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「AAAH! ゾンビーズ!! 俺タチだって生きている」監督マシュー・コーネン:ゾンビ一発ネタもの。最初だけ笑える(^^;) [映画:ホラー・サスペンス]

AAAH! ゾンビーズ!! (俺タチだって生きている) [DVD]

AAAH! ゾンビーズ!! (俺タチだって生きている) [DVD]

  • 出版社/メーカー: アメイジングD.C.
  • メディア: DVD
4.5点

アメリカ軍が超人を作ろうとして開発した薬で、兵士がゾンビに。
隠蔽工作として薬を破棄しようとしたが、薬の移動中事故が起きてしまう。
事故現場近くのボーリング場で働く男女4人が、その薬を摂取してしまい、ゾンビ化。
しかし、彼らは自分達がゾンビ化したことに気がつかず・・・。

傍目からは姿も動きも、ゾンビにしか見えないのに、ゾンビになった者達同士は、
互いが普通に見えるってのがポイント。

本人達は、さっそうと歩いてるつもりが、現実はうめき声を発しながらゾンビ歩きしてる。
会話もゾンビ同士だと普通にできるが、普通の人から見ると・・・。

現実とゾンビ化した4人の視点で交互に描かれる同シーンのギャップが笑えます
(つっこみどころは満載ですが)。

しかーーし、コメディホラーで、笑えるメインが、その部分だけってのが厳しい。
ギャップに笑えるのは、最初だけ。
何度も、何度も繰り返し、現実と彼らの主観との違いを見せられても・・・・
後半は飽きます。

他にも多少ギャグが盛り込まれているけど、それほど笑えず、その上、感動ストーリーも
入れたいのか、ゾンビになった2人の恋愛ドラマとか、今までの人生への懐古とか、
これからの運命への意気込みとかが、凡庸な長いセリフで語られて辟易。

もうちょっと演出が上手なら・・・と思ってしまった。

結局、最初に一発ネタで笑って、後はタルイ・・・という映画でした。
地味に面白くなかった(-_-;)。

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「ダンジョン飯」九井 諒子著:ダンジョンの魔物でご飯!「ダンジョンマスター」を思い出すけど、より美味しそう♪ [本:コミック]

ダンジョン飯 1巻 (ビームコミックス)

ダンジョン飯 1巻 (ビームコミックス)

  • 作者: 九井 諒子
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2015/01/15
  • メディア: コミック
8点

「倒したモンスターを料理して食べる」・・・というシチュエーション、今なら「モンハン」なんでしょうが、
モンハンをやってない私は、昔の名作RPG「ダンジョン・マスター」(アミガ版と、PCの日本語版をやった記憶が)を思い出したコミック。

ダンジョンの奥で、レッドドラゴンに妹を食べられてしまった主人公ライオス。
妹が消化される前に助け出し蘇生させたいと、ライオスは準備もほとんどせず、
ダンジョン最奥に再び戻ろうとするが、お金が無いのもあり、食料はダンジョン内で調達することに。
「ダンマス」などは、ダンジョン内で食料を調達するのが普通でしたが(見た目が気持ち悪いワーム
輪切りとか思い出す)、このコミックでは、食料を持参してダンジョンに潜るのが普通。
エルフの魔法使いマルシルなどは、魔物を食べることに非常に抵抗を覚えるし、
パーティの誰も、今まで魔物の調理などしたことがない。
そこに現れたのは、ダンジョンで魔物調理の研究をして10年という、ドワーフのセンシ。
彼の協力により、「歩き茸」と「大サソリ」は美味しい水炊きに♪

ファンタジーPRGものに「自分で捕ったものを美味しく調理する♪」というロマン(笑)が加わり、
乾燥させたスライム(貴重品)、マンドラゴラ(叫ばせて抜くと美味)など、ファンタジー色
満点の食材を使った、美味しそうな内容のコミックになってます♪

食の視点から見た魔物(コカトリスは、鶏か蛇か?)の解説も面白い♪
ダンジョン内の罠だって、料理に大活躍!

妹さん、ドラゴンに消化されつつあるのに、こんなにのんびりしてていいのか??と
思っちゃいますが、続きが楽しみな一冊(〃∇〃)!
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「キャビン・フィーバー ペイシェントゼロ」監督カーレ・アンドリュース:「キャビン・フィーバー」(監督イーライ・ロス)の新作だけど別物 [映画:ホラー・サスペンス]

キャビン・フィーバー ペイシェント・ゼロ [DVD]

キャビン・フィーバー ペイシェント・ゼロ [DVD]

  • 出版社/メーカー: トランスフォーマー
  • メディア: DVD

4点

奇才イーライ・ロスの処女作「キャビン・フィーバー」(リンク先感想)の新作。

今回も、旅行先でウィルスによる致死の病に恐れ慄く若者達の話ではあるけれど、
登場人物の個性が弾け、微妙にずれていく登場人物たちの行動と、ストーリーが、
不協和音も重なるとそこに見たことの無い世界を産む!と感心させてくれたイーライ・ロスの
「キャビン・フィーバー」とは全く別物。

監督が変わると、同じような粗筋でも、地味でつまらなくなっちゃうんだなーと思える作品でした。

元々一作目も、登場人物は少なく5人の主要登場人物と、数人程登場する脇役達の話で、
粗筋だけだと、とっても地味。
皮膚が爛れ、腐り落ちるウィルス性の病とはいっても、パンデミックが起きているわけでも、
予兆があるわけでもなく、数人の男女が人里離れたコテージでパニックに陥るだけの話だし。
でも、そこにイーライ・ロス・テイストが入り、予想がつかない方向に話が展開して面白かった。

「キャビン・フィーバー ペイシェントゼロ」は、

ウィルスの研究所がある立入禁止の島に、バカンスとして来てしまった4人(男3、女2)。
海でシュノーケリングを楽しもうとすると、そこには大量の魚の死骸だけが・・・。
少し前、その島では、ウィルス感染が起き、数は少ないが住人や観光客が死んでいた。
研究所はそれを隠蔽。
たった一人の生き残り、ウィルスに対して免疫を持つと思われる男を、その島の研究所に監禁し、
薬を開発しようとしていた。
バカンスに来ていた中で、海で泳いだ2人の皮膚が爛れだし、救助を求め、
研究所内に侵入する若者達だったが・・・。

というような粗筋。
研究所が出てきたり、前作よりもう少し大掛かりにはなってても、内容的には地味で
盛り上がりに欠け、面白みも無い内容。
使い古されたネタが羅列された、昔のホラー映画・・・って感じ。

見せ場は、皮膚が爛れゾンビみたいになった女性2人のバトルシーンかな?
特にストーリーに影響も無い、どうでもいい部分なんですが、そこは凝ってた(^_^;)。

イーライ・ロスの「キャビン・フィーバー」の新作と期待して見ると、がっかりします(私がそうだった(^^;))。

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「インシディアス2」監督:ジェームズ・ワン:完全に1作目の続編!雰囲気造りは相変わらず上手だけど・・・ [映画:ホラー・サスペンス]

インシディアス 第2章 [DVD]

インシディアス 第2章 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD
6.5点

「インシディアス2」は、映画「インシディアス」(リンク先感想)の完全な続編。
「インシディアス」を見ていなくても楽しめるけど、「インシディアス」を見た方が絶対楽しめます。

