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「アイデンティティー」モーテルに閉じ込められた11人を襲う連続殺人事件 [映画:ホラー・サスペンス]

アイデンティティー コレクターズ・エディション

アイデンティティー コレクターズ・エディション

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2004/02/06
  • メディア: DVD

8点

豪雨によりモーテルに滞在せざる得なくなった11人の男女。交通事故で大怪我を負った女とその夫、子供、そして交通事故を起こした男。事故を起こした男が遣えている女優、殺人犯を護送中の警察官、故郷に帰る途中の娼婦、結婚したばかりのカップル・・・。彼らには奇妙な共通点があった。そこで血も凍るような連続殺人が起きる。その頃、明日死刑執行を控えた殺人犯に対する再審議が行われようとしていた。連続殺人事件と、再審議との関係は?
モーテルに次々に人が集まってくるくだりや、その中で突然起きる殺人事件、最初から緊迫感溢れる展開でぐいぐい引き込まれる。客の人数が多いのに、一人一人の個性がちゃんと出ているのも凄い。
伏線の張り方も上手い。見終わった後やられたーーーという感じ。
ネタバレしちゃうとつまらないと思うので、書く事がほとんど無い(^^;)。
良質のサスペンスというカテゴリには入らないと思うけど、面白く最後まで見れたのは確か。

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「着信アリ Final」怖くないよ(-_-;) [映画:ホラー・サスペンス]

着信アリFinal スタンダード・エディション

着信アリFinal スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2006/11/24
  • メディア: DVD

4点

 
「着信アリ」シリーズは、ドラマも含めて一応全部見たけど、これが一番できが悪い(-_-;)。
映画のシリーズでは、死を予告する着信に、毎回新しいルールが追加されているのが、怖さを半減させているような・・・。
今回は転送すれば助かっちゃうんだよね。
「転送」という事が加わる事により、生徒同士が醜く争ったりして物語を面白くしてると思うんだけど、つながっているシリーズなんだから、どうしても「ご都合主義」という言葉が脳裏を横切ってしまう。
 
それに、生徒同士の醜い争いや、いじめに関する事が中心になってしまい、中盤ぐらいからは死の予告電話はおまけみたいな感じになってしまっているのも、今までのシリーズが持ってた緊迫感や恐怖感を削いでしまっている。
じゃぁ、いじめや生徒同士の争いを見る事によって「生きている人間自身」に対して恐怖を感じるかというと、これまた中途半端な展開。
 
また今までが大人の恋愛の要素を入れた物だったのに、今回の中心は高校生。韓国ロケ+韓国のアイドルまで出て、受ければ何でもあり・・という要素が強く出すぎ(「着信アリ2」も何で台湾ロケが必要なのかわかんなかったし)。
 
高校生ぐらいで見れば、丁度自分達の年代の話でもあるので面白いのかも。
 
でも、私にとっては面白くない映画だった。ラストの「力を合わせて」なんてのも、あまりに陳腐で笑ってしまった。

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「ブレインデッド」さすがゾンビ映画のカルトと言われるだけの事はある!! [映画:ホラー・サスペンス]

