」とという素直な気持ちが現れていて何だかなごむ、
というような優しい視線の方がいいよね。

頑張ってるおじさん、ちょっと情けないおじさん、だらけてるおじさん、いろいろいるけど、
ちょっと隙があるようなおじさんがいなくなったら、世の中、すごくギスギスしそうだなーと
読んでて思った。

もう少し、掘り下げてあると、より考えさせられる、興味深い内容になった気がするけど、
「あー、こんなおじさんいるいる」と単純に素直に楽しむのもいいものです♪
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