↓に、「インシディアス」のネタバレがあるので、「インシディアス」をまだ見ていない方は、
読まない方が無難です(^^;)。
「インシディアス」の方が、「インシディアス2」より面白かったと、私は思うし。










------------------以下、「インシディアス」のネタバレが若干あり--------------------------------

ルネとジョシュのダルトン夫妻。
引っ越した家で、息子ダルトンが、原因不明の意識不明状態に。
特別な能力を持つダルトンは「何者」に囚えられていたのだ・・・。
家を引き払い引っ越した先でも続く怪異。
そして、戻らないダルトンの意識。
しかし、霊能力者エリーゼの犠牲はあったが、ダルトンを無事取り戻すことができたランバート一家。

↑ここまでが「インシディアス」のストーリー。

やっと平穏が訪れるかに思えたが、ランバート一家への厄災は終わってはいなかった・・・。

という展開で「インシディアス2」は始まります。

霊界に通じる世界に飛べる能力を持ったダルトン。
1作目でダルトンを救うために、昔封印した同じ能力を呼び覚まし、霊の世界へと入った父親ジョシュ。

しかし、ジョシュは霊の世界から、何者かを連れて来てしまっていた。
何者かに憑依されるジョシュ。
家では突然ピアノが鳴り、白いドレスの女性が徘徊・・・・次々と怪異が起きる。
そして、まだ乳児である末の娘に危険が・・・。
ジョシュに憑依している霊は何者なのか?
そして、霊能力者エリーゼは既に亡く、ジョシュも憑依されてしまっている今、この怪異と誰が闘うのか??

突然鳴るピアノや子供のオモチャ、鏡にうつる白いドレスの女・・・ゾゾゾっとさせる演出は
ジェームズ・ワンらしく、相変わらず上手です。
前半は、ドキドキ、ゾワゾワしながら見ることができました。

ただ、中盤を過ぎると、ジョシュに取り憑いた霊が誰のものなのかの調査の進行と、
家での怪異、ジョシュの変貌などが、交互に語られる為、緊迫感が削がれがち。
ストーリー的にはちょっと凝ってるんですが、要素を入れ過ぎ?
要素が多い分、駆け足で状況説明とか、謎の解決が行われちゃったのも、緊迫感にかける理由かな?

また、1作目でも思ったんですが「霊の世界」みたいなのがチープで(^_^;)。
そのシーンになると、「お化け屋敷」に入ってるような印象を受けちゃう。

最後まで諦めず闘うジョシュ(ヒーロー)とルネ(ヒロイン)、家族で協力しあう、エリーゼという
強い味方が存在するなど、おどろおどろしい陰惨なホラー映画というよりは、
エンターテイメント性が高いホラー映画という印象。
モダンホラー作家のディーン・R・クーンツの作風を思い出した。

私はもうちょっとおどろおどろしいのが好きなのもあって、2作目はイマイチ。
でも、そうじゃなければ、普通に楽しめるホラー映画な気がします。





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「俺様ティーチャー」椿 いづみ著:元番長の真冬は転校先で大人しくしていられるのか?キャラクターがいいっ! [本:コミック]

俺様ティーチャー 1 (花とゆめCOMICS)

俺様ティーチャー 1 (花とゆめCOMICS)

  • 作者: 椿 いづみ
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2008/01/18
  • メディア: コミック

俺様ティーチャー 19 (花とゆめCOMICS)

俺様ティーチャー 19 (花とゆめCOMICS)

  • 作者: 椿 いづみ
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2014/10/20
  • メディア: コミック


無骨な男子高校生が、実は乙女チックな少女漫画家だったという「月刊少女野崎くん」(リンク先感想)。
よくありそうなネタか?と思って読んだら、意外にも、予想とは違ったテイストでとても楽しめた作品。
それが面白いと感想をアップしたら、同作者の「俺様ティーチャー」がとても面白い!と、
じみりんさんに教えて頂いたので、読んでみました♪

19巻まで発売されていて、まだ「花とゆめ」で連載中。

埼玉の東高の番長だった黒崎真冬。
しかし、喧嘩で補導され退学に。
「転校先では、絶対喧嘩をしないように!」と母親にきっつく言い含められ、緑が丘高校へ転入。
猫を被って新生活を・・と思う真冬だったが、担任はなんと昔の幼なじみ鷹臣君。
その上、席の隣は喧嘩好きのヤンキー早坂君。
彼のピンチに、真冬は・・・・。

新しい高校で、新生活。
そして、ラブロマンス♪
しかし、正体がバレちゃわないかとドッキドキ・・・なんてのを想像しちゃう粗筋ですが、
「月刊少女野崎くん」と同じで、予想とはまーーったく違う方向へ話が展開していきます。

最初の一巻は、上記の要素が若干見え隠れ。
しかし、後になるにつれ、別の方向へと進んでいき面白くなりました。

この本、19巻も出ているので、さすがに大人買いは・・・と、まず1巻を買い、
取り敢えず次もと2巻を買い、次に3・4巻を買い、5~8巻を買い、その後残り一気買い(^_^;)。
個性的なキャラクターがどんどん増え、それが出揃った中盤以降、すっごく面白くなります。
「月刊少女野崎くん」も、キャラクターがとても魅力的なので、その辺似てます。

最初は、ラブコメ路線?って感じだったのが、途中から眼力が異常に強い生徒会長が出てきたり、
そのお付の「忍者」が出てきたり・・・・。
読者の質問に「ラブはありますか?」とあったようなんですが、確かに主人公に関しては、
普通の少女マンガなら「そこからラブ」って展開になりそうなのが、全然ならない不思議(^_^;)。
サブキャラ同士だと、若干「ラブ」「片思い」なんかの要素がありますが、メインは無し。

ストーリー的には、ちょっと粗があり、基本が「シリアス+ギャグ」というのもあり、
突っ込みどころもいろいろ(^_^;)。
でも、キャラクターが生き生きと動いているのが魅力なので、そんなに気にならないです。
「月刊少女野崎くん」で、「少女漫画は法律違反はダメなので、高校生の飲酒・喫煙シーンはダメ」
「そんなので、ヤンキー漫画を書いたら不自然」というネタがあったんですが、
実はこのマンガ、「飲酒・喫煙無し、不良マンガ」でもありました(^_^;)。
自分の作品へのツッコミだったんですね(^^;)。
少年マンガだと、不良はタバコスパスパなので、かなり基準が違うんだーとも思いました。

ということで、ギャグ部分はかなり笑えるし、かなり楽しんで読んでて、
続きが出るのも楽しみなんですが、一つだけ不満が。

16巻だったかに、キャラクターの人気投票結果が載ってるんですが、何故「舞園先輩」が7位なのか!!
舞園先輩、真冬が元いた東高校の先輩なので、登場するのは、メインとは関係ない、
サブストーリーの時のみ。
出番が少ないから・・・と納得したいけど、同じ東高の後輩、現番長寒川が2位!!
なので納得できなーいっ!
自称「舞園(マゾの世界へ)誘人(いざなう人)」の、舞園先輩。
小学生の頃は、先生に怒られている同級生を「先生体罰ですか!!?体罰なら口の固い僕にっ!」
と、趣味全開でかばい、敵に捕まって縛られるのも、これまた趣味。
精神的にも、肉体的にもマゾ、でも見た目は爽やか癒し系の舞園先輩!
これほどいい味が出てるキャラクターは珍しいのに、何故7位~!