ブレインデッド

ブレインデッド

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2002/02/22
  • メディア: DVD
9点
 
 
ゾンビ映画のカルトと評判が高い「ブレインデッド」を知らない人は多くても、トールキンの「指輪物語」を映画化し大ヒットした「ロード・オブ・ザ・リング 」を知ってる人は多いと思う。
実は、監督は両作品ともピーター・ジャクソンなのであった。
「ロード・オブ・ザ・リング」に感動して、この監督の他の作品を・・・とこの作品に辿り付いた人は見ないほうがいい(私は逆に、「ブレインデッド」の監督の他の作品は・・・で「ロード・オブ・ザ・リング」に辿り付いてしまった(^^;)聞いた事があると思ったらこんな作品を!とびっくりした)。
「ここまでやるかーーーー???」と思うほどの血しぶき、内臓飛び散り映画。もう笑うしかないぐらい。
とにかく、他のゾンビ映画を大きく引き離し、スコーーーーーンと突き抜けてしまったという感じ。ここまで突き抜けてると思ったのは、H・G・ルイスの「2000人の狂人 」ぐらい。
こんな凄い映画を見逃していたなんて、知らなかった自分が悔しいぞ。
ある島から動物園に運び込まれた醜悪な猿。それに噛まれた人間は、ゾンビになってしまう・・と、最初の設定は、よくありそうな話なのだが、出てくる人がみんな変。
マザコンで頼りない主人公、占いの結果だけで主人公に惚れ積極的にアプローチするヒロイン、底意地の悪いババァそのものの主人公の母、戦う神父・・・とにかく変人揃い。
その上、主人公はゾンビになった母をかくまうだけではなく、その母から感染してしまった他のゾンビ達まで家で世話をする。ゾンビに食事をさせるシーンやゾンビベビーを散歩させるシーンなどは、抱腹絶倒もの。
そして、最後にたどり着くのは、血しぶきと内臓が飛び散りまくる阿鼻叫喚地獄。これでもか!これでもか!とスプラッタシーンが展開する。
B級ホラー、スプラッタ映画が好きな人なら、見て損は無い。頭を空っぽにして楽しもう♪

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「ソウ-SAW-2」いい意味で期待を裏切ってくれた作品!! [映画:ホラー・サスペンス]

ソウ2 DTSエディション

ソウ2 DTSエディション

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2006/03/17
  • メディア: DVD

9点

 
「SAW3」が公開された(よね?)SAWシリーズ。2作目のできが良かったので、今回のもいいかな?とちょっと気になっている。
で「SAW2」。
1作目がスタイリッシュでスリリングな作りだっただけに、2作目は駄作かな?良くても前のパターンみたいな展開だろうと思って見ていたんだけど、良い意味で期待を裏切ってくれた出来。
ネタバレになっちゃうので、詳しくは触れないけど、最後はやられたーーーーって感じでした。1作目を見ていた方がより、面白く見られるはず。
1作目は廃墟の地下のバスルームに閉じ込められた2人の話だったけど、今回は屋敷に閉じ込められた数人の話。移動できる場所も広がり、人数も増えたので、前ほどの緊迫感は無くなったけど、その分迫力があって楽しめる内容になってます。
「SAW」が面白かったら、迷わずどうぞ♪「SAW」を見ていないなら、まず「SAW」から。

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「地獄の黙示録」画面から溢れ出る狂気 [映画:ホラー・サスペンス]

