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「日本人なら知っておきたい日本文学」蛇蔵&海野凪子著:「日本人の知らない日本語」の著者の新作♪面白い! [本:コミックエッセイ]

日本人なら知っておきたい日本文学 ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典

日本人なら知っておきたい日本文学 ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典

  • 作者: 蛇蔵
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2011/08/25
  • メディア: 単行本
7.3点

日本語学校の生徒たちの超個性的なキャラクターと笑えるエピソード、
そして日本人ですら曖昧な日本語の知識を面白く、またわかりやすく描いたコミックエッセイ
日本人の知らない日本語」(リンク先感想)の著者の新作。

タイトルの通り、日本文学の解説コミック。
「日本文学」と言っても、サブタイトルに「ヤマトタケルから兼好まで」となっているように、
扱っているのは平安時代の日本文学中心。

清少納言(枕草子)、紫式部(源氏物語)、源頼光(今昔物語)、吉田兼好(徒然草)・・など計9作品。
作品の解説ではなく、作者の人となりや解説がメイン。

何事もすっぱりはっきり言い切る、サバサバした清少納言。
枕草子にも「子供が物を壊しているのにニコニコ笑うだけの親はどうにかして欲しい」
「昼間からいちゃつく不細工なカップルは見苦しい」など、今でも共感できることがたくさん。

それとは対照的に、当時の女性の評価を気にしてわざと賢くないふりをしたという紫式部。

陰陽師として有名な安倍晴明の伝説がどう作り上げられていったのか、
そして実際の安倍晴明の生活や性格は?なんかも。

本の中でも指摘されてるけど、
清少納言=枕草子=春はあけぼの、
吉田兼好=徒然草=随筆・当時の生活
などのように、受験の為、ポイントだけ丸暗記してた著者や作品。
それらの作品や著者の、時代背景や、ちょっとしたエピソードを知ることによって、
身近に感じられるようになりすごくよかった。

藤原道長などは、「道長・頼通の時が藤原氏の最盛期」ぐらいのイメージしか無かったけど、
運で登りつめたことや、豪胆な性格だけではなく、孫の誕生に大喜びの、
普通のおじいちゃん(紫式部の日記より)なんてエピソードが残ってたりと、
この本を読むことでより鮮明に身近に。

他の作者のいろんなエピソードや、
平安時代の人も今と変わらない気持ちを持ってたんだなーって事が、
面白く書かれていて、一冊まるまる楽しめました♪

小学生(ちょっと早いか?)・中学生・高校生にもすごくお薦め♪
古典や歴史の勉強が、今までより楽しくなると思います(^^)。

古典って、ほとんどわかんないなーって、苦手~(それは私)って大人にもお薦めです(^-^)ノ。
ただ、全体はサラっと浅く、諸説ある場合、特定の説を書いてたりするので、
この手のことに詳しい人には物足りない気も。

私の場合、古文は嫌いで(まだ漢文の方が良かった)、有名な古典でちゃんと読んでるのって一冊も無し。
源氏物語だけは、現代語訳と漫画とかをちょこちょこ読んだ程度。
百人一首は、中学生の時全部覚えたけど、若さの記憶力パワーで、意味考えず丸暗記(爆)。
そんだけ、古文苦手。
私みたいな人には(^^;)、楽しめます♪

「中国嫁日記」井上純一著:国際結婚だけでなく20代と40代の歳の差結婚でもあるほのぼのコミックエッセイ♪ [本:コミックエッセイ]

中国嫁日記 一

中国嫁日記 一

  • 作者: 井上 純一
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2011/08/12
  • メディア: コミック

7.5点

ブログ「中国嫁日記」で連載されていた内容を一冊にまとめた本。
二人の馴れ初めに関する書き下ろしも♪

中国人のお嫁さんというだけでなく、20代と40代という歳の差結婚でもあるお二人。
その上、著者であるご主人は、超オタクで、同人誌やフィギュアを作るのが仕事な方。
でも、そんなの関係ないっ!と思わせるほのぼのな二人。

少し前、著者が公開したご自身の写真は衝撃でしたが・・。
「ワタシの髪の毛の怪しさと魅力的なお腹に夢中ですよ!!」と書いてあったけど、
私も夢中になりました(^^;)。

日本で生活するお嫁さん「月さん」の戸惑いとか、私たちには普通なものに対する新鮮な驚きとか、
異文化交流という視点でもすごく面白い♪
スライスチーズを食べて感動したり、お相撲が大好きだけどルールはかなり怪しいところとか、
ポスト管をPOST(郵便の)管だと思っていたり、とにかく月さんが可愛いんだ♪

気になる方は、まずブログ「中国嫁日記」を読んでみて下さい(^^)。
そういえば、このブログで「もげろ」という言葉を知りました。
お祝いにも、呪いにも使えるのね(笑)。

「とりぱん大図鑑」とりのなん子ととりぱん研究会:やっと買えたV(≧∇≦)V♪ [本:コミックエッセイ]

とりぱん大図鑑 (ワイドKC)

とりぱん大図鑑 (ワイドKC)

  • 作者: とりのなん子ととりぱん研究会
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/06/23
  • メディア: コミック


とりぱん(11)」と同時に出た本。
発売日からしばらくして買おうと思ったらどこの本屋にも無いっ!
やっと再販されたらしく購入することができました~V(≧∇≦)V♪

「とりぱん大図鑑」は、とりぱんに出てくる鳥達だけじゃなく、お料理やお漬物、他の動物達の写真や、
簡単な解説・コメント、とりぱん本編から抜粋されたコマなどで構成されてます。

掲載されている鳥の数はそれほど多くないけど、とりぱんを読んで親しみを感じていた
鳥たちの写真が見られるのは嬉しい♪

「サーカス毛玉」と評されていたエナガは本当に愛らしいし(*^.^*)、シメの大和顔も堪能♪
つぐみんが思ったより精悍なお顔だったのにはびっくり。
ミーちゃんやジョンも写真も載ってます♪
オールカラーなのも嬉しい♪

解説やとりのなん子氏のコメントは、特徴を捉えていてわかりやすく、
日々の生活で、鳥を見かけるのが楽しくなりそうな一冊です(^^)。

「ぼくの体はツーアウト1巻」よしたに著:不健康な生活を送っていたオタリーマン著者の体の現状!! [本:コミックエッセイ]

ぼくの体はツーアウト 1 (愛蔵版コミックス)

ぼくの体はツーアウト 1 (愛蔵版コミックス)

  • 作者: よしたに
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2011/05/20
  • メディア: コミック


まだ30代の著者。
ストレス満載、仕事が忙しく不規則な生活、運動不足、飲み過ぎ、外食三昧で偏った食事、
そして徐々に増える体重・・・・そんな生活を送っていながら
「自分の体の事は自分が一番わかる!どこも悪くない」と言っていた著者が、
本の企画により、健康ドッグに。
「このまま順調に行けば40代で糖尿病」という衝撃の事実をつきつけられる。