ちなみに、他のお気に入りキャラは、緑が丘高校の番長桶川。
喧嘩は非常に強いけど、趣味はモールス信号。
いちごラブという名前で、内容は「乙女チック&かなり無知」な内容の手紙を、伝書鳩を使って
文通してるという←しかし基本は男らしい。

他に、単行本限定4コマに登場している、毎日自転車のサドルを盗まれ、歩けば犬に襲われ、
鳥の糞が自分に落ち、バナナの皮でも滑って転ぶ・・・と不運オンパレードの大久保と、
それを一生懸命フォローしようとする寒川の妹港ちゃんの、カップルなりかけがお気に入り♪
以前「少女漫画的ラブ」は苦手だと書いたけど、「ラブコメ」は平気らしいとこの2人を見て思った。

ということで、20巻発売が楽しみです♪

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「MASTERキートン Reマスター」(浦沢直樹著)発売!20年ぶりの続編?!!嬉しい(〃∇〃)! [本:コミック]

MASTERキートン Reマスター (ビッグ コミックス)

MASTERキートン Reマスター (ビッグ コミックス)

  • 作者: 浦沢 直樹
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2014/11/28
  • メディア: コミック


考古学者である主人公平賀・キートン・太一は、非常勤講師をしながら、大学への就職を模索している。
その傍らロイズの保険調査員(探偵)としても、活動。
太一は、元SASのサバイバル教官でもあり、その能力を活かし、調査中に遭遇する数々の
危機を乗り切って行く・・・・。

「マスターキートン」が終了して、もう20年だそう。
いやー、そんなに経ってたんですねw(゚o゚)w!

フォークランド紛争、冷戦後の世界・・・・それらの政治的背景と、考古学、軍事ノウハウ、
人々の思いや絆・・・・いろいろなものが詰まって、とっても面白かった「MASTERキートン」。

夏頃、近所のブックオフが閉店した時、閉店割引で「マスターキートン」を揃え、
「今読みなおしても面白いっ!」と思っていたら、まさかまさかの続編発売っO(≧▽≦)O!
なんてグッドタイミングっ!

「MASTERキートン Reマスター」は、「マスターキートン」完結からかなり後、20年後の世界が舞台。
太一は、論文を発表したものの、その斬新さから学会に認められず、ドクターになれないまま。
娘さんは、結婚し、そして離婚・・・・。

時代は変われど、マスターキートンの面白さは健在!
「マスターキートン」が好きだった方は、是非(^-^)ノ!

ただ、「1巻」表記がないので、続編はこれでおしまい??
できれば、もっと続いて欲しいなぁ。
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「いとしのムーコ」6巻(みずしな孝之著)発売!相変わらずムーコは可愛い(*^.^*)! [本:コミック]

いとしのムーコ(6) (イブニングKC)

いとしのムーコ(6) (イブニングKC)

  • 作者: みずしな 孝之
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/11/21
  • メディア: コミック


いとしのムーコ(5) (イブニングKC)

いとしのムーコ(5) (イブニングKC)

  • 作者: みずしな 孝之
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/03/20
  • メディア: コミック


「いとしのムーコ」6巻が発売されましたヽ(^o^)丿!

今までの感想は1巻2巻3巻4巻、各リンク先に。
5巻の感想は書いてなかったので、Amazonへのリンク貼ります(^_^;)。

ガラス職人である飼い主の小松さんが、大好きな、柴犬のムーコ♪
「犬ってこんなこと考えて行動してるのかな?」と思えるムーコの行動と、
ムーコの擬人化された思考の程よいさじ加減のバランスが、すっごくいい味出してるマンガ♪

何気ない日常を描いてることが多いので、新鮮味は薄らいできましたが、
それでも読んでると、まったりほこほこ、心が温かくなるマンガです♪

※ずっとサボってしまった(^_^;)。
感想書きたい本もいくつかあるので、ぼちぼちまた再開したいです←希望。 
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町田市立博物館:「江戸の衣装競べ」を見てきた♪小規模ながら、面白いっ! [美術展・博物館等]

matidahaku-kimonoposter.jpg
町田市立博物館で2014年9月13日(土)~11月3日(月)まで開催されている、
江戸の衣装競べ 国立歴史民俗博物館 野村コレクション」を見てきました♪

江戸時代のはじめ、武家女性と町民女性の小袖のデザインには大きな違いがなかった。
しかし、友禅染の出現をきっかけに、従来の刺繍や絞りなどを使った小袖を着続けた
保守的な武家女性と、新しい友禅染を受け入れた町人女性とで、違いがでてくる。
柄も、友禅染により、清水寺などいろいろな観光地を描いたりバリエーションが増えた町人の小袖。
自然物や風景、御簾など公家を連想させる模様中心だった武家の小袖。

また同じく保守的だった公家の小袖は、武家と同じ自然物を描いても、遠景からの模様だった
武家の小袖と違い、近くから花などを描いたものが多かったという。

その辺の流れが、展示物を見ることでわかるようになってます。

他にも、小袖に使われる生地の変遷、簪など小物などの展示もあり、小さいながらも、
江戸時代の小袖のデザインの変化(帯が太く豪華になるにつれ、上下別の模様があしらわれるように
なったり、上はシンプル、下部分の方が書き込まれたり)、身分による違いなどが
よくわかる内容になっていて面白かった♪

リアルな蝙蝠が描かれている着物があったり、デザイン的に面白いものもいろいろ。

小規模なのは、入場料が300円と安いので、そんなものかな?と(^_^;)。
興味深い展示会だったので、興味がある方は行ってみるのも♪

matidahaku2.jpg
博物館の入り口。
matidahaku1.jpg
建物自体も大きくないです。

ただここ、場所が辺鄙なんですよね~(^_^;)。
車で行ったんですが、山の斜面にある住宅街に入る細い坂道を、どんどん登り(途中道を間違って
焦った(^_^;))、住宅街の中にポツン・・・って感じでありました。

駐車場はすぐ近くにある「本町田遺跡公園」(弥生時代の竪穴式住居の再現が2棟ある-感想後日)と
共通で9台。
平日行ったら、ガラガラでした。




「魔法使いの嫁 1巻・2巻」ヤマザキコレ著:久々の少女らしい少女漫画♪面白んだけど、少女漫画自体に違和感(^_^;) [本:コミック]

魔法使いの嫁(1) (ブレイドコミックス) (BLADE COMICS)

魔法使いの嫁(1) (ブレイドコミックス) (BLADE COMICS)

  • 作者: ヤマザキコレ
  • 出版社/メーカー: マッグガーデン
  • 発売日: 2014/04/10
  • メディア: コミック

魔法使いの嫁 2 (BLADE COMICS)

魔法使いの嫁 2 (BLADE COMICS)

  • 作者: ヤマザキコレ
  • 出版社/メーカー: マッグガーデン
  • 発売日: 2014/09/10
  • メディア: コミック


現在2巻まで発売されている「魔法使いの嫁」。

魔力をスポンジのように蓄える力を持つ夜の愛し仔(スレイ・ベガ)である日本人の少女チセは、
オークションで、人ならざる魔法使いエリアスに落札される。
チセを弟子として、そして嫁として面倒を見ようとするエアリス。
魔法と魔術、妖精、ドラゴン・・・様々なモノが交錯する世界を描いたファンタジー。

試し読みして気になってたんですが、ちょびさんが面白いと評価してたので購入!

大きなストーリーの流れ主体というよりは、世界観描きとして、独自の世界観が構築されていて、
面白い!