地獄の黙示録

地獄の黙示録

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2002/09/26
  • メディア: DVD
9点
 
公開されて数年経ったぐらいに一度ビデオで見た作品。
しかし、主人公がラリって暴れてるのと、最後のシーンぐらいしか覚えておらず、よくわからなかった記憶がある。
もう一度見直してみようとずっと思っていたこの作品、やっとレンタルして見た。
カットされた部分が入っている「完全特別版」もあったけど、元々長い映画が、3時間を超える状態になっていたので、家で見るには辛いかもと劇場公開版のこちらをレンタル。
いや、面白かった。
昨年ぐらいからベトナム戦争絡みの本を読んでいたのも大きい気がする。数年前に見たらまた印象は違っていただろう。
昔見た時はストーリーを追ってしまったから駄目だったんだなぁと思った。
これは、戦場に蔓延する恐怖と狂気を味わう映画であると思う。全編を覆う狂気に圧倒されてしまった。
「ワルキューレの騎行」を流しながら村を爆撃するヘリ(それもその村を攻撃した大きな理由が、サーフィン向けの良い波が来るからだったりする)、死体にトランプを1枚1枚置いていく将校。
郷里に思いを馳せ、流行の歌を聞き、慰安に来たダンサーに狂喜する若い兵士達、彼らは戦争の明確な目的も理解しないまま、命令されるままに人を殺していく。
罪の無い人々に、マシンガンを撃ち込んで置きながら、それで生き残り怪我をした人々を助けるアメリカ兵、この矛盾はなんなのだろう。
実は明らかに「クレイジー」と思える将校の行動より、命令のまま人を殺していく兵士達の行動、この部分こそが、一番の狂気なのではないかと思えてしまう。
残念なのは、アメリカ兵側から見たベトナム戦争の悲劇、恐怖、狂気しか描かれていない事。ベトナム人の人格は全くという程表現されていない。
 それにしても「ワルキューレの騎行」を流しながら村を爆撃するシーンはカッコイイ。
「いいベトナム人とは死んでいるベトナム人」(昔インディアンが同じような表現をされた)という言葉通り、虫けらの様に殺されていくベトナムの人々の事を考えれば、そう考えてしまうのはとても不謹慎だと思うのだが、それでも、このシーンのかっこよさには鳥肌が立つ。
死体と爆弾以外は本物と言われる映像の迫力も凄い。映画館で上映したら是非劇場で見たい映画でもある(そう思う映画は少ないので貴重)。
近くの映画館で「完全特別版」を上映してくれないかなぁ。リクエスト出して見よ♪
そうそう、この映画の製作秘話(悲話だな)を紹介しているサイトをリンクしておきます。
悲惨とも言える状況で撮られた映画らしい。痩せるという契約だったマーロン・ブランド(ジャングルの奥地で虐殺に走る狂った将校役)がコロコロと太った状態で現場入りの話とか、フィリピン軍から貸し出してもらったヘリの話とか、かなり壮絶な話満載。
この映画を見終わった後「ワルキューレの騎行」が聴きたくなり、家にあったCDの中に入っていたクレンペラーの「ワルキューレの騎行」を聴いたら、印象が違~う!!
「地獄の黙示録」で聴いたワルキューレに一番近いのを探して、試聴しまくった所、ショルティ指揮のワルキューレが一番近いと思い、図書館にあったので借りてしまった。
「うーん、やっぱりこれが一番「地獄の黙示録」の「ワルキューレ」に近い♪」なんて満足してたら、映画で流されていたのはショルティのワルキューレだったらしい。
イメージが近い訳だ(^^;)。

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「ザ・セル」究極の映像美 [映画:ホラー・サスペンス]

ザ・セル

ザ・セル

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2004/06/25
  • メディア: DVD
  • 7点
 
映画予告で見た映像美の素晴らしさに、レンタルしてみた一作。
最先端の技術を使って精神世界に入り込み、患者の心の病を治療する仕事に就いているヒロイン。そこに、意識不明に陥った連続殺人犯の精神世界に入り込むという依頼が舞い込んだ。
連続殺人犯に捕らわれ、まだ殺害されていないと思われる被害者救出の為に、必要だと言う。ヒロインが入り込んだ連続殺人犯の精神世界は、まさに「悪夢」であった。
予告で見た通り、とにかく映像が綺麗。夢の中でのどこまでも続く青い空と砂漠の対比、現実世界でもまるで1枚の写真のようなショットがいろいろな所に見られる。
連続殺人犯の精神世界も、突然輪切りにされてしまう馬の描写や、犯人に殺され夢の中で捕らわれてしまっている女性達の異形の姿など、なかなかいい雰囲気を出していた。
ただ、ストーリーの方は、現実世界の事件と、夢の中でのヒロインと犯人の化身である悪魔との闘いをリンクさせ盛り上がりを狙ったのだろうが、成功しているとは思えず、どっちつかずの印象に。
もっと夢の世界を中心に話が展開してくれたほうが、恐怖感も増して面白くなった気がする。
映像は素晴らしいので、それを楽しむだけでも価値あり。イメージビデオのような感じ。 

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「エミリー・ローズ」ホラー映画というより法廷映画 [映画:ホラー・サスペンス]

エミリー・ローズ (UMD Video)

エミリー・ローズ (UMD Video)

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2006/07/19
  • メディア: DVD

6点

 
悪魔払いで命を落としたエミリー・ローズ。法廷に立った悪魔払いを行ったムーア神父。
法廷で悪魔が実在する事を立証できるのか?そして、法廷に立ってまでムーア神父が伝えたかった事とは?
 