この著者の気持ちに思い当たる人は多いんじゃないだろうか??
特に男性(^^;)>女性はダイエット意識して、食事や運動を気にかけてる人も多いから

現実を付きつけられ、少しでも生活を改善しようと、肥満外来を受診してみたり、
簡単ヘルシーな料理を習ったり、禁煙したり、アジアマッサージに行ったり・・・
いろいろチャレンジする著者。
参考になるネタもあるけど、コーヒー(1リットル!!)で浣腸する話なんかは、
ネタとして純粋に凄い(^^;)。
それと、本人も巻末で書いてるけど、禁煙以外(禁煙しただけでもすごい!)は、
健康になってないようなのがまたすごい(^^;)。

著者の生活と似たような生活をしている人、少しまずいなーとの認識はありつつも、
「自分はまだ大丈夫」と思っている人に読んで欲しい本。
著者がグダグダ言ってる言い訳と、自分の言い訳がかぶる人も多い気が。

ある本のデータによると(本忘れちゃった(^^;))、男性は高齢まで元気な事が多いけど、
1割は60~70代前半の早い時点で寝たきりなど、介護度の高い状態に!!
ちなみに、女性は徐々に足腰が弱って、70代くらいから日常行動に少しずつ支障が出る人
(介護度は低め)がどんどん増えるとか。

ヘタをするとコミックエッセイ「うおっ!? 脳梗塞になってしまった!! おやじ漫画家の闘病体験記
のように、若くして脳梗塞なんて事にも。
知り合いの兄弟にも、40代で脳梗塞、片麻痺になった方いるし。

ということで、明らかに不健康な生活をしている人、特に30代以降の人は、本気で要注意。
この本を読んで笑いながら、自分の生活も見直しましょう♪

でも、著者みたいなタイプの人は、この本を読んでも「自分の生活は著者よりはましだから大丈夫」、
「自分も似たような状況だけど、自分は大丈夫」って思考に陥りそうな気もする(^^;)。
著者が肥満外来に行って、自分より太ってる人を見て「まだ俺のほうが痩せてる」とか、
「何故そんなに太ってないのに来たのかしらって、看護婦さんは思ってるかも」って思ったように、
どこまでもポジティブというか(笑)。

「働く車大全集」モリナガヨウ著:珍しい車がいっぱい!楽しい♪ [本:コミックエッセイ]

働く車大全集

働く車大全集

  • 作者: モリナガ ヨウ
  • 出版社/メーカー: アスペクト
  • 発売日: 2008/12
  • メディア: 大型本
7.3点

ほのぼのしているけどよく特徴を捉えているイラストが楽しいモリナガヨウの、
「働く車」に関するイラストエッセイ集。

衛星テレビの番組でナビゲーターをしていた時描いたイラストに、大幅加筆して出された本。
モリナガヨウが取材中に感じた驚きとか、興奮とか、そういうのが伝わってくる内容なのも楽しい♪

最初に紹介されているのは超巨大なダンプトラック「HD785」。
積載量91t、1195馬力、重量73200kg、価格1億5千万。
同じ見開きで紹介されてたクローラーダンプが、
積載量6t、135馬力、重量8320kg
なのと比べると、どんだけ大きいんだーーーと思ってしまう大きさ。
ちなみに普通乗用車だと、100~200馬力、重量1000kgくらいらしい。

その大きさが数値だけじゃなく、モリナガヨウのイラストやコメントですごく伝わってくる。
運転席は「2階のベランダにいる」感じだとか、「軽自動車を踏みつぶしちゃった事がある」とか。

その後も「油圧ショベル」「ブルドーザー」「いろんなバス・トラック」「消防車や消防オートバイ」
「飛行場で働く車」「トラクターやコンバインなどの農業用」「道路を掃除するロードスイーパー」
「高速道路でよく見かける標識車」「高所作業車」・・・・etc。

見かけた事はあるけど詳細はよく知らない車や、良く知ってる働く車の知らなかった驚きの性能が、
ほのぼのしたコメントと共に紹介されてます♪

読んでいてとても楽しい(^^)。

ただ、モリナガヨウのイラストは半分くらいで、残りはデータとか、
インタビューとかそういうのになってしまっているのが残念。
後半のデータやインタビュー記事も面白かったんだけど、
「モリナガヨウのイラストエッセイ集」を期待すると、後半拍子抜けするかも。
価格も2380円と高いし。

購入する場合は、その辺を考慮してどうぞ(^-^)ノ。
私は図書館で借りてしまった(^^;)。

「東京右往左往」「消防車とハイパーレスキュー」モリナガヨウ著:「消防車・・」は子供向けだけど大人も楽しい♪ [本:コミックエッセイ]

東京右往左往―TOKYO GOING THIS WAY AND THAT

東京右往左往―TOKYO GOING THIS WAY AND THAT

  • 作者: モリナガ ヨウ
  • 出版社/メーカー: 大日本絵画
  • 発売日: 2006/08
  • メディア: 大型本
7点

消防車とハイパーレスキュー (乗り物ひみつルポ)

消防車とハイパーレスキュー (乗り物ひみつルポ)

  • 作者: モリナガ ヨウ
  • 出版社/メーカー: あかね書房
  • 発売日: 2010/07
  • メディア: 大型本
7.5点

温かみのある絵と、ちまちまとたっくさん書かれた説明が面白いモリナガヨウの本2冊。
以前読んだ「ワールドタンクミュージアム」(リンク先感想)は、とても面白かった♪

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「東京右往左往」は、1996年~1999年までの間に雑誌「じゃらん(関東版)」に載った、
東京探検コミックエッセイ本。

小田急線のラッシュを体験してみたり、千葉と埼玉と東京の境を目指して歩いてみたり、
小さい観覧車に乗ってみたり、京急沿い立会川から品川方面の商店街を歩いてみたり、
まだ開発途中だったお台場に行ってみたり(今の様子と比べるとその変貌に驚く!)、
基本歩きでうろうろ、たまに何かにチャレンジという内容。

高尾の先にあるらしい「森林科学園」や調布の「神代植物園」には行きたいと思ったけど、
観光地と呼べる場所はほとんど無し(^^;)。

書かれたのが10年以上前なので、今知ってる場所が載っているなら、
当時の様子を比べてみると楽しいかも。
例えば、当時の八王子駅前は放置自転車の大メッカだったらしく、壮絶な状態が描かれてます。

悲しいのは、町田。
町田在住の知人に町田の特徴を聞くと「東急ハンズ!」と答えたという。
それ以外にも何かあるだろうと、町田街道をドライブする著者。
金太郎飴のような風景に呆然とするわけなんだけど・・・・今もあんまり変わってない(T_T)。

まーったり、東京のマイナーな場所を楽しめる、そんな本です。
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「消防車とハイパーレスキュー(乗り物ひみつルポ)」は、お子さんが対象の本だと思われるけど、
大人でも充分楽しめる一冊。

消防車の種類、運転席の様子、装備、内部だけでなく、訓練の様子や、
東京消防庁の訓練施設や整備工場の紹介なども載ってます。
「ポンプ車ができるまで」なんてのも。

どれも、全部イラストで説明してあるのでわかりやすいし、ちまちまと書いてある文字を読むと、
かなり詳しいことまで書いてあって、勉強にもなります。
一日中、消防車や救急車を整備していられる整備工場は、車好きの整備工憧れの職場、なんて話も。