ただ、久々のちゃんとした少女マンガ。
最近少年・青年マンガばっかり読んでいる私には、チセの心が少しずつ少しずつ
エリアスに寄り添っていく過程とか、こう恋愛の機微をほのかに感じさせる表現に違和感(^_^;)。

少年漫画の恋愛って、もっとわかりやすく(大げさに顔を赤らめるとか)、
また、自分が読んでる少年・青年マンガに、恋愛的要素が中心に来るのが少ない為、
違和感を感じるのかな?

既に、乙女心なんて、どっかに飛んでってる証拠か?
ほ~~んの少し胸がキュン・・・・みたいなシーン(この積み重ねが重要なのだが)、
思わず引くというか(爆)。

少女漫画で最近読んだ・読んでるのは
清水玲子の「Deep Water〈深淵〉」(猟奇殺人と刑事物)、
東村アキコ「海月姫(1) (KC KISS)」(ファッションデザイナーものだけど、
東村アキコなので、かなりギャグ)
先日ここで感想を書いた「月刊少女野崎くん」とか、メインが恋愛とは離れてるものばっかだし(^^;)。

少女漫画も発掘すれば面白いのがいろいろありそうだけど、恋愛の機微に引くとなると、
敷居は高いか??(^_^;)

少年・青年マンガにどっぷり浸かり過ぎてる気がする・・・・。

ちなみに今月発掘した少年漫画はジャンプ連載、アニメ化された「ワールドトリガー 1
来年だったかアニメ化予定の雨宮慶太「ソードガイ(1) 」。
どちらも単行本を買おうか悩んでる。

「ワールドトリガー」は、旦那と息子がジャンプで読んでるのは知ってたけど、私は読んで無かった。
アニメをちょろっと見たら面白かったので、現在家にあるジャンプの分だけ、まとめて読んだ。
ううう、最初からちゃんと読んでおけば・・・・。

少し前の号、「ワールドトリガー」が、HUNTERXHUNTER化していて驚きましたが
(1号だけだったけど)、「HUNTERXHUNTER」の連載再開はいつになるんだろ?
巷の噂では2年後(爆)くらいとかなってるけど、本当にそうなりそうだ(^_^;)。


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小学館:大人のためのコロコロ、「コロコロアニキ」2014年10月15日創刊!内容は興味無いけど買ってしまった・・ [その他]

コロコロアニキ 2014年 11月号 [雑誌]

コロコロアニキ 2014年 11月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2014/10/15
  • メディア: 雑誌


「コロコロ」を卒業した中学生や、昔コロコロの愛読者だった20~30代の男性をターゲットにしたという
コロコロアニキ」が、2014年10月15日に新装刊!

私は「小学生シリーズ(「小学1年生」とか「小学2年生」とか)」の愛読者。
「コロコロ」が出たのは、もっとあと。
息子は読んでたけど、自分は全く興味がなかったし、「コロコロアニキ」なんてのが出るのを知っても、
まーーーーーーーーーったく興味は無かった。

・・・・・・・・・でも、買ってしまいました(-"-;A。

今、目の前にある「コロコロアニキ」。
ネーミングが、かなり嫌。
目玉である「爆走兄弟 レッツ&ゴー」も全く知らず。


・・・・・・・・・・・でも、買ってしまった・・・・。

なぜなら、「パズドラ」の「火の宝玉」が貰えるシリアルコードがついてたから・・・(小声)。

自力では手に入れられない「火の宝玉」。
何度かコンティニューすればゲットできるかもしれないけど、それまでに幾らかかるか・・と
考えると、620円出しちゃった方が気が楽!
大人だもん( ̄ー ̄)!!

赤ソニアの究極素材の可能性が高いので、ゲットしておきたかったというのもある。
しかーし、買った直後に、究極進化素材発表!

必要だったのは「闇の宝玉」でしたΣ( ̄ロ ̄lll)!!

まぁいいや・・・・きっとどこかで使い道があるに違いない>「火の宝玉」。
3冊買うと、「覚醒ヘラ・ウルズ↑↑」(かくせいへらうるず・あげあげ)というふざけた究極進化をした
ヘラ・ウルズを究極できるんだけど、さすがにそこまではしない(^_^;)。

その後、「闇の宝玉」のシリアルコードがついてくる「ファミ通」を買ってしまった。
大人の財力!
しかーーーし、またもやしかーし!
他の進化素材を手に入れるのが厳しすぎ(T△T)。
私の「赤ソニア」、いつか究極進化させたい・・・。

ちなみに「コロコロアニキ」、全然おもしろく無かった。
これ、元ファンだった人が読んだら面白いのかな?
それすら疑問のわからなさ。

載ってるのでは「でんじゃらすじーさん」だけ知ってた(息子が好きだったから)。

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「カオスノート」吾妻ひでお著:日記風のナンセンスギャグ!「不条理日記」を思い出すけど、もっと取っ付き易い感じ♪面白い(〃∇〃) [本:コミック]

カオスノート

カオスノート

  • 作者: 吾妻ひでお
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2014/09/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
7.8点

失踪日記」「アル中病棟」(どちらもリンク先感想)など、自分の体験をマンガにして話題な吾妻ひでお。
「美少女ギャグ漫画家の大御所」のイメージが強かったので、自伝風コミックの内容には驚いたけど、
どちらも、とても面白かったし、「失踪して浮浪者になってた」「アル中病棟で治療を受けてた」という
内容は、すごく衝撃的でもあった!

そして、この「カオスノート」は、「失踪日記」「アル中病棟」などと同じように、日記風。
でも、完全にフィクションで、内容は不条理ギャグ漫画。
「美少女ギャグ漫画」だけでなく、SFテイストの強い「不条理日記」も人気があった吾妻ひでお。
そして、「カオスノート」も、不条理ギャグとして面白い!

自分の死体を釣り上げたり、飛び出す絵本からは、忍者、漫画家、貼り付けの女子高生・・・etc、
いろいろなものが実体化して飛び出してくる。
「○月○日、道を歩いていたらパニックに襲われ内蔵を全部吐いてまい、内臓は逃げてしまった。
空っぽの腹の中に死んだ海鳥を詰め込んだ。
海鳥は腹の中で発酵し美味しくなっていく。」←キビヤックですね(笑)。

一コマ、一コマの連作、1ページ物、数ページもの、長さはいろいろだけど、
吾妻ひでおの絵柄と、不条理ギャグの内容があってて、とてもおもしろいし、いい味出してます。
女子高生に、突然刺されたり、女子高生が化け物だったり、崖から生えてたり・・・・
女子高生の登場回数が多いのは、吾妻ひでおらしい。

アル中の時見た幻覚について描いてるのかと思える内容もあったけど、完全な創作だそう。

「不条理日記」などが好きだった人には、とってもお勧め(^-^)ノ。
とぼけた感じだけど、ブラックな要素も含むナンセンスギャグが好きな人にもお勧め(^-^)ノ♪

私はとても楽しんで読めました(〃∇〃)♪





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「SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと」チャールズ・ユウ著・円城塔訳:仮想空間+タイムマシンもの。円城塔が好きな人に♪ [本:SF]

SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

  • 作者: チャールズ・ユウ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2014/06/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
7.5点