実話を元にしたと言われているこの作品。
 
映画予告で見た、悪魔に取り憑かれたエミリーの奇怪な様子と、「悪魔の存在を認めさせた裁判」のテロップ、その部分に興味を持って見たら大失敗。
 
法廷シーンがほとんどだったし、「悪魔の存在を認めさせた」って部分も「確たる証拠」があってではなく曖昧に集結。
 
これは純粋に法廷映画として見るのが正解だったと思う。悪魔に取り憑かれたシーンなんかも、もう少し減らしてさ。法廷シーンも、恐怖シーンも中途半端。
 
変な方向に期待のベクトルを向けていた為、楽しめなかった一作でした(-_-;)。
ホラー映画を期待して見るのはダメ。
 

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「怪談:新耳袋」「新耳袋-劇場版」「新耳袋-幽霊マンション」 [映画:ホラー・サスペンス]

怪談新耳袋第4シリーズ DVD-BOX

怪談新耳袋第4シリーズ DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2006/02/08
  • メディア: DVD

7点

 
怪談新耳袋 劇場版

怪談新耳袋 劇場版

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2005/01/26
  • メディア: DVD

7.5点

 
怪談新耳袋劇場版 幽霊マンション

怪談新耳袋劇場版 幽霊マンション

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2005/12/07
  • メディア: DVD
7.5点
 
 
怪談:新耳袋」はTBS系で深夜に放送されていた1話5分というショーとショートの怪談話集。
5分という短い時間なので、オチが無かったり、実験フィルムみたいのがあったり、これはホラーなのか?と思うものや、ギャグだろ?というのがあったり、とにかく、バリエーションに飛んでいる内容だ。賛否両論あるのもわかる。
私の場合、最初テレビ版を見た時は、「なんじゃこりゃ~~???」と思ったが、何話か見る内に、新耳袋ならではのお約束にも慣れ、楽しんで見る事ができるようになった。
まず映画版を見る前に、テレビ版を見て慣れておいた方がいい気がする。これが面白いと思ったら劇場版をどうぞ。
で、劇場版「新耳袋」。最初の劇場版は、オムニバス形式で8話の短編が入ってる。玉石混合とも言える内容だけど、私は一番最初の「夜警の報告書」がツボにはまり大受け(怖いというより笑える)だったので、外れ~と思える話もあったけど、評価高め(^^;)。
「幽霊マンション」の方は、長編物で、普通(「新耳袋」ティストはあるけど)にホラー映画してます。
あるマンションに引越しした親子。そこは呪われたマンションだった。夜12時を過ぎるまでにマンションの敷地内に戻ってこなかった住人は、全員悲惨な最期を遂げているという。
呪われた環境で、狂気に犯されていく住人達。親子は、無事幽霊マンションから逃げる事ができるのか?
地味だけど、怪談話が好きならそこそこ楽しめると思う。
私は変な住民達が好き♪ 

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「less-レス」怪談話の雰囲気溢れるホラー!怖いっ! [映画:ホラー・サスペンス]

-less[レス]

-less[レス]

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/10/27
  • メディア: DVD
  • 8.5点
 
ビデオレンタル店で偶然目にとまるまで、存在すら知らなかった作品だったけど、なかなかの掘り出し物。
 
毎年クリスマスには、祖母の家でパーティーする主人公一家。
しかし、今年に限って父親は高速道路を通らず、裏道を抜けようとする。
どこまでも続く真っ暗な道。赤ん坊を抱いた白いドレスの女を車に乗せた時から、奇怪な出来事が起こり始める。どれだけ走っても、道は終わらない。そして、また1人、また1人と消えていく。
 
低予算らしく、ストレートに残酷な映像はほとんど無いのだが、映像が無い分、登場人物のやり取りから推測できる惨状が、想像力をかきたててくれる。
 
また、真っ暗な道をどこまでもどこまでも走り続ける恐怖は、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の中で、森の中をさ迷う恐怖に似ていて(低予算なのも同じだ)、真綿で首をしめられるようなじわじわした恐怖が襲ってくる。
 
