「あなたが怪」大田垣晴子著:日本の妖怪を、現代人の姿に照らしあわせると・・・ [本:コミックエッセイ]
7点
「旧鼠(窮鼠ではない)」とは、歳を経て妖怪になった鼠。
それを「若いころはか弱かった娘さんが、歳をとって肝っ玉ばあちゃんになる」ようなことかと比喩。
「ぬっぺぽう(のっぺらぼう)」を「厚塗して化粧落としたらびっくり」「体中補正下着に覆われて、
服を脱いだら・・・」と現代女性と比較。
でも、「ぬっぺぽうのように驚かす為」ではなく、「オンナとして愛されたいゆえの装い」と、
その視線は、温かい。
最初は小さいお坊さんだけどみるみる巨大になる「見越し入道」は、ふんぞり返ったり、足を開いて座る
態度の大きなオヤジと比較。
虚勢が無くなれば小さいオヤジとチクリ。
天井から突然ぶらさがってくる「天井下り」では、自宅の電灯に「チャッキー人形がぶら下がっていた」
という、著者の友人のいたずらエピソードが←全く知らないで、これ見たら怖いね(^_^;)。
ということで、ちょっとした風刺、あるあるという現代人の姿、著者自身のエピソードなどが、
日本の妖怪の紹介と共に描かれていて、面白い。
大田垣晴子の、ほのぼのしてるけど淡々とした作風が好きなら楽しめる一冊。
ただ、妖怪の怖さはあまり無いので(どちらかというと親しみ安さとか、変な妖怪いるなーって
印象が強い)、自分的には点数がちょっと低め。
「旧鼠(窮鼠ではない)」とは、歳を経て妖怪になった鼠。
それを「若いころはか弱かった娘さんが、歳をとって肝っ玉ばあちゃんになる」ようなことかと比喩。
「ぬっぺぽう(のっぺらぼう)」を「厚塗して化粧落としたらびっくり」「体中補正下着に覆われて、
服を脱いだら・・・」と現代女性と比較。
でも、「ぬっぺぽうのように驚かす為」ではなく、「オンナとして愛されたいゆえの装い」と、
その視線は、温かい。
最初は小さいお坊さんだけどみるみる巨大になる「見越し入道」は、ふんぞり返ったり、足を開いて座る
態度の大きなオヤジと比較。
虚勢が無くなれば小さいオヤジとチクリ。
天井から突然ぶらさがってくる「天井下り」では、自宅の電灯に「チャッキー人形がぶら下がっていた」
という、著者の友人のいたずらエピソードが←全く知らないで、これ見たら怖いね(^_^;)。
ということで、ちょっとした風刺、あるあるという現代人の姿、著者自身のエピソードなどが、
日本の妖怪の紹介と共に描かれていて、面白い。
大田垣晴子の、ほのぼのしてるけど淡々とした作風が好きなら楽しめる一冊。
ただ、妖怪の怖さはあまり無いので(どちらかというと親しみ安さとか、変な妖怪いるなーって
印象が強い)、自分的には点数がちょっと低め。
『妖怪の怖さはあまり無い』と仰いますが、
男からしたら「厚塗して化粧落としたらびっくり」とか
「体中補正下着に覆われて、服を脱いだら・・・」なんてのは、
ヘタな妖怪よりよっぽどおっかないです(笑
by コステロ (2012-12-10 11:22)
コステロさん
「女性の秘密」=「妖怪より怖い」ですか(笑)。
確かに、そうかも。
というか、妖怪の元ネタが女性ってかなりありそうですもんね(^^;)。
でも、女性な自分にはあまり怖くないです(笑)。
by choko (2012-12-10 20:31)