建造中に若干の損傷を受け、途中で開発計画を放棄された「マイナー宇宙(MU)31」。
作業が中止された時点で、物理法則は93%しかインストールされていなかったため、
予想不可の現象が起きる。
主人公チャールズ・ユウは、タイムマシンの修理とサポートの為、TM31-娯楽用タイムマシンに乗り、
サポートコンピューターのアニメのお姫様声で自己評価が低く泣き虫でも、一生懸命
のタミー(ビジュアル的には「眼鏡っこ」か?)と、不実在犬エドと一緒に、
「現在-不定形」の無時制の状態で10年近く過ごしている。
タイムマシン開発の研究をしていた主人公の父は時空のどこかに行ってしまい失踪。
母は、心を病み「60分の切り取られた時間の中」で、幸福な時間をループして過ごす施設で暮らす。

「タイムマシン」は、過去を窓から覗き見るようなもの・・・という設定なので、
タイムパラドックスものではなく、量子力学を基調とした多次元宇宙論がベース(?)。

舞台となる宇宙も、「タイム-ワーナー・タイム社」が所有する宇宙であり、
その宇宙に関して、「ニューヨークとロサンゼルスが不可視的に非可逆的にマージされ、
ハワイとアラスカも飲み込み、かつてアメリカであったものを包括した一つの巨大都市」
「グレーター・トウキョウが時空断層にそって自発的に分岐し、一つのトウキョウは地球を横断し、
もう一方は位置を確定されずロスト・トウキョウと呼ばれている」・・・と、部分的には
描かれているが、がっちり書かれているわけでもない。

きっちりしたハードSFではなく、後書きにあるように、SF風な純文学に近い内容。

断片的に語られる、でもトータルの量は膨大な、タイムマシンの原理、この宇宙の様子、
この世界の主軸をなす「継時上物語学」・・・・の合間をぬって進んでいくのは、
主人公の、少年時代、家庭環境、孤独な人生、そして父親探しのストーリー。

で、読み始めて、「すっごく円城塔っぽい!」と思ったら、訳が円城塔でした(^^;)。
今までの彼の作品と同じく、リズム感のよい、フワフワした、でも掴みどころがないような
不思議な文章で語られてます。
どうも、原文もそんな感じなので、円城塔訳というのは、正解なのかもしれない。
でも、円城塔の作品に比べると、主人公であり、作者と同じ名前のチャールズ・ユウ、
個人の人生を深く追った作品。
円城塔は、登場人物の一人の物語をじっくり掘り下げるというよりは、世界観書きという印象が。

内容も、わかるようでわからない部分が多数で、人を煙に巻いた印象。
それでも、このとらえどころの無い話が、面白く感じるのは、円城塔の文章の魅力もあるのかも。

円城塔が好きならお勧めな気がする。

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「月刊少女野崎くん」椿いづみ著:久々に大人買いした少女マンガ♪大人買いして悔い無し(〃∇〃)! [本:コミック]

月刊少女野崎くん(1) (ガンガンコミックスONLINE)

月刊少女野崎くん(1) (ガンガンコミックスONLINE)

  • 作者: 椿 いづみ
  • 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
  • 発売日: 2012/04/20
  • メディア: コミック

月刊少女野崎くん(5) (ガンガンコミックスONLINE)

月刊少女野崎くん(5) (ガンガンコミックスONLINE)

  • 作者: 椿いづみ
  • 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
  • 発売日: 2014/07/22
  • メディア: コミック


現在アニメ放送中らしい「月刊少女野崎くん」。
女子高生の佐倉が恋した相手は、背が高く寡黙な野崎くん。
しかし、彼はバリバリの少女漫画を描いている、少女漫画家だった!

という設定。

ネットの試し読みで数ページ読んだら、ツボに入りそうだったので買って読んでみた!
現在5巻まででてます。
大人買い!

それも、一巻だけ買って、その後ランチに行き、そこで少し読んで、
「これは残りも買って帰ろう(〃∇〃)!」・・と、帰りがけに残りをまとめて買うという、
二段構えの大人買い!←大人の知恵とも言えるけど、「大人買い」という言葉の持つ潔さはない・・。

「大人買い」でよくあるパターンは、潔くまとめて買って、思ったより面白くなくてがっかりパターンと、
「大人買い」はやめようと、1冊だけ買って、うわーーーー続きが読みたーーーいっ_| ̄|○と、
家で悶絶し、買わなかったのを後悔するパターン。

今回、どちらにもならず、満足!
面白かったので、大人買いして後悔なしっ!

さて、この話、割と「花とゆめ」などでありそうな、「寡黙な外見と違って中身は乙女な野崎くん?」と
いう設定かと思ったら、全然違ってた。
何故、彼が少女マンガを描けるのだろう??と思うほど、鈍感でデリカシーも無い(^_^;)
(でもマンガにかける熱意だけは本物!ネタ探しに余念がない)。

そして、主人公、リボンが愛らしい、恋する乙女なはずの佐倉もまたずれてる。
他のメインキャラも、いい感じなズレ具合で、個性があって面白い!

野崎が、アシスタント兼友人たちと、恋愛シュミレーションゲームをやるくだりなどは、
視点が独自でかなり笑った。

このマンガの魅力を言葉にするのは難しいので、気になった方は、ガンガンオンラインの、
「月刊少女野崎くん」の試し読みを読んでみて下さい(^-^)ノ
ちょっとわかりにくいけど、「バックナンバー」という場所で、一話目と最新話が読めます♪
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「ダ・ヴィンチ」2014年10月号「進撃の巨人特集号」、他の漫画家が描いた進撃の巨人イラストがいいっ! [本:コミック]

ダ・ヴィンチ 2014年 10月号 [雑誌]

ダ・ヴィンチ 2014年 10月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2014/09/05
  • メディア: 雑誌


「ダ・ヴィンチ」2014年10月号は「進撃の巨人特集」。

その中に、他の漫画家が描いた「進撃の巨人イラスト」なるコーナーが。
いやー、これがよかった!
特に大暮維人の描いたリヴァイが、むちゃくちゃカッコイイ~O(≧▽≦)O!
この絵だったら、キャラ萌えしてたかも(笑)。

でも遠藤浩輝の描いたエレンは・・・・・これはエレンじゃない感じ。
杉田圭のエルヴィンは、爽やかで、キャラクター設定にはあってる感じに。
でも、スタンダード過ぎるか?

尚月地のベルトルトも、このキャラクターで、このストーリー展開だったら、ショックを受けそうな好青年化。

女性キャラもいろいろな漫画家さんが描いてます。

超大型巨人を、テラフォーマーズの橘賢一が描いてます。
オリジナルの雰囲気はそのままに、上手にした感じなんですが・・・・、巨人の気持ち悪さが減ってる(^_^;)。
ヘタウマな気持ち悪さはオリジナルの勝ち!というのも再認識。

元々キャラの書き分けとか怪しい進撃の巨人。
アニメ化されて、キャラクターの見分けがつきやすくなり、ストーリーもわかりやすくなったぐらい。
でも、オリジナルの味ってのも重要なんだなぁと、再認識もしつつ、
リヴァイだけは、大暮維人の絵であって欲しいとか、いろいろ思った特集でした♪
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「オニキス」下永聖高著:多次元宇宙を題材にした、ちょっとお伽話チックなSF短篇集。 [本:SF]

オニキス (ハヤカワ文庫 JA シ 8-1)

オニキス (ハヤカワ文庫 JA シ 8-1)

  • 作者: 下永 聖高
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2014/02/07
  • メディア: 文庫
7点