一見仲が良さそうな家族が、続く恐怖に正常な判断を失い、狂気に犯されていく様もまた怖い。
 
とにかく、想像力を刺激してくれる怖さがいっぱいの映画。
日本の怪談話のようなじっとりとした重さが、作品全体に溢れている作品。
 
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」タイプの、想像力重視のホラー映画が好きな人にお勧め。
 
 
 
 
 

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「28日後」ゾンビ映画だと思って見たのが失敗か? [映画:ホラー・サスペンス]

28日後...特別編

28日後...特別編

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2005/04/28
  • メディア: DVD

4点

 
舞台はイギリス。
感染すると凶暴になるウィルスが広がり、それはあっという間にイギリス全土を侵してしまった。
病院で昏睡状態から覚めた主人公が、ロンドン市内に出ると、そこは誰もいない廃墟になっていた。
 
感染者達の行動や、襲ってくる様子などはゾンビにかなり似ているし、襲い来る感染者達と戦いつつ、安全な場所に避難しようとする生存者達のパターンも同じ。
 
ただ、ゾンビが襲ってくるシーンはあまり無く、そういうグロテスクな恐怖映像に重きをおかず、追いつめられた人間の味わう恐怖や、極限状態におかれた人間自身の恐ろしさを描こうとした感じがする。それはそれでいいんだけど、それならもっと人間心理を掘り下げて欲しかった。
主人公とヒロインの性格や能力も、前半と後半ではストーリーにあわせて変化してしまった気がするし、納得の行かない展開がいくつかあった。
逃げる途中、変にほのぼのしたシーンがあったりしたのも、私自身は興ざめ。緊迫感との対比を狙ったのかなとも思うんだけど、イマイチ成功してないような。
 
 
誰もいなくなったロンドンの様子は、映像的にキレイだったけど、惨劇の跡という感じが薄く残念。
 
ロメロの「ゾンビ」などの正統派(?)ゾンビ映画を期待して見ると、がっかりする映画。
まぁウィルス感染者なんで、ゾンビじゃないんだけどね(^^;)。 
 

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「SAW(ソウ)」 良かった~!! [映画:ホラー・サスペンス]

SAW ソウ DTSエディション

SAW ソウ DTSエディション

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2005/03/11
  • メディア: DVD

8.5点

 

 

以前何かの映画をDVDで見た時、そこにSAW(ソウ)の予告が入っていた。

すっごく面白そうだったので、見たい見たいと思いつつ、なかなか見られないでいたのを(一緒に昼間、ホラー映画鑑賞してる友人との都合が合わなかった)、やっと見る事が出来ました~!

期待を裏切らない出来で大満足V(≧∇≦)V。

廃墟となったバスルームで、鎖につながれた状態で目覚めた見ず知らずの2人。2人を拘束したと思われる犯人からのメッセージは、一方に「逃げろ」、もう一方には「相手を殺せ」というものだった。制限時間までに間に合わなければ、命は無いという。その上、犯人は、様々の命題を相手に与え、クリアできなかった者を次々と残酷な結末へと導いていた連続殺人犯であった。密室に閉じ込められた二人は、この命をかけたゲームをクリアできるのか?

連続殺人犯の狂気と残忍さ、そしてそれに翻弄される人々の悲痛な叫びが、満ちている作品。それだけでは無く、サスペンスとしても超一流。

犯人がゲームをクリアする為に被害者たちに与えた小道具も気が効いている。

同じ被害者ながらも、「逃げる者」と「殺す者」に分けられてしまった被害者達が、ヒントや小道具をどう使うのか、目が離せなかった。

そして最後まで、緊張感を保ちつつ、なるほど~と思わせる展開に脱帽。

早く「SAW2」が見たい!

