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「山賊ダイアリー リアル猟師奮闘記」岡本健太郎著:岡山の奥地の新米猟師の奮闘記!面白いっ! [本:コミックエッセイ]

山賊ダイアリー(1) (イブニングKC)

山賊ダイアリー(1) (イブニングKC)

  • 作者: 岡本 健太郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/12/22
  • メディア: コミック
7.8点

新しいならシカやウサギの糞が食べられるって知ってましたか???
美味しくないらしいですが、この知識、遭難時なら役に立ちそう??

そんな、糞食の話からスタートする「山賊ダイアリー」は、岡山で猟師をする著者による、
猟師生活コミックエッセイ。

まだまだ新米の猟師である著者。
銃の所持許可証を得て銃を買いに行く話や、銃所持の試験の話、罠を仕掛けるのには
別の資格が必要など、猟師になる以前の話もいくつか。

猟の話だけでなく、鳥の腸を抜いたりする解体作業や料理方の話も載ってます。
カラスは、まずいと聞いていたけど、食べ方によってはそれなりに食べられる事を知りました。
そして、タヌキは本気でまずいらしいことも。

猟をして獲った獲物を、命に感謝しながら美味しく食べる!
誰かが屠畜してくれて、スーパーにキレイに並べられた肉を、何も感じないで食べるより、
この方が自然なんだろうなーと思えてしまった。

まぁ、ダメって人はダメなのでしょうが(この著者は、猟師になることで「残酷!野蛮」と言われ、
彼女と別れたらしい)。
私は、父親が猟をしたので、猟に関してや、家の中に食べるための鳥の亡骸が
転がってるのって、抵抗が低いし。

とにかく、猟師さんや猟に関するトリビアいっぱいで、すごく面白い一冊(*^.^*)!
2巻も出ているので、今度買おうと思ってます♪←買ったので後日感想アップします。
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コステロ

鉄工所の人とか畜産関係の人とか、
近頃は“専門職漫画”もしくは
“専門職漫画家”が増えてきたような気がしますが、
(ちょこさんがここで、そーゆーのを頻繁に取り上げているので
そのように感じるだけかもしれませんが・笑)
今度は『猟師漫画』ですか(笑

昔はそういった専門的なジャンルに関することは、
白戸三平なんかが猟好きで、それを作品に反映してましたが、
「猟そのものを描く」となると、大藪春彦あたりの小説家が
エッセイとして取り上げる、などと言ったように、漫画ではなく、
文芸の範疇に入る作品がわりと多かった気がします。

いつ頃からこーゆー流れが出てきたんでしょうね?
本職のサラリーマンがサラリーマンの世界を描いた、
しりあがり寿あたりが嚆矢でしょうか?(笑
by コステロ (2012-11-08 07:53) 

choko

コステロさん

そうなんですよ。
ご指摘の通り「専門職コミックエッセイ」みたいなのが増えてます。
「専門職」というより、「婚活コミックエッセイ」「就活コミックエッセイ」
「オタク同士の結婚コミックエッセイ」etcetc・・・・・・・・・・と、
本人の体験を元にした、コミックエッセイが大量に出ているというか。

しりあがり寿のサラリーマン漫画は知らないのですが、本業がぱっとしない、もしくは新人で知名度がないマンガ家が育児コミックエッセイで
大ブレイクするというのが、15年程前くらいからちょくちょくあったので、
その辺の流れからかなぁという気も。

昔は、ある程度メジャーなマンガ家のコミックエッセイが主流だった気がするのですが、
最近は、本来オリジナル漫画を描く技量が無くても、
自分の体験を元にしたネタが目新しくて面白いなら、
出すって風潮があるような気がします。
ブログで紹介しているのは、基本面白いと思ったものですが、
この手のものはたくさん出ていて、粗製濫造的な感じもあったりします。
by choko (2012-11-09 01:20) 

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