多次元宇宙(本作では並行宇宙)を舞台にした短編2つと、SF短編2つ、
そしてエッセイ的な短編1つの、計5編の短編が収められている。

「オニキス」:過去を書き換えるマナという物質。
書き換えられた過去により並行宇宙が生まれる。
人々は、過去の書き換えによって記憶が変わっても、それを認識することはできない。
しかし、マナによる情報保存が可能になり、どのように書き換えが起きているか、
頭につけた装置により、記憶を保存することでチェックするというモニターに応募した主人公。
本に挟んだ栞の位置が変わっていたり、飼っていた熱帯魚の種類が違っていたり・・・
主人公を取り巻く環境は、書き換えの度に、変化していく。
それだけでなく、起きていなかった戦争が起きていたり、主人公の仕事も住まいも次々に
書き換えられ、恋人でさえも・・・。

「神の創造」:「妖精発生装置」という異世界と現実を結びつける装置。
それを部屋に置くと、部屋のあちこちで異世界の様子が観察できるようになる。
茶碗を洗い、掃除をすると、流し台の隅に歓喜する群衆が見え、お風呂に入れば湯けむりの向こうに
帆船の軍団が・・・・。
部屋と、異世界は互いに影響を受け合い、部屋が散らかり混沌とすれば、その辺りにある異世界の
国も混沌とする。
整理整頓され綺麗な場所では、異世界も秩序あり平和な状態が維持される・・。
異世界の住人から人は「神」として、人から異世界の住人は「妖精」として認識される。
自分の行動や部屋に置くものが、異世界にいろいろ影響を与え、確かに、
「妖精発生装置」のを使うと、人々は気まぐれな神のような立場になれる・・・。
流行りは終わってしまったが、それを使い続ける主人公・・・。

「猿が出る」視界の中に猿が出現するようになった主人公。
最初は、ストレスによる幻覚かと思っていたが、幻覚の猿は、徐々に進化していることに
気がついた・・・。

「三千世界」並行宇宙から来た人物に、しばらくの間交換渡航して欲しいと持ちかけられた主人公。
しかし、借金に追われる現実から逃れるため、平行宇宙を行き来するナビゲーターを
奪い、平行宇宙を次々と渡り歩くことに・・・。

「満月(フルムーン)」:タイの南方にある島に旅行した男が思うことは・・・。

自分が神のような存在、部屋を掃除したり、指輪をおいたり・・・そういう些細なことが異世界へ
多大なる影響を与えることができる「神の創造」は、あとがきにもあったけど、
ドラえもんの世界みたいで、ミニュチュアの世界を構築していくような楽しさがあって面白かった。
他の作品も、カツカツと科学交渉したり、設定をがっちり作ったりしたというよりは、
「こんな世界があったら」という、「ドラえもん的」というか、「おとぎ話的」というか、そんな印象。

次々に書き換えられる現実を描いた「オニキス」や、自分の世界と、ちょっとだけ違う世界
(通貨が違ったり、首都が関西だったり・・・)を渡り歩く「三千世界」も、
次々と移り変わる現状・世界の様子が面白かった。

でも、描かれる世界、アイディアは面白くても、ストーリーの方は、ちょっとまったりしていて
(よく言えば、優しいというか、語り口が甘いというか)、自分的にはすっきりせずイマイチ。
多くの主人公が、大変な状況でも、大きく動かず流されてる・・・って印象なのが、
すっきりしない理由かも。

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「まちあわせ 田中雄一作品集」田中雄一著:レトロな絵柄で、異形の物が跋扈する近未来を描く! [本:コミック]

田中雄一作品集 まちあわせ (KCデラックス アフタヌーン)

田中雄一作品集 まちあわせ (KCデラックス アフタヌーン)

  • 作者: 田中 雄一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/06/23
  • メディア: コミック

7.3点

世界中で発生した十二脚中に侵食されていく未来を描いた「害虫駆除局」、
いろいろな進化を遂げた霊長類、その単なる一種族となってしまった人類を描いた「プリマーテス」、
巨大な木のウロで見つかった子供達を描いた「まちあわせ」、
巨獣が跋扈する世界で、巨獣の巣に住み、巨獣に守られて生きる人々を描いた
「箱庭の巨獣」の4編が収録された、短編コミック集。

昭和風の線の太い、ある意味古臭い絵柄で、最初買ったのは失敗かなぁと思ったけど、
読むと、この絵柄だからこその独特の世界観があり、楽しんで読めました。

基本的には、ディストピアものメイン。

「十二脚虫」という新種の虫が大発生し、人々の生活を脅かす「害虫駆除局」は、
幼虫を人に寄生させ育てる虫が、団地などを襲い、日本の都市のあちこちで大規模災害を
引き起こす世界が描かれています。
主人公は、「害虫駆除局」に勤めながらも、そんな十二脚虫を愛し、保護しようと騒いでいる男。
しかし、自分も囚われの身になり、その上・・・・。
蟲が気持ち悪くていいです♪

「箱庭の巨獣」は、麒麟という巨獣の巣に住む人々の話。
選ばれたものが麒麟の幼獣と合体し、次の守り手になる。
巨獣にはいろいろな種類がいて、それぞれ特徴があるのが面白い。
また、その姿があまりに異形過ぎるのも、いい味出してます。

諸星大二郎系だけど、もっと絵柄は無骨。
でも、そこが独特の雰囲気を醸し出してる気が。

ディストピアものとして面白いけど、絵柄などで、好き嫌いが分かれそう。
私は、かなり面白く読めて、当たりでした(*^.^*)♪


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ドラマ「アオイホノオ」がすごすぎる!!!!原作を超えたか?? [映画:その他]

漫画家島本和彦の学生時代がモデルになっているという自叙伝的コミック「アオイホノオ」。
1~4巻の感想はこちら

同じ大学だったエヴァの監督庵野秀明、オネアミスの翼の監督山賀 博之、
Daicon3の絡みで岡田斗司夫などが実名で作中に登場している。

そんな「アオイホノオ」が実写ドラマ化
12巻(リンク先感想)の帯での主人公焔のセリフ、
「アニメ化はいいがドラマ化は・・・・だいたい原作通りにならない!」
になっちゃうかと思ってました。

ところが、ところが、この「アオイホノオ」のドラマがすごい!
面白いっO(≧▽≦)O!!

元々、うっとおしいほどの熱さと勢いをもった作風の島本和彦。
もちろん「アオイホノオ」の主人公焔も、熱い!
若さゆえの、慢心や、痛さも満載!

そして、ドラマでは、この熱くて痛い主人公焔を、柳楽優弥が熱演。
デビュー作「誰も知らない」で、14歳とは思えない演技力を見せた柳楽優弥。
いやー、この作品でも、その演技力を見せてくれてます!
「誰も知らない」はすごくシリアスだったけど、焔みたいに、ぶっ壊れた役も、
生き生きと演じていて、本気で感心!

庵野秀明役も、すっごく似てるし雰囲気が出ていて最高♪

その上、細部へのこだわりもすごい!
一話目、しょっぱなから、Daicon3のオープニングアニメが流れるし、
「銀河鉄道999」や「あしたのジョー」のマンガのコマがアップで映しだされるシーンの
各キャラのセリフは、野沢雅子、池田昌子、西郷輝彦など、オリジナル声優がちゃんと声をあててます!
1979年の「サイボーグ009」のアニメのOP(金田伊功作画)は、細かいアニメオタク解説付きで
見られるし。

原作を超えるほどの勢い!
マンガ原作付きドラマとしては破格のでき!
超傑作!!