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「ファイナル・デスティネーション」「デッドコースター」 [映画:ホラー・サスペンス]

ファイナル・デスティネーション 特別版

ファイナル・デスティネーション 特別版

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2006/01/25
  • メディア: DVD
8点
 
 
デッドコースター/ファイナル・デスティネーション2

デッドコースター/ファイナル・デスティネーション2

  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • 発売日: 2003/11/28
  • メディア: DVD
7点
 
そろそろ公開される(もう公開されてるか?)「ファイナル・デッドコースター」の前作と前々作の2本を見た。
「ファイナル・デスティネーション」は、乗るはずだった飛行機が爆発炎上する夢を見た主人公とその友人数人は、直前に飛行機を降り助かる。しかし「死の筋書き」から本当に逃れられた訳ではなく、生き残ったもの達は次々に悲惨な死を遂げていく。死という運命に打ち勝つ事ができるのか?主人公たちと死の戦いが始まる・・。
襲ってくるのが「死」という運命というのが面白く、不気味でもある。また生き残った者達の死に方が、悲惨で目を覆う程。
その上、せっかく予知でみんなを助けたのに、飛行機に爆弾を仕掛けたと疑われ、死だけでなく、警察からも追われる身となってしまう主人公の立場が、緊迫感をより高めてくれた。
誰が生き残れるのか、ラストまでハラハラ見れる作品。
お勧め

「デッドコースター」は2作目。何台もの車が玉突きを起こし大惨事になる事故を幻視した主人公は、直前で事故から逃れる。しかし、死の運命は、ここにも忍び寄ってきた・・・。
暗示的な予兆を示し死の不気味さを引き立てていた1に比べ、主人公が簡単にこれから起きる事を幻視してしまう為、怖さが半減。その上、主人公の幻視が無ければ死ななかったんじゃ?という展開も多く、1と比べるとイマイチ。
ある警察官が、その予知で助かった為、仲間になり、いろいろな所で融通がきいてしまうというのも、緊迫感を無くしている要因な気がする。
それでも、普通に楽しめる作品だったと思う。
「ファイナル、デスティネーション」との絡みが割りとあるので、こちらを見るならまず1作目を見た方がより楽しめるはず。
3作目「ファイナル・デッドコースター」は面白いんだろうか?ちょっと気になる。
おすぎは褒めてたらしい。

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「ユナイテッド93」 [映画:ホラー・サスペンス]

どうしても見たくて(もうすぐ上映期間が終わってしまう)、突発的に映画館に行き、「ユナイテッド93」を見て来た。

この映画は、2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロでハイジャックされた4機の飛行機の内、唯一目的地にたどり着かず墜落した飛行機を舞台にしたもので、9月11日、ハイジャックされたユナイテッド93の機内と、アメリカ国内の管制室、そして軍の司令室で起きた事を限りなくドキュメンタリータッチで描いた作品である。

話の顛末がわかっている為、飛行場を離陸した時から、絶望へのカウントダウンが始まり、奇跡も期待出来ない。まるで、9月11日の数時間を切り取って映像化したように、最初から最後まで映画は緊迫感に包まれている。

映画館で見る事によって、その緊迫感はより高められたような気もする。頑張って映画館まで行ったかいがあった。

この映画に主人公はいない。

登場人物の名前すらほとんどわからない。

事件の背景を説明する事もない。

同時多発テロを知っているのが前提で見る映画でもある。

カメラは起きている出来事を淡々と追うだけ。

主役が不在であるだけでなく、勧善懲悪にはならず、加害者であるハイジャック犯も被害者である乗客も同じ視点で描いている。

最後まで諦めない人々、信じる宗教の為に多くの犠牲者を出す事も自分の命を捧げる事も厭わない人々、職務を必死に遂行しようとする人々、いろいろな人の生き様がこの映画では描かれているが、この映画が自主的に発している強いメッセージは無い。

この映画を見て、何を感じるのか、考えるのかは、観客に委ねられているのだ。

それは実際のアメリカ同時多発テロの事件を知って、何を感じるかが一人一人違うのに似ている。

アメリカ同時多発テロが起きて5年目、この映画を見て、もう一度この事件自体を考え直して見るきっかけになればいいと思う。

私自身、同時多発テロが起きた当時は、テロの残酷な行為だけに目を奪われていたが、今現在、アメリカが世界で行っている独善的な行為にも問題があると思っている。

もちろんテロは許されるべきものでは無いが、イラクへの攻撃を見れば、イスラム世界で、アメリカが国家規模でテロを行っていると受取られても、不思議では無いと思える状況である。