消防車や消防施設などのトリビア満載、それもそれらにあまり興味が無い人でも楽しめる内容で、
面白かったです(^^)。

「うちの3姉妹」ブログ版、終わっちゃったのね~! [本:コミックエッセイ]

うちの3姉妹 1

うちの3姉妹 1

  • 作者: 松本 ぷりっつ
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2006/04/20
  • メディア: 単行本



ブログで人気を博し、単行本になり、アニメ化もされた子育てコミックエッセイ「うちの3姉妹」。

子供が小さい頃は、子育てコミックエッセイものを大量に読んでたけど、
子供が成長するにつれ興味が持てなくなり、だんだん読まなくなった。

そんな中、ふー・すー・ちー、3姉妹のキャラクターと行動が面白く、
子育てコミックエッセイの中では、珍しくずっと読み続けていたのが「うちの3姉妹」。
何故か息子が大好きだというのもあるけど(息子は、おっぺけのふーちゃんと、
自由人のすーちゃんを合わせたような性格(-_-;)超心配だ)。

ブログでも読んでいたけど、単行本も買ってた。

しかし、末っ子ちーちゃんの卒園の話を最期に、「うちの3姉妹」ブログでの連載は終了だそうです。
雑誌などでは、まだ読めるようだし、新しく松本ぷりっつオフィシャルブログ
おっぺけですけどいいでそべつに」もでき、そちらでもたまに3姉妹の様子を書くようです。
でも、長く読んでいただけに、ブログでの終了は寂しさも感じます。

松本ぷりっつの他の作品、「うちの3姉妹」が話題になる前から、
4コマ雑誌で読んでたけど、面白いと思わなかった(^^;)。
子供が成長して、3姉妹ネタが無くなったらどうなるのかな?とも思ってた。
ついにその時期が来たわけで、3姉妹の話以外で、面白いのが出せるかも気になる。

「ネット通販で!お買いもの上手になりました」カツヤマケイコ著:ネット通販ハウツーもののコミックエッセイ [本:コミックエッセイ]

ネット通販で! お買いもの上手になりました

ネット通販で! お買いもの上手になりました

  • 作者: カツヤマケイコ
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2010/07/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
4.5点

おしゃれはしたい、でもなかなか買い物に行けない!という著者が、
ネット通販でファッションアイテムを購入しまくった中での失敗談や、
上手にアイテムを購入するコツなどを描いたコミックエッセイ。

ネット通販で買えるものはいろいろ。
でも、この本は服・靴・アクセサリーなどファッションアイテムに限定されてます。
ネット通販でファッションアイテムを購入することが皆無な私にとっては、
ほとんど興味が無い内容だったので点数低め(^^;)生活用品とかを期待してた。

送られて来た服が思ったより薄手だった、生地のイメージが違ったなどのミスを、
ネットで確認できる拡大画像でしっかりチェックすることで防げるなど、ちょっと参考になる話はあった。

ファッションアイテムをネットで購入している人には参考になるかも。
ただ、購入しているものの単価が高目なので、お金に余裕があって、
買い物に行く時間が無いって人向けな気も。

それと、とにかく着ないのにガンガン買ってるというのが個人的には気になった。
その辺、気軽に買えちゃうネット通販の罠でもあると思うんだけど(^_^;)。

「結婚式っておもしろい!?」たかはしみき著:会場やドレス選び、席決め、招待状作り・・・いろいろ大変なのがわかるコミックエッセイ [本:コミックエッセイ]

結婚式っておもしろい!?

結婚式っておもしろい!?

  • 作者: たかはし みき
  • 出版社/メーカー: 主婦と生活社
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 単行本
7点

「こげパン」や「つれづれふたり暮らし」、
「ふたりぶんの朝ごはん」「らくウマ!どんぶりレシピ」etc(リンク先感想)の
美味しそうな食べ物系のコミックエッセイなどの作品がある著者による、
結婚式の準備のドタバタ具合を描いたコミックエッセイ。

互いに乗り気じゃなかった結婚式をあげることになるまでの過程、
式場選び、ウェデイングドレス、引き出物選び、招待状の作成、ウェディングエステ、
その間に起きた二人のいざこざ・・・・etc、
結婚式をあげようとする人なら遭遇しそうなことがてんこ盛り。

結婚式をあげるってこんなに大変なんだ~!!

ってことや、

この大変さを乗り切って得られる感動などが、
たかはしみきらしいほのぼのタッチで描かれていて、読んでいて楽しい(^^)。

式場によってかなり対応が違う事、担当さんとの相性の大切さ、
食事のタイプによるメリット、デメリット、値段の事など、
実際に参考になることにも、かなり触れられていて、
これから結婚式をあげようという人には、すごくためになる本じゃないかとも思う。

私は面倒で(著者の最初の頃の状況と同じ)、結婚式はあげずに、
親戚の顔見せだけで終わらせてしまいました(^^;)。
一泊二日の旅行で温泉だったので、招待した親戚にはかなり喜ばれました。
親戚の招待やお土産の準備など、いろいろ面倒だったけど、
この本を読むと、100倍くらい大変そうで、やらなくて良かった~って気持ちと、
やればやったで得る物もあったんだろうなーという、
ほんの少しだけ後悔する気持ちとが、混じり合います。

これから結婚式をあげる、いつかあげたい、自分はあげたくないと思っている・・・
いろいろな方にお勧め(^-^)ノ。

超蛇足だけど、結婚式はゴールではなく、スタート。
結婚式より、その後の方がきっと大変(^^;)。

「柘植文のつつウラウラまんきツアー」脱力系一人旅コミックエッセイ [本:コミックエッセイ]


柘植文のつつウラウラまんきツアー(バンブーコミックス) (バンブー・コミックス)

柘植文のつつウラウラまんきツアー(バンブーコミックス) (バンブー・コミックス)

  • 作者: 柘植文
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2009/07/13
  • メディア: コミック



ノンストップ おヨメ道―独身漫画家・柘植文のマイペース花嫁修業!!が好きなので、
同じ傾向なのかなーと、同著者による一人旅のコミックエッセイを買ってみました。

予想通りというか、あまり気力の感じられない脱力系一人旅コミックエッセイになってました(^^;)
(一部一人旅じゃないものも)。


「日帰り大島一周」は、5時間の「大島一周コース」参加者が、著者を含めたったの3人(二人は他人)。
慌ただしい日程にもかかわらず、のんびり。
リス村で、うさぎにかじられ流血したりしてます。

「ヘリコプター体験フライトと日本橋三越元祖お子様ランチツアー」は、
夏休みで子供連れの参加が多いかと思いきや、参加者作者たった一人(^^;)。
一人でお子様ランチを食べ、ヘリコプターから見下ろす東京の街並を「ゴミの山」と称する著者(^^;)。

「講談師といく夜の怪談ツアー」では、コースが満員なのを喜んでた。

「キャニオニング」(沢下り)では、無の境地に。

癒しを求めて旅だった長野湯けむり一人旅では、いやしなど求めない強い女になって帰ってきてました。

どこに行っても、マイペース。
みなが喜ぶところに、全然興味を持たなかったり、変なところで喜んだり、
普通の旅行コミックエッセイとはひと味も二味も違うものになってました。