1・2話の感想は、Daicon3動画や、「アオイホノオ」OP元ネタアニメ比較動画へのリンクも
貼ってある、こちらのサイトがすごく詳しいです。
2話目以降は、こちらのサイトの感想が詳しい。

岡田斗司夫「アオイホノオ」解説ツイートまとめも合わせて読むとより楽しめます。
これを読んで、ドラマにでてくる学生が、ズボンの中にシャツを入れてるのに気がついた。
1980年代の、時代再現度も、すごいドラマなのでした。

島本和彦ファン、1970~80年代のアニメ・マンガが好きな人、ガイナックスやエヴァが好きな人、
いろんな人にお勧め(^-^)ノ!
バカバカしさの中に、若さゆえの青さ、痛さも感じられ、青春ドラマとしても、
ある意味いい出来になってます♪

現在、テレビ東京では5話まで放送中。
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「目玉焼きの黄身いつつぶす?」おおひなたごう著:食べ方に対するコダワリをうっとおしいまでに語ったコミック! [本:コミック]

目玉焼きの黄身 いつつぶす? 1 (ビームコミックス)

目玉焼きの黄身 いつつぶす? 1 (ビームコミックス)

  • 作者: おおひなたごう
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2013/05/30
  • メディア: コミック

目玉焼きの黄身 いつつぶす? 2 (ビームコミックス)

目玉焼きの黄身 いつつぶす? 2 (ビームコミックス)

  • 作者: おおひなたごう
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2014/01/25
  • メディア: コミック

目玉焼きの黄身 いつつぶす? 3 (ビームコミックス)

目玉焼きの黄身 いつつぶす? 3 (ビームコミックス)

  • 作者: おおひなたごう
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2014/07/25
  • メディア: コミック


「目玉焼き」にソースをかけるか、醤油をかけるか・・・・なんてアンケートがあったりしますが、
食べ方は、人それぞれ。

しかし、着ぐるみに入る仕事をしている主人公二郎は、自分と違う食べ方をしている人が信じられない。

目玉焼きの黄身を崩し、白身と付け合せにつけて食べるのが最高と思っている二郎は、
黄身を最期まで残す彼女に、暴言を。
反省はしたけど、その後、今度はとんかつとキャベツの食べ方で、またも暴言。
とんかつとキャベツを一緒に食べる派、油っぽくなった口の中をさっぱりさせる為に間にキャベツを
食べる派、とんかつだけ食べて最期にキャベツを「サラダ」として食べる派、キャベツはキャベツで、
おかずとして食べる派・・・・、まぁとんかつとキャベツだけでも、いろいろあるある。
その度に、のけぞるほど衝撃を受ける二郎。

人それぞれの食べ方があると頭ではわかっても、自分の食べ方にこだわったり、
食べ方の違う人間を頭から非難するかと思えば、人と違うことで激しく落ち込んだり、くよくよ悩んだり、
知らない自分を馬鹿にしてたな!と勝手に思い込み激高したり、・・・主人公、
すごくうっとおしいです(笑)。
自分が正しいという立ち位置で、他人の食べ方を批判する人って、うっとおしいのに、
他の面でも、いろいろうっとおしくて、その上絵柄は暑苦しく、うっとおしさ2倍(笑)。

1巻は、カレーの食べ方、みかんの食べ方(皮の剥き方)、ご飯に納豆はいつかけるか、
ちらし寿司のワサビ醤油のかけ方など。
2巻は、ショートケーキのイチゴを食べるタイミング、つけ麺を食べる意義、焼き鳥を串から外すか、
卵かけご飯の卵のかけかた、おにぎりの食べ方。
3巻は、パンと目玉焼きの食べ方、立ち食いそばのかき揚げの食べ方、スパゲッティをスプーン、
パンケーキの食べ方、焼き肉と白飯。

かなり些細な事へのコダワリが語られてたり、ええっ、そこまで凝って準備して食べる?なんて内容も。

「あっ、私もこれだっ!」と共感できる食べ方もあれば、なるほどー、こんな感じ方もあるんだーと
新しい発見があったり、いろいろ面白かった♪
お勧め(^-^)ノ。

そして、これ何故か「NHK」でアニメ化されてますw( ̄△ ̄;)w!!
食育なのか?
それとも、他人の価値観を認める??
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「捨てる女-突然あたしは何もない部屋に住みたくなった」内澤旬子著:断捨離とはまた違った「物を処分する話」 [本ノンフィクションいろいろ]

捨てる女

捨てる女

  • 作者: 内澤 旬子
  • 出版社/メーカー: 本の雑誌社
  • 発売日: 2013/11/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
7.5点

道端のガラクタなども拾い集めるような著者が、乳がんからの回復をきっかけに、
物を捨てたい衝動に駆られ、いろいろ捨てまくる話。
単に「物を処分する話」ではなく、物を処分しようとしている人なら共感できるいろいろな葛藤、
そして収集したものにまつわるエピソードから著者の人生が見えてきて、面白く読めた一冊!

また、同著者の自分で豚を育てて食べるというのを一冊の本にした
飼い喰い-三匹の豚とわたし」(リンク先感想-面白いよ!)の中では語られなかった、
豚を飼うために借りた廃屋(に近い物件)のゴミの片付けの壮絶な話なども載ってて、
「飼い喰い」を読んでいると、より楽しめる内容になってます♪

まず著者は、半端無く物持ちだったよう。
ガラクタなどですら拾う、捨てられない、収集癖がある・・・それ以外に、イラストと文章の仕事を
「来たら断らない」のスタンスで行っていたため、「いつか使うかも」「また使うかも」という資料が、
大量に堆積。
物に溢れ、寝るスペースしかないような、生活をしていた著者が、物を捨てようと決心したのは、
乳がん治療が終わったあと、狭い閉塞感のあるスペースが耐えられなかったというのが理由らしい。
大病をすると、価値観が変わる、人が変わる事がある・・とか聞くけれど、こういうこともあるんですね。

まずは、ストックしてある食料。
著者は、「腐らない限り捨てられない」と、10年以上放置してあった梅酒の「梅」(梅酒なし)を
食べてみたり(かなり美味しかったらしい)、やはり10年以上前のいただき物をジャムを食べたり。
食べ物を捨てるというのは抵抗があるけれど、腐ってはいないが、明らかに怪しい物体に
なっているものも食す著者には脱帽。
他にも、ちまちまといろんなものを消費してます。
持て余してるストック食材を使い切ると、達成感があるので、思わす共感した部分も。

次が家具。
本を置くために家具を買いまくり、貧乏症のため、貰えるものは全部頂いたり・・・
その結果、亡くなった家主のおばあさんの、ちゃぶ台、ドレッサー、古着、火鉢など、
大量のものを若い頃もらい、それがそのままあったり。
家賃と面積を考え、それらも破棄。

旅行で使っていた思い出が詰まった靴、愛用していた腰痛用のサポーターや、
便利だったウィンドブレーカーも処分。

物にまつわる思い出と、それと別れるほんのちょっとしたセンチな気分と、さっぱり感、
それらが繰り返され、そこから、作者の人となりや人生がかいま見えます。

放置していて、ボウフラ・イトミミズが湧いた風呂なんてエピソードもあったりしますが(^_^;)。
2ヶ月放置していた風呂に、腐臭がしないからと、水を入れ替えずに入るってすごい・・・。
夏場なんかだと2週間くらいで、ボウフラとかイトミミズ湧くんじゃないだろうか?
自分の家じゃないけど、イトミミズ見たいなのが湧いてる風呂を見たことがある・・・。
著者と同じでシャワーでずっと過ごしてて、風呂桶に水を入れっぱなしの結果でした。