ユナイテッド93の乗客について一人一人詳しく知りたいのなら、「墜落まで34分-ハイジャックされた乗客達の記録」(最近「ユナイテッド93」と改題して文庫で出た)を読むといいと思う。


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「悪魔の棲む家」2005年版 [映画:ホラー・サスペンス]

悪魔の棲む家 コレクターズ・エディション

悪魔の棲む家 コレクターズ・エディション

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2006/05/24
  • メディア: DVD
  • 5.5点
 
「悪魔の棲む家」リメイク版。
幽霊屋敷とか呪われた家とかって割と好きで、「呪怨」もドキドキして見た。
 
最初の「悪魔の棲む家」を見たのはかなり前で記憶が曖昧なんだけど、呪われた家の中で次々と起こる怪奇現象というのは、個人的に好きな内容で、かなり楽しんで見た記憶がある。
 
という事で、期待してみた映画だったんだけど、評価はイマイチ。
昨年、一家惨殺事件が起きた呪われた家に引っ越した一家という設定で、引っ越した直後は、怪奇現象が次々に起こりドキドキさせてくれたんだけど、それは最初だけ。
来るぞ来るぞ来るぞ・・・ってなどきどき感があまり無かった。
 
後半は、呪いによりおかしくなってしまった父親(母親の再婚相手)の行動に焦点が絞られてしまい、怪奇現象の怖さというより、行動のおかしい父親の怖さが中心になってしまった。
何となく「シャイニング」を思い出させる展開なんだけど、シャイニングほどの緊迫感はもちろん無く、中途半端・・という感じ。
 
全体的にあっさりで「あれ?これで終わり?」という感じの映画だった。 

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「蝋人形の館」ダメダメかと思ったらなかなかどうして [映画:ホラー・サスペンス]

蝋人形の館 特別版

蝋人形の館 特別版

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/04/07
  • メディア: DVD
  • 8点
 
タイトルから、チープでどうしようもないホラー映画を想像してたんだけど、見てみたら、予想外に面白かった。
 
いくつかのカップルを含む若者達、キャンプ、忘れられたような小さな町、そして、順々に殺されていく若者達・・・とお約束の展開ではあるし、ストーリーにも粗さは目立つのだが、蝋人形という設定が上手く生かされていて、B級ホラーとしては、なかなかの快作。
 
ショッカー映画的なハラハラドキドキは少ないけど、ドロドログチャグチャの気持ち悪さや、蝋人形の不気味さが作品全体に漂っていて、スプラッタ映画として、久々に楽しめるものを見たなぁという感じ。

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「コックリさん」 [映画:ホラー・サスペンス]

コックリさん スペシャル・エディション

コックリさん スペシャル・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/08/26
  • メディア: DVD
6点
 
最近友人宅で昼間にホラー映画を見るのが流行り。
ホラー映画って、嫌いな人は「絶対見たくない!」って拒絶反応を起こすし、怖い映画嫌いの友人が多いので、今集まってる面子(3人だけど)は私にとっては貴重なホラー仲間なのであった。
 
で、今回見たのは、「コックリさん」。韓国映画で、韓国にも「コックリさん」みたいなものがあるのかぁと思って見たんだけど、日本のとはちょっと違うような・・・。
 
寒村の学校に転校しイジメにあっている主人公が「コックリさん」を使って呪いをかける話なんだけど、「コックリさん」のシーンは最初に出てくるだけで、後は「コックリさん」で呼び出された霊が、次々に人を殺していくのだった。
そして、この霊は、この寒村の秘密と深く関わっていたのだ・・・。
 
どんどん人が死んでいくので展開がスピーディーなのと、霊にまつわる謎解きはなかなか面白かったけど、全体的に大雑把な感じがするし、ゾーーーっとする怖さというのはあまり感じなかったので、点数低め。
 
