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「ヘルハウス」ジョン・ハフ監督:古典的正統派お化け屋敷もの!古いけど、古いなりの良さが(*^.^*)♪ [映画:ホラー・サスペンス]

ヘルハウス [DVD]

ヘルハウス [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
  • メディア: DVD
7.5点

1973年イギリス制作の「ヘルハウス」。
リチャード・マシスンの「地獄の家 (ハヤカワ文庫NV モダンホラー・セレクション)」が原作で、
脚本もリチャード・マシスンなので、かなり原作に忠実。

27人もの惨殺死体を残し主が消え去ったベラスコ邸では、次々に怪奇現象が起きる。
以前、調査に入った者達も、不幸な事に。
そんな「ヘルハウス」に、物理学者、霊媒師など4人が調査に入る。
館の中に作られた禍々しいチャペル、物理学者を襲うポルターガイスト現象、
憑依された霊媒師の語った言葉・・・・次々に起きる怪奇現象の謎を解き、
4人は無事館を出る事ができるのか・・・。

1973年制作というのもあり、映像も登場人物の服装もレトロ感溢れてますが、
それがまたいい味になってます。
そのものズバリを見せずに想像させる演出も昔ならでは、これまたいい(*^.^*)!
ただ、この辺は、最近の「見せる」演出に慣れている人には、物足りないかも。
ジワジワ来る怖さで、ショッカー的要素(ハラハラ・・・なーんだってのが多すぎるのは興ざめする)が
少ないのもいい。
霊魂を否定する物理学者が持ち込んだ怪奇現象を無くすという機械が、これまた怪しげでステキ♪
ウルトラQとか、古い特撮にも出てくるような胡散臭い万能な機械が、レトロな映像にピッタリマッチ。
「エネルギー」がいろいろな怪奇現象を引き起こすことを信じている物理学者って設定もいいです。
今となっては、霊を信じるのと、あまり変わらないレベルってのが(笑)。

で、設定や映像は古いけど、豪華で不気味な屋敷内で起きる怪現象や、
少しずつ明かされる館の主の事、過去の事件、登場人物達の諍い、
心理的に追い詰められる登場人物達など、ストーリーは正統派ながらメリハリもあり面白く、
楽しんで見られました♪
古典ホラー映画の良さに溢れてるというか。
古典ホラーが好きな人にお勧め(^-^)ノ。

そういえば、これを一緒に見た旦那は、子供の頃、この映画をテレビで見ていて、
霊媒師であるヒロインの名前が、自分が記憶していたフローレンス・タナーだった事に、
すごく満足してた(笑)。
まぁ、自分の記憶が正しいって確認できるのは嬉しい事ですが。

映画が思ったより面白かったので、リチャード・マシスンの原作を読みなおそうかと思ってしまった(*^.^*)♪
原作は、もう少し登場人物の心理描写とかも詳しくて、これまた面白かった記憶。
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