第二章は、「飼い喰い」の番外編と、後日談。
著者が退去したあと、怪しいタイバーみたいなのに、なってて、それを訪問したりしてます。
これは「飼い食い」を読んでると、かなり楽しめる章。
読んでなくても、ゴミ屋敷状態の家をキレイにする大変さは伝わってくるし、
ここでも、虫が湧いてるエピソードがあって、おぞおぞできるので(トイレの描写もまたすごい)、
グロ系ホラーが好きな人にはいいかも(^^;)。

この本に収録されているエッセイ(?)を書いている途中で、東日本大震災があったよう。
その影響で、「トイレットペーパー」をやめて、「ジョウロで水洗い」に移行する話も。
風が吹けば桶屋が儲かる的な、原因と結果(^_^;)。

最期に処分に困ったのが、本!
わかる、わかる、わかりすぎるっ!
私も、一時物を捨てまくったし、本も大量に処分したけど・・・・それでも残ってる本。
そして、増殖を続ける本。

著者がどうしたのか、かなり興味津々で読みましたが、元々資料としての本が多い著者。
しかし、それだけではなく、著者の趣味の一つに「本の装丁」があり、
いつか使えると思った本の装丁の材料大量、海外に行った時、装丁が素敵だと、
全く読めないのに買った何語かすら不明な大量の本などもあるという。
そして、自分の大量の原稿も。

大量にある本、地道に処分もしたけど、なかなか減らない←わかる~。
結局、装丁の凝った本や、原画は、「投げ捨て展覧会」というのを開いて売ることに。

一部を除いて売れた古本や原画達。

著者はさぞかしすっきり!と思ったら、本だけは今までと違ったよう。
ぽっかりと心に穴が開いたような、虚無感。
この辺もすっごくわかる。

片付けのハウツー本では全く無いので、その辺を期待して買っちゃうとがっかりするはず。
どちらかというと、彼女の著作を何冊か読んでいて、彼女自身に興味がある人向け。
著者の生き様、考え方などがよく分かる本です。
ただ、普通の片付け本と違い、これを読んで「うおおおお、私も片付けたいっ!」とは
思えないのが、また不思議。
彼女独自のポリシーの元、片付けをしてるからかも(^^;)。

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「GODZILLA ゴジラ」を観た!2014年版ゴジラは、ゴジラであってゴジラに非ず! [映画・特撮・アニメ]

2014年公開のアメリカ版「GODZILLA ゴジラ」を観てきました!

この「GODZILLA ゴジラ」、Yahooの映画評では、評価が賛否くっきり分かれているんですが、
観てみて納得!

2014年版「ゴジラ」は、ゴジラであって、ゴジラでは無かった。

アメリカ映画には、様々なパニック映画があります。
地球が凍る「デイアフタートゥモロー」、隕石・彗星などが地球に衝突する「アルマゲドン」
「ディープ・インパクト」、火山が噴火する「ボルケーノ」、火星人が攻めてくる「宇宙戦争」etc。
とにかく、たくさんある。

この「ゴジラ」の骨子も、このアメリカパニック映画そのまま。
描かれるのは、逃げ惑う人々、破壊される街、災害に巻き込まれた主人公中心の家族愛(これが一番)、
頑張る軍隊や研究者。
盛り上げるためなら、絶対絶対あり得ないピンチシーンを連発、
ご都合主義全開のローランド・エメリッヒ監督ほどの節操の無さは無かったけど
(映画「2012」リンク先感想-では、スタイルとして確立されてた)、
主人公やメインの登場人物達は、次々に「危ない状況」に陥り、
登場人物の考えは薄く浅く、ストーリーは突っ込みどころが多いB級仕様。
主人公が行く先、行く先、怪獣出るし(^^;)。
でも、そういうものだと思って観れば楽しめます♪

そして、「災害」部分に、「ゴジラ」がツギアテのようにくっつけられてるって印象。
一応「ゴジラ」である必然性を出す為に、設定とかストーリーに工夫はされてますが、
「これ、ゴジラじゃなくても問題ないんじゃ?」と思えるほど、メインのストーリー展開はアメリカの
パニック映画そのまま。
「怪獣」が現れるって、台風とか地震とかそういうのに比べたら、あり得ない自体なのに、
そういうのに人々が戸惑ったり驚いたりそういう描写が無いのが余計にそう思えた理由かも。
怪獣に対して「巨大な自然災害」的な視点でしか語られてないんですよね。

で、「ゴジラ」自体は、なかなか良かった♪
一番良かったのは、ゴジラの咆哮!
カッコイイですO(≧▽≦)O!
劇場で、大音量で観たので、より迫力が増してて最高っ!

ゴジラの尻尾もカッコイイ。
海の中から見える背びれ(?)もいいっ!
アメリカの軍艦に囲まれて海を泳ぐゴジラもいいっ!
地面から見る、ゴジラの足の巨大さもいいっ!

しかし、全身像、そして動きとなると・・・・・何故に熊ぁぁぁぁ??
のっそり、ずんぐり・・・・・カッコ悪い・・・_| ̄|○。

もう一種類現れる怪獣「ムートー」の造形も、あまりかっこよく無い。
この辺は、アメリカ人との感覚の違いなのかな?
キングギドラ辺りで良かったのに。

「ゴジラと反核」に関しては、オリジナルゴジラへの敬意からか、ほんのちょーーーーっぴり
触れてるけど、まぁ、ストーリーの骨子から、どんな扱いなのかは、推して知るべし。
放射能で変化したんじゃなくて、放射能で生きてる生物になってましたし(^^;)。
「核万歳」がベースなので、「オリジナルゴジラへの敬意」から追加されたシーンが
取ってつけたようで、思いっきり浮きまくってました(^^;)。
この辺が、この「ゴジラ」をすごく批判してる人達の理由でもあるかと。

パシフィック・リム」のギレルモ・デル・トロ監督は、
骨の髄まで日本のオタクっぽい感性を見せてくれましたが、
今回の「ゴジラ」は、ゴジラを真面目に勉強して作ったって感じ。
アメリカンなセンスの中に、オリジナルゴジラにあるパーツを貼り付けた感強し。

それでも、怪獣が街を破壊するカタルシスなどは、高予算で見応えのある出来で、私はまぁ満足♪

でも、もし「ゴジラ」が別の災害に置き換わってたら、登場人物に魅力が無いし(特に芹沢博士は、
なんのためにいるのか?何故渡辺謙はこの役を引き受けたんだろう?と、
思いっきり突っ込みたくなるほどの木偶の坊)、あまり出来の良くないパニック映画に
なってたろうなぁという気がする(^^;)。

パニック映画が好きで、ゴジラが好きで、「ゴジラと反核」について強く興味を持ってない人向け。
ゴジラが「熊」じゃなければ、戦闘シーンとか、もっと楽しめ、絶賛してたかもしれないけど、
ゴジラが熊に思える度に、毎回「愕然!」としてしまった自分がいました(^^;)。
ゴジラが熊じゃなければなぁぁぁぁぁ。
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