ひとつひとつが短く20箇所以上のレポがある(マイナーなのも多い)ので、
そういう意味でも楽しめます(^^)。

柘植文の作風が好きな人にお勧め!
行く気がなくなる可能性もあるので、ガイドブック的なものを求めてる人には向きません(^^;)。

「坊主DAYS」杜康 潤著:臨済宗(禅宗)のお坊さんの修行、生活を描いたコミックエッセイ [本:コミックエッセイ]

坊主DAYS (ウィングス・コミックス・デラックス) (WINGS COMICS)

坊主DAYS (ウィングス・コミックス・デラックス) (WINGS COMICS)

  • 作者: 杜康 潤
  • 出版社/メーカー: 新書館
  • 発売日: 2009/12/17
  • メディア: コミック
7.5点

お寺の娘として生まれた著者。
お寺を継いだ著者の兄の修行の事を中心に、お坊さんの生活を描いたコミックエッセイ。

まず、修行の厳しさにびっくり!
禅宗だからなのか、他の宗派もそうなのか、数年に及ぶ修行の話は、
あまりの厳しさに、自分だったら絶対無理・・・・と思ってしまった。

でも、厳しいだけではなく、笑いあり、涙ありの修行内容を知り、
お坊さんという存在に親しみを感じるようにもなりました。

お寺の娘として生まれた著者の経験(墓に囲まれた場所に住んでたり、
歴史の時間、お坊さんは士農工商のどれに当てはまるのかわからなかったり)も面白い。

お坊さん一家は、クリスマスをどう過ごしているのか?
お坊さんの衣の色の意味は?
お坊さんの結婚式って?
なんて、お坊さんトリビアも満載。

お葬式の料金などに関する話も載ってます。

知ってるようで、全く知らないお坊さんの世界。
面白い話もたくさんあり、楽しくお坊さんの世界を垣間見ることができる一冊!
お勧め(^^)。

Moeの2011年1月号は、コミックエッセイ特集。
この本の帯に「荒川弘」の推薦文が載っており、Moeでも、
荒川弘の「百姓貴族」(リンク先感想)と並んで、この本が紹介されてました
(「あまり取り上げられていない職業コミックエッセイ」だからかな)。
「百姓貴族」が好きな人なら、この本も楽しめると思います(^^)(毒はあまり無いけどね)。

「キッチンの穴」「異国のメシーる」「異国のメシーるNEXT」たけだみりこ、「くいしんぼマニュアル」大田垣晴子、食を楽しむコミックエッセイ♪ [本:コミックエッセイ]


キッチンの穴 (Rucola Books)

キッチンの穴 (Rucola Books)

  • 作者: たけだ みりこ
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2006/02/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
7.5点


異国のメシーる―World easy party menu

異国のメシーる―World easy party menu

  • 作者: たけだ みりこ
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 1992/12
  • メディア: 単行本
7.3点

異国のメシーるNEXT

異国のメシーるNEXT

  • 作者: たけだ みりこ
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 1993/12
  • メディア: 単行本
7.3点

くいしんぼマニュアル

くいしんぼマニュアル

  • 作者: 大田垣 晴子
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2001/12
  • メディア: 単行本
7点

食を楽しむコミック&コミックエッセイ4冊。

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「キッチンの穴」「異国のメシーる」「異国のメシーるNEXT」は、
セイシュンの食卓」シリーズが有名なたけだみりこの本。

「セイシュンの食卓」は、超簡単な一人暮らし向け料理レシピを、
その料理を作るシチュエーションマンガで紹介した本。
簡単なのと、ありあわせの材料で作れるレシピが多く、学生時代とか読んでました。

「キッチンの穴」は、コミックエッセイ本。

お玉の柄を溶かした、ガスコンロの側においてフキンを燃やした、卵掛けご飯を食べた後、
使った醤油さしの底にいたものは・・・等、「台所に潜む危険」ネタや、
便利だったり、買って失敗した調理道具の章、著者の簡単ガーデニング、
著者の舅のしっかり家庭菜園、お菓子づくりや日々の料理のエピソードなど、
キッチン、料理にまつわるエピソードがいっぱい。
お菓子やおかずの簡単レシピや、自家栽培の青じそや明日葉の活用法なども載ってます。

あるあるネタ、役に立つ話、そして面白いエピソードがいっぱい♪
ガーデニングやお菓子作りをやる気が出る(実際やらなかったけど)のもいいです←すごく手軽に感じられる。
真面目なお舅さんの本格家庭菜園話は、ほのぼのできて、すごく好き♪

「異国のメシーる」は、「セイシュンの食卓」異国ネタ編みたいな感じ。
その料理に関したちょっとしたマンガと、異国の料理&レシピが紹介されてます。
エジプト、イラク、ロシア、インド、ネパール、ケニア・・・・etc。

続編「異国のメシーるNEXT」は、ギリシャ、スリランカ、グルジア、インドネシア、ペルー・・etc。

各国の料理がカラフルなイラストで紹介されているのも楽しいし、
レシピが簡単なのと、日本でも手に入る食材で代用なんてものが多く、
ちょっと異国風の料理を作ってみたいという時にも便利(^^)。

たけだみりこの本は、肩ひじはらず、簡単に、あるもので料理を楽しんじゃおう!って姿勢がいい。
難しそう、面倒そう、と敬遠していた料理も、彼女なら、手順を簡略化して作ってしまってる。
「あっ、これってこんな簡単にもつくれるんだ!」って思え、料理が作りたくなったりします♪

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「くいしんぼマニュアル」は、焼き鳥、そば、寿司、などの日本の定番料理や、
イタリア料理、フランス料理、北欧料理・・・・・などの各国の料理を、サラっと紹介したコミックエッセイ。
お店の名前は書いてないけど、ほとんどがお店に行って食べた時の話。

一つ一つの章は3Pほどなので、書いてある事はあまり多く無いけど、
著者の視点、こだわりがしっかりわかって、「エッセイ」らしい「コミックエッセイ」。
ちょっとした豆知識も役に立ちます。

この本はグルメガイドではないです。
「食」をおいしくするのは「食べる意欲」次第。
それは食へのイマジネーション、あるいは好奇心。
それが旺盛な人がつまり「くいしんぼ」。
で、くいしんぼの私の好奇心をつめたのが、「くいしんぼマニュアル」です。

と、本文から抜粋された、帯の文句が、納得な一冊。

私も「グルメ」ではなく、「くいしんぼ」でいたいなー♪

文庫版「くいしんぼマニュアル」もあります。

「オーストラリアで大の字」「バケツひとつでアジア旅」「アジアを喰う」「奥様エプロン一人旅」旅行コミックエッセイ4冊♪ [本:コミックエッセイ]

さおり&トニーの冒険紀行 オーストラリアで大の字

さおり&トニーの冒険紀行 オーストラリアで大の字

  • 作者: 小栗左多里&トニー・ラズロ
  • 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2009/07/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
7点


バケツひとつでアジア旅

バケツひとつでアジア旅

  • 作者: オーシロ カズミ
  • 出版社/メーカー: 情報センター出版局
  • 発売日: 2001/07
  • メディア: 単行本
7.8点

アジアを喰う―8ケ国ゆらゆら喰って寝るッ!

アジアを喰う―8ケ国ゆらゆら喰って寝るッ!