ちょっとホラーが見たいなと言う時に、あまり考えずに見れる作品。
 
最初は女子校が舞台で、出てくる少女は、美少女が多かった。
主人公の目の大きさは、それだけで怖い物があったかも。

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「サイレン」 [映画:ホラー・サスペンス]

レディースデーの水曜日に映画を見て来た。

見て来たのは、サウンド・サイコ・スリラー「サイレン」。

ホラー映画って嫌いな人は嫌いで、周囲に好きって人は少なかったんだけど、最近仲良くしている友人がホラー好きで、誘ってくれたのだ。邦画のホラーは久々なのでちょっと期待。

舞台は「夜美島」。そこで昔、島民集団失踪事件があった。その時、たった一人生き残った男が残した言葉が「サイレンが鳴ったら外に出てはいけない」だった。

弟の療養の為、その島を訪れた主人公は、不気味な島民の雰囲気に脅える。そして、廃屋に残された手帳を拾った事から、島の隠された秘密を探ろうとする。その時、不気味なサイレンの音が・・・。

集団失踪事件、島に伝わる人魚の伝承と不気味な歌、LIVE・EVIL・・・等々、雰囲気を盛り上げる要素がたっくさん。途中まではかなり期待して見ました。

しかし、ダメでした。ネタバレになるから書かないけど、これだけ良い要素をいっぱい詰め込んであるのに、こりゃないでしょ??(T_T)ってな感じ。

サウンド・サイコ・スリラーというのも、それほどサウンドが効果あったとは思えない。

島民が集団失踪、サイレン、と聞いて、伊藤潤二のサイレンの村 を思い出した(というか最初原作かと思った)んだけど、伊藤潤二の方が何倍も面白かったよ。


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「スクリーム2」「スクリーム3」 ホラー映画ファンなら楽しめます♪ [映画:ホラー・サスペンス]

スクリーム2

スクリーム2

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2002/02/22
  • メディア: DVD
スクリーム2:8点
スクリーム3:6.5点
 
ホラー映画ファンなら大受け間違い無しの「スクリーム」の続編の「スクリーム2」。
内容はゴーストのマスクをした犯人による連続殺人事件。その犯人に執拗に狙われる主人公シドニー。
「ハロウィン」や「13日の金曜日」などに代表される怪物による連続殺人ではなく、犯人は人間で最後に犯人も判明するんだけど、そのドキドキ感はホラー映画そのもの。
その上、ホラー映画オタクが出てきて「ホラー映画で最後まで生き残る為には」なんてウンチクまで語ってくれる1作目に続き、2作目も、1作目の続編である事を大いに生かしたできになっている。
思わず「ニヤリ」としてしまうシーン満載なのに、緊迫感もあるのも一作目と同じ。
たくさんのホラー映画を見ている人なら「スクリーム」は絶対楽しめると思う。そして「スクリーム」が気に入ったなら是非「スクリーム2」もどうぞ。
そして3作目「スクリーム3」は、無理に3作目を作ったかなぁという感じが出てしまって、イマイチ。
でも「スクリーム1・2」を見たなら、記念としてみるのもいいかな??
まずは一作目「スクリーム」を見てからですね。「スクリーム」を見ないで、2・3を見ても面白さ半減・・・どころか、駄作と感じてしまうかも。

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「ザ・リング」ハリウッド版 [映画:ホラー・サスペンス]

ザ・リング

ザ・リング

  • 出版社/メーカー: アスミック
  • 発売日: 2003/05/02
  • メディア: DVD
 
友人宅でまたまたホラービデオ鑑賞会。
今回は「ザ・リング」ハリウッド版。
 
最初の犠牲者が死ぬシーンはなかなかドキドキしたけど、その後はそれほど怖くなかった。
日本版リングの「祟り」「呪い」を漂わせるジメジメとした雰囲気に比べ、こちらはどちらかというとサスペンス色が強い。
設定も馬というキーワードが入ったり、日本版リングとは違う部分が多かった。
その上、「ザ・リング2」で全ての答えが!!という予告の通り、何か中途半端。
 
一応「リング2」は見る予定だけど、こちらだけだとイマイチという感じでした。
 

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