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「謎のあの店」松本英子著:何年も前から気になってた怪しげなお店訪問記。そういうお店って誰にでもある気が♪ [本:コミックエッセイ]

謎のあの店 1 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

謎のあの店 1 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

  • 作者: 松本英子
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2012/08/07
  • メディア: 単行本
8点

下町の古い町並みにある、古い古いラーメン屋さんや、パーマ屋さん、
いつから経営しているのか不明、だけど潰れない怪しげな占い屋、20年以上気になってた旅館、
ガード下の小さな店、有名ドコロではハンバーガーの自動販売機がある立石バーガー

著者が何年も、場合によっては20年以上前から、気になっていたけど入れなかった古いお店、
怪しげなお店、ガード下など一見さんには敷居が高いお店などに、意を決し訪問した顛末を描いた、
コミックエッセイ。

初老のおばさんの経営するパーマ屋さんでは、最初から客とみなされず、
カットしに来たと伝えれば、驚き慌てふためくおばさんに
「そんなギザギザ(今風の髪型って事でしょう)は無理!」と断られてしまう。
でも、入店してしまえば和気あいあい。
生活感溢れすぎてる仙人のような老人が住む占いの部屋では、改名を勧められ
(思っているだけでいいんだとか)、改名した名前を占い師がお勧めしてくれたようにパンツに記入。
50年以上も経営しているラーメン屋さんでは、創業の話を聞くはずが、
そのラーメン屋さん一家の、家庭の事ばかりに詳しく。

ちょっと毒のある似顔絵なので、シニカルな内容かと思ったら、ほのぼのまったり、
著者の暖かい視点がとても心地よい話ばかり。
キャバレーや、ガード下の小さなお店では、その心地よさに酔い、
大外れであった、老舗旅館での壮絶悲惨な体験すら、前向きに捉える著者。

きっと多くの人が、この著者のように、気になっているお店があるはず。
ああ、私も勇気を出して、昔から気になっているお店、入りにくそうと二の足を踏んでるお店、
そういう場所に足を運んでみようかな~と思ってしまう話ばかりで、楽しめました♪

レトロ過ぎるお店、怪しいお店、そんなお店に心惹かれる人にお勧め(^-^)ノ!



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コメント 2

コステロ

あぁ、確かにそーゆー店ってありますよね。

で、いったん意を決して入ってみて、これが案外よかったりして、
「常連」とまでは行かないまでも、そこそこ通うようになったりして、
そーなって来ると、自分のなかでその店が、
「隠れ家」っぽい位置を占めるようになりますよね。

若い頃、特に独りモンだった当時は私にも、
そー言った類の店が何件かありました。

近いうち久々に、行ってみようかな、と言う気になりましたよ。
by コステロ (2012-09-27 08:45) 

choko

コステロさん

わあ、コステロさんにもやっぱりそういうお店ありましたか(*^.^*)!
そうそう、この手の敷居の高いお店って、当たりだと、
「あーー、こんなお店があったんだ!」って嬉しくなっちゃう、
アットホームなお店が多いですよね♪

外れだと、恐ろしいほど居た堪れない気持ちになりますが(笑)。

>若い頃、特に独りモンだった当時
うんうん、これわかります!
私も、独身の若い頃の方が、そういうお店多かった気が。
今は、図太くなっちゃって、ちょっとぐらいの敷居なら乗り越えちゃうからかな??(^^;)
by choko (2012-09-27 22:32) 

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