  • 作者: 鈴木 みそ
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2001/11
  • メディア: 単行本
6.5点

奥様エプロン一人旅 (クイーンズコミックス)

奥様エプロン一人旅 (クイーンズコミックス)

  • 作者: 井上 きみどり
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2009/04/17
  • メディア: コミック
5.5点

旅行コミックエッセイ4冊。

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「さおり&トニーの冒険紀行 オーストラリアで大の字」は、
ダーリンは外国人」(リンク先感想)が有名な小栗左多里のコミックエッセイ。

他にも旅行コミックエッセイとして、
イタリアで大の字」「めづめづ和文化研究所 京都」(両方ともリンク先感想)、
さおり&トニーの冒険紀行 ハワイで大の字」などを出している。

ダイビング、気球、ラフティング、アボリジニの聖地「モスマン渓谷」、
「ペリカンビーチ」(ペリカンがいっぱいいる)、ラクダレース、羊の毛刈り、節水プログラム、
ビール作り、ブリッジクライム(巨大な橋のてっぺんに登る)、
「アブセイリング」(崖を降りる-ロッククライミングの逆?)、クリケット、アメ作りetc。

オーストラリアで体験できるいろいろなことが紹介されてます。
ただ、一つの章が短いのと、内容紹介がメインになり、ガイドブック的な感じが強い。
これからオーストラリアに行く人には、読みやすく、「こんな体験ができるんだ」的な参考になるかも。
でも、純粋にコミックエッセイとして楽しむには、ちょっと物足りない。

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「バケツひとつでアジア旅」は、「日本一ごむぞうりが似合う女」と著者の注釈に書いてある
オーシロカズミの、アジア女性一人旅の、コミックエッセイ+エッセイ本。

女性アジア一人旅のコミックエッセイ本というと、グレゴリ青山を思い出すけど、
グレゴリ青山よりは絵が上手で見やすい(グレゴリ青山のコミックエッセイも面白いけど)。

この4冊の中では一番面白く読めた。

まず、女性の一人旅は、大変。
女性じゃなくても、アジアの旅行は大変。
トイレの問題(汚い、無い、家畜がいる-排泄物を餌にしている-・・)、
宿泊所の問題(汚い、虫いっぱい、鍵壊れてる・・・)、
清潔の問題(洗濯できない、虫が湧いてる風呂、お湯出ない・・・)・・・etc。

そんな苦労を明るく笑い飛ばし、いろいろな工夫で乗り切って、
貧乏旅行を楽しんでいる著者の姿勢が見ているだけでも楽しい。
現地の人との心温まるふれあい話もいいし、旅先でありがちなトラブル話も参考になる。

また、文章も多く、行った国の文化、食事、服、習慣、特徴など、
ガイドブックにはあまり載っていないようなことが詳しく書かれているのもいい。
貧乏旅行の醍醐味いっぱい、読み応えたーっぷりの一冊なんだけど、絶版だと思う。
私も古本屋さんで見つけました。

本はこういう出会があるから楽しいけど、絶版なのは残念!

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「アジアを喰う」は、著者が夫婦でアジアを402日間放浪した時の事を描いたコミックエッセイ。

402日間いろいろあったと思うけど、メリハリを付ける為なのか、苦労話トラブル話が多い。
お腹を下した話が多いのが印象的(^_^;)。
食事ネタは多く、マジックマッシュルーム体験、プリッキーヌや奇食の話も。

ネタ的には面白いんだけど、全体的に愚痴・不満が多いので、
「アジア旅行って面白い!!」って感じるより、「うへー、大変そう・・・」って思ってしまう。
「旅行って面白い!いいっ!」って話、ほとんど無いし。

それなりに面白いけど、もっと「旅行に行きたい!」って思えるエピソードがあっても良かったのに。
ちょっと好みから外れてました。

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「奥様エプロン一人旅」は、海外お家ごはん+ダイエット事情を探りに著者が
イタリア・インドネシア・アメリカ・ブルガリアを訪問するという内容。

ダイエット情報はほとんど役に立ちません(^^;)。
観光ネタ、食事のネタは普通。

点数低めなのは、この作中の著者のテンションの高さについていけなかったから。
「○○を見た、食べた」というより、「○○を見た、食べた」って感じのノリがどうにも。

エッセイ系は、著者に共感できるかも大きい。
このノリについていければ楽しめるんじゃないかと。

「愛しのローカルごはん旅」たかぎなおこ著:美味しそうだけど、情報は少ない [本:コミックエッセイ]


愛しのローカルごはん旅

愛しのローカルごはん旅

  • 作者: たかぎ なおこ
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2008/10/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
6.5点

可愛くてほのぼのした絵柄のたかぎなおこが、日本のローカルごはんを紹介する、コミックエッセイ本。

紹介されているのは「静岡&愛知」「和歌山」「山形」「埼玉」「長崎&熊本」「大阪」「東京下町日帰り」。

美味しそうだし、のんびりした旅もいいなーと思えるけど、紹介されているものが、
割と有名な物なのと、作者が1日~数日の間に無理せず食べられる量の範囲なので、
意外性や情報量が足りない感じ。

この本で紹介されている場所にこれから行く、もしくは行ったことがあるという人向け。

「イタリア家族 風林火山」ヤマザキマリ著:イタリア人家族も凄いが著者本人も凄いかも・・ [本:コミックエッセイ]


イタリア家族 風林火山 (ぶんか社コミックス)

イタリア家族 風林火山 (ぶんか社コミックス)

  • 作者: ヤマザキ マリ
  • 出版社/メーカー: ぶんか社
  • 発売日: 2010/06/25
  • メディア: コミック
7点

イタリア人と結婚し、その家族と同居している時の、あまりにもすごい生活を描いたコミックエッセイ。
モーレツ!イタリア家族」(リンク先感想)の第二弾。

一作目があまりに衝撃だったので、超個性的でぶっとんでるイタリア人家族に関しての衝撃は、
あまり強くなかったけど、ヤマザキマリが現在のイタリア人の夫と結婚する事になった顛末とか、
実は子供が連れ子(それも未婚の母)だったとか、漫画家になったいきさつとか、
著者本人に関する衝撃が大きかった。

イタリア人家族に関する衝撃の強さは弱くなったけど、
まだ生きているお婆さんの服を形見分け(?)しちゃう姑とか、
自力で家を建て、30年経った今でも完成していない舅の話とか、
その家が、とんでもない発明・アイディア満載の危ない家だとか、
相変わらずぶっとんだイタリア人家族のすごさに笑えます。

一作目が好きなら、お勧め~(^^)!!

「パリパリ伝説」かわかみ じゅんこ著:パリの暮らしをシンプルに描いたコミックエッセイ♪ [本:コミックエッセイ]


パリパリ伝説―不思議いっぱいパリ暮らし! (1) (Feelコミックス)

パリパリ伝説―不思議いっぱいパリ暮らし! (1) (Feelコミックス)

  • 作者: かわかみ じゅんこ
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2004/12/08
  • メディア: コミック

パリパリ伝説 5 (FEELCOMICS) (Feelコミックス)

パリパリ伝説 5 (FEELCOMICS) (Feelコミックス)

  • 作者: かわかみ じゅんこ
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2010/05/08
  • メディア: コミック
7.5点

パリ在住の漫画家さんによる、パリの生活コミックエッセイ。

表紙からもわかるように、すっごくシンプルな絵。
そして、内容もすごく蛋白な感じ。
でも、そこにすごくいい味があり好きなコミックエッセイです。

単身→結婚生活→子育てと巻が進むごとに、作者のライフスタイルも変化していってます。

日本でいだいていたパリのイメージと、実際のイメージがあまりに違い、
パリに行って鬱状態のようになってしまうパリ症候群
これを読んでから行けば、そうならずに住むかも。

店員さんは超マイペース、言いたいことははっきり言わなければわかってもらえない、
日本の常識とはかなり違うパリの生活を垣間見ることができます(^^)。

「世界の果てでも漫画描き キューバ編(1巻)」ヤマザキマリ著:キューバでの生活って凄い! [本:コミックエッセイ]


世界の果てでも漫画描き 1 キューバ編 (創美社コミックス)

世界の果てでも漫画描き 1 キューバ編 (創美社コミックス)

  • 作者: ヤマザキ マリ
  • 出版社/メーカー: 創美社
  • 発売日: 2010/09/24
  • メディア: コミック
6.5点

イタリア人と結婚してポルトガル(今はアメリカらしい)に住んでいる漫画家ヤマザキマリによる、
旅行コミックエッセイ。

ヤマザキマリはタイムスリップローマお風呂モノの「テルマエ・ロマエ」が有名だけど、
ご主人のイタリア人家族を描いた、「モーレツ!イタリア家族」なども面白かったので
(各リンク先は感想)、コミックエッセイのこの本には期待!

放浪するような旅が好きという著者。
だるい、めんどくさいと思いつつ、旅に出てしまうという体質の元である幼児期の思い出話と、
キューバでのホームスティしつつのボランティア話が載っている。

両方面白かったけど、経済制裁中のキューバでの話は、
普通の旅行エッセイには見られないエピソードがいっぱい。
モノが無くても明るく楽しく生きるキューバの人々の話は、面白く、そして感動的ですごく良かった。

難点は収録されている「幻のストーリ漫画デビュー作」がイマイチな事。
元々薄いのに、これでかなりページ数をとってるし。
これを入れず、トラベルコミックエッセイオンリーだったら、すごくお勧めなんだけど、
この漫画のせいで、「読み足りなさ」を感じる本になってしまっている(-_-;)。
面白かったのに、不満が残る一冊になっちゃってます(>_<)。


「本日も独りでできるもん」森下えみこ著:30代のお一人様生活コミックエッセイ [本:コミックエッセイ]


本日も 独りでできるもん

本日も 独りでできるもん

  • 作者: 森下えみこ
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2010/06/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
7.5点

30代独身ライフを描いた「独りでできるもん」(全3巻)の続編。
あまり職場の話が出てこなかった「独りでできるもん」に比べ、職場の話も多い。

なので、女性ばかりの職場(デパート)に務めている作者が、女性だけの職場のあれこれを、
面白く、切なく、そして「女性だけ」であることのドロドロ感をちょっとだけ入れて綴った
コミックエッセイ「女どうしだもの」(1・2巻の感想はこちら。3巻の感想はこちら)の続編という感じもする。

内容的には、たかぎなおこの「ひとり暮らしな日々」、フカザワナオコの「毎日がおひとりさま」などと
傾向が似ているが、トホホ感、笑える感は、一番高い気がする。

結婚のイメージを持っていないとこのまま独身・・と焦る著者が、理想の相手を想像する。
「私のことが好きで、いつまでもイチャイチャできて、一緒にいて楽しい・・・」浮かんできたのは
と暮らす自分・・とか。

年齢があがってもファッションの傾向、ティストは変わらないけど、
実は値段が格段に上がっているという作者。
しかし、ユニクロを着ていると思われてしまう・・・とか。

「結婚しないの?」と聞かれ続け、その受け答えに慣れていく過程とか・・・。

「おばさん」と呼ばれるのに「慣れる」「まだまだ」の境界にいるとか・・。

なんだろ、「そのトホホ感わかるなー、でも笑える~」って女心がいっぱい描いてある。
お勧めです♪

「神は細部に宿るのよ(1)」久世番子著:ファッション川下にいる人大共感のコミックエッセイ! [本:コミックエッセイ]


神は細部に宿るのよ(1) (ワイドKC キス)

神は細部に宿るのよ(1) (ワイドKC キス)

  • 作者: 久世 番子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/08/11
  • メディア: コミック
7.5点

ファッション界にはおしゃれな人達が集う川上と、
それに憧れる者たちが集う川下がある。

川上に行く事に憧れつつも、

実用>ファッション
動作性>ファッション

とついついなってしまう、悲しい川下住人達の気持ちを、
著者自らの体験を元に描いた、コミックエッセイ。

川下にも近づけていない私は大共感(^_^;)。
もう川下にすら行く気にならないところは、大問題だけど
↑昔は川下ぐらいにはいた気がする・・・気がするだけか??

流行は巡ると、古いアイテムを捨てられず、
やっと巡ってきたと思っても、微妙に型が違い使えない。

頑張ってオシャレしてみても、周りから「変」だと指摘されてしまう。

子供の頃、「大人になったら着たい」と思っていた服を、いまだに着れていない。

グレー霜降りのパーカーは、誰でも持ってる国民服だ・・・・etc。

久世番子は、トホホな話を書かせると、かなりツボをついてていいのだけど、
今回のこの「非ファッションコミックエッセイ」もすっごくいいです。

ファッション界川下に住み、川上に憧れる方に特にお勧め!!
川上に住む方も、読んで川下の人の気持ちをわかって下さい(笑)。

一人暮らし本:「ひとり暮らしな日々」他・たかぎなおこ、「毎日がおひとりさま。―ゆるゆる独身三十路ライフ」他・フカザワナオコ [本:コミックエッセイ]


ひとり暮らしな日々。

ひとり暮らしな日々。

  • 作者: たかぎなおこ
  • 出版社/メーカー: 主婦と生活社
  • 発売日: 2010/07/02
  • メディア: 単行本



ひとりぐらしも9年め

ひとりぐらしも9年め

  • 作者: たかぎなおこ
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2009/04/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



ひとりぐらしも5年め

ひとりぐらしも5年め

  • 作者: たかぎ なおこ
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2003/07
  • メディア: 単行本



はじめてだったころ

はじめてだったころ

  • 作者: たかぎ なおこ
  • 出版社/メーカー: 廣済堂出版
  • 発売日: 2005/06
  • メディア: 単行本



上京はしたけれど。

上京はしたけれど。

  • 作者: たかぎ なおこ
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2004/06
  • メディア: 単行本



毎日がおひとりさま。―ゆるゆる独身三十路ライフ

毎日がおひとりさま。―ゆるゆる独身三十路ライフ

  • 作者: フカザワ ナオコ
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2009/12/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



あいもかわらず毎日がおひとりさま。―お気楽独身三十路ライフ

あいもかわらず毎日がおひとりさま。―お気楽独身三十路ライフ

  • 作者: フカザワナオコ
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2010/05/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



絵柄のイメージも、テーマも似ているたかぎなおこフカザワナオコ
「一人暮らしコミックエッセイ」いろいろ。
この二人と、たかはしみき(こげパンの作者)のコミックエッセイは、
イメージがかぶってごっちゃになりがち(^^;)たかはしみきは結婚してるけど。
みんな名前も漢字使ってないし。

でも、たかぎなおことフカザワナオコの一人暮らしコミックエッセイ、
読んでみると、かなり印象は違う。

たかぎなおこの「一人暮らしな日々」のシリーズは、
一人暮らしのちょっとした楽しみや楽しむコツ、不安、引越し、家探し、離れてわかる親の愛情・・・
地味だけど共感できるネタが多い。

フカザワナオコの「毎日がおひとりさま。―ゆるゆる独身三十路ライフ」シリーズは、
「三十路になって、不安もいろいろあるけど一人暮らし頑張ってるよ!」って感じの、
「一人暮らし日記」という感じ。

私は、現在、一人暮らしではないけど、昔一人暮らしをしていた時期もあるので
共感できるたかぎなおこ本の方が面白く読めたし、好き♪
ほのぼの度も高い。

でも、現在、一人暮らし、特に三十路を過ぎて一人でいることに不安を感じている人は、
フカザワナオコの「毎日がおひとりさま」の方も共感できるかも。
漫画家なので、生活パターンは一般人とはかなり違うけど(^^;)。
タイトルにもあるように、かなりゆるゆる。

これから一人暮らしを始める、始めたばかりって人は、たかぎなおこの「上京はしたけれど」がお勧め(^^)。

「パンダ母ちゃんのダメダメダイエット」井上きみどり著:ほんとうにダメダメのダイエットだ(-"-;A [本:コミックエッセイ]


パンダ母ちゃんのダメダメダイエット (SUKUPARA SELECTION)

パンダ母ちゃんのダメダメダイエット (SUKUPARA SELECTION)

  • 作者: 井上 きみどり
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2010/04/15
  • メディア: コミック

3点

子供なんか大キライ! 1」などの育児コミックエッセイが有名な
井上きみどりのダイエットコミックエッセイ。

タイトルに「ダメダメダイエット」とあるけど、ほんとーーーにダメダメ(-"-;A。
やっちゃいけないダイエット、ダイエットで陥りがちな罠がてんこ盛り。
一番問題なのは、そういう問題がわかってるような事を書いていながらも、
あれこれ言い訳しながら、懲りずに同じことを繰り返している著者。

20キロ減らして、また戻って・・・ってその内体ボロボロになっちゃうよ。
何度もやってるみたいだから、もうボロボロかもしれない。

また、ダイエット指南本的なのに、体重・体脂肪とも明かしていないのも中途半端。
5キロ痩せたっていっても80キロからなのか、55キロからなのかで、全然違う。
80キロから20キロ痩せるより、標準体重に近づいてから5キロ痩せる方が
何倍も難しかったりするし。

この本の問題点をあげると

・体重が目標に達した時点でゴールだと思ってる。

だからすぐリバウンドする。
目標に達しても続けられる事をしなければいけないのに。
結婚がゴールだと思って結婚して破綻するのと一緒。
実は、体重を減らすより維持する方が何倍も難しい。
著者の場合、その辺、わかってるんだか、わかってないんだか・・・。
目標体重に達してから5年維持出来て本当のゴールだと認識を改めない限り、
著者は、減量とリバを繰り返す気がする。

・短期間に体重を落とそうとしている。

数日で5キロとか落とそうとし、食べずに落として、即元に・・を繰り返している。
ここまで極端じゃなくても2週間で5キロ減とか(即元に戻ってる)。
「2ヶ月で1.5キロしか落ちない」と嘆いているし。
後者でも十分成果が出ていると思えない限り、やはり、減らす→リバの繰り返しになると思う。

短期間にスルスルって体重が落ちるのって、一度でも体験すると、
ギャンブルで勝利したみたいに、すごく気持ちが高揚して嬉しいものだけど、
短期間で落ちるのは、「より太りやすい体に改造する、良くないこと」って思うのが必要だと思うんだけど。
特に、20キロ以上の大幅ダイエットしてる人は、
体重が重い時は、スルスル落ちるので、この罠に陥りやすい。
標準体重に近づいてから、落ちなくて無理して、リバするを繰り返している人が多い気がする。

また「3食+間食をきちんと取る」ダイエットは、内容を見るとカロリーを減らしすぎだと思う。
摂取カロリーが低すぎると(1日1000kcal切るぐらい)、一時期食欲が無くなる。
それで喜んでいると、その後、その反動のように食欲が止まらない事が起きる。
著者も、その罠にはまっていた。

体に悪いダイエットや、間違った認識がてんこ盛り(一部生活改善などまともなのもあるけど)。
体に悪いダイエットでも、体重は減らしているので(即リバしているけど)、
これを真似する人が出るかも・・と思うと、かなり不安。

一番嫌だったのは、「太っている自分=パンダ(人間じゃない)」って表現してること。
「目標達成して人間に戻れました~」って何かが違うと思うぞ(-_-メ)。

ダイエットハウツー本としても、コミックエッセイとしても中途半端で、
もっと点数低くてもいいかと思ったけど、
「これをやってるとダイエットは失敗して、どんどん体系が崩れ、太る、痩せにくくなる」という
反面教師としての意味があるかなーと3点。

最大20キロ幅があるという太っている時と、痩せている時の写真でもあったら、
もうちょっと違ったかも(^_^;)。
どれだけ違うのか、ちょっと興味があった。
ネットで探したけど、太ってる時の写真しか見つからなかった。

「めづめづ和文化研究所 京都」小栗 左多里著:トニーとサオリが京都でいろいろ体験♪ [本:コミックエッセイ]


めづめづ和文化研究所 京都

めづめづ和文化研究所 京都

  • 作者: 小栗 左多里
  • 出版社/メーカー: 情報センター出版局
  • 発売日: 2008/11/14
  • メディア: 単行本

7.8点

買ったのは発売直後でした。
本屋さんでカバーをつけてもらったら、完全に埋もれてしまってました。
「あれ、このカバーがついてる本は何?」と開いてみて発見!!

読んだら、すごく面白かったので、かなり後悔(>_<)。

香道、茶道、華道、弓道、枯山水、雅楽、扇子、友禅、蒔絵、象嵌、和菓子、投扇興など
著者とそのご主人のトニーさんが、京都でいろいろ体験してみた事を通し、
日本文化を紹介しているコミックエッセイ。

元々、体験物は好きで、柘植文の「ノンストップお嫁道」や、大田垣 晴子の「元祖 体験道」なども好き♪

このコミックエッセイの場合、日本の伝統を感じさせるものばかりで、それもまた面白かった。

枯山水にある岩が仏様を象徴しているとか、伽羅がどんなものなのかとか、
知らなかった事もいろいろ。
枯山水の話は、あの筋を作るのにチャレンジしていて、それも面白かった。

和菓子は、自分でもたまに作るけど、すっごく難しい。
この本でも苦労してて、思わず共感。
ほんと、和菓子って職人芸。
シンプルなだけにごまかしがきかないし、生地は扱いにくいし、
職人さんてすごい!って簡単な和菓子を作っても思ってしまう。
私は手が温かいので、パン作りでは大変なんだけど、
和菓子も手が温かいのはダメみたいだ・・・(-_-;)。

蒔絵とか友禅とか、自分もやってみたーーいって思うものが多かったし、
よく知らなかった日本の文化のいろいろが、少しだけ詳しくなった気がする。

体験物が好き、日本文化をもうちょっと詳しく知りたい、なんて方にお勧め(^^)。
ご主人トニーさんの外国人視点から見たエッセイ文も面白いです♪

著者の他の本の感想はこちら

「あしめし・つう-アシ仲間でメシが食えんのか 」葛西りいち著 [本:コミックエッセイ]


あしめし つう アシ仲間でメシが食えんのか (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

あしめし つう アシ仲間でメシが食えんのか (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

  • 作者: 葛西 りいち
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2009/09/30
  • メディア: コミック

6.5点

漫画家のアシスタントをしている著者が、その生活を描いたコミックエッセイ2巻目。
ネットで書いていたものをまとめたものらしい(著者の公式サイトはこちら)。
一巻の感想はこちら

実は、先日3巻目「あしめし すりー アシを辞めてもメシが食えんのか」を見つけて、
2巻が出ているのに気がついた(^_^;)。

1巻目は、漫画家のアシスタントの生活とはどんなものか?って目新しさがあったけど、
2巻目は、さすがにそれが無くなったので、点数低め。

アシスタント仲間の笑える話などは、それなりに面白かったけど、
買って読むほどではないかなという感じ。

3巻目は買うかどうか悩むなー。

「視えるんです」伊藤三巳華著:幽霊が視えるという漫画家のコミックエッセイ [本:コミックエッセイ]


視えるんです。 実話ホラーコミックエッセイ (幽ブックス)

視えるんです。 実話ホラーコミックエッセイ (幽ブックス)

  • 作者: 伊藤三巳華
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2010/05/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

5.5点

このコミックエッセイの著者は霊が視えるという。
でも、お祓いする能力は無く、霊に対して無力。
霊に遭遇するのは日常茶飯事。でも、気がつかないふりをしたりして対処してるという。
そんな著者が遭遇した恐怖体験や不思議な話が載った一冊。

点数が低いのは、あんまり怖くなかったから。
ちょっとだけ怖い話もあったけど。

もう一つ、著者が霊をすごく怖がってる話と、そうじゃない話があるのだけど、
何で怖がったり怖がらなかったりするのか、その差の理由が伝わって来ない部分があって
違和感を感じてしまったから。
この辺は、うまく表現できてないのかなーと思った。
シリアスから軽い感じにうつる部分とか、個人的に馴染めなかったし。

イマイチでした。

村上たかしのほんまかいな見聞録:大阪人ってやっぱり変だ(^_^;)・・それとも著者の身内が変なのか? [本:コミックエッセイ]


村上たかしのほんまかいな見聞録 (バンブー・コミックス)

村上たかしのほんまかいな見聞録 (バンブー・コミックス)

  • 作者: 村上 たかし
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2010/05/17
  • メディア: コミック
7.5点

村上たかしの家族などの事を中心に描いたコミックエッセイは、
個性的でぶっとんだ登場人物達の、超笑えるエピソード満載ですごく好きO(≧▽≦)O!!

ほんまでっせお客さん」(3巻まで出てる)、「くう・ねる・そだつ 」が出た後、
しばらく見かけてなかったんだけど、やっと同じシリーズの単行本が出ました~V(≧∇≦)V。

この本は、「見聞録」と銘打ってる通り、最初は「大阪で遭遇したとんでも無い事を紹介する」もの
だったらしいけど、著者が広島に引越してしまった為、
幼少期を大阪で過ごした著者の回顧録の様相を呈している。
最近の話も、もちろんあるけど。

先の単行本にも出てきた、著者の母親と、顔がそっくりな3人の姉妹のエピソードがすごい。
美容関係の仕事をしているのと髪の毛の色から、
長女:パーマレッド
次女:毛染めピンク
三女:カットグリーン(著者の母)
四女:着付けパープル
と呼ばれ、作中に登場しているんだけど、大阪のおばちゃんパワーの凄さをいろいろ見せてくれる。

パーマレッドは、ヌーブラを買って、使い道に困り、冷蔵庫に貼りつけてレシート入れに使ってたり、
葬儀屋を2件呼んで、葬儀代金を競らせたり・・・。

子供の頃、ボロボロの長屋に住みながら、洋裁が得意な着付パープルの作ってくれた
王子様のような服を着ていたという著者。
ちなみに、ある時行方不明になった父親は、海賊のファンで、海賊みたいな帽子をか被ってたらしいし。

著者の子供の頃の食生活は、涙なしには読めない(笑)。
献立を決めて買い物に行き、その時安売りのものを買って強引に作るので、
あんこ入りロールキャベツなど、嫁の恐ろしい料理のエピソードを集めた「嫁のメシがまずい!」に載っている内容みたいな献立ばかりだったらしい。

大阪人がすごいのか(まぁ大阪人すごい!!!ってエピソードも満載だけど)、
それとも作者の身内がすごすぎるのか、悩んじゃうけど、とにかく笑えます♪
お勧め~♪

「流水家の食卓」流水りんこ著:インド人のご主人を持つ漫画家の食生活・・・レシピがほとんど載ってなかった [本:コミックエッセイ]


流水家の食卓―インド式のススメ (akita essay collection)

流水家の食卓―インド式のススメ (akita essay collection)

  • 作者: 流水 りんこ
  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 2010/05
  • メディア: 単行本

6点

インド夫婦茶碗」「インドな日々 新版」など、インド旅行記や、
インド人のご主人との生活を描いたコミックエッセイ本をいろいろ出している著者。

今回は、その家庭の食卓に関するコミックエッセイ。
インド人のご主人が作る絶品カレーの話、インドに帰省した時の話、
家族の好みがバラバラな事が与える献立への影響、超料理下手の著者の話・・・・etc。

それなりに面白いんだけど、全編カラーなせいか、ページ数が少ないのに、945円とかなり高い(-_-;)。
また、食事関係のコミックエッセイなので、何らかのレシピが載ってるかと期待したんだけど、
ほとんど無しでがっかり。
これは、以前買った「印度定食屋繁盛記 働く!!インド人」の時も、
同じくがっかりしたけど、こちらは他に面白い部分があったのでがっかり度は低かった。

と2度もがっかりしたけど、何でレシピが載ってないのか、この本を読んでわかった!
著者がほとんど料理をしないからだっ!
カレールーを使ったカレーですら、子供がかなり大きくなってから初めて作ったらしいし(^_^;)。
それなら、レシピが載ってなくても不思議じゃない。
ということで、流水りんこの本にレシピを期待しちゃいけないことを、この本で学んだ。

レシピを期待しないとしても、やっぱり、この値段はちょっと高いなーと思うので6点。

「日本人の知らない日本語2」やっと発売V(≧∇≦)V!相変わらず面白い♪ [本:コミックエッセイ]


日本人の知らない日本語

日本人の知らない日本語

  • 作者: 蛇蔵&海野凪子
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2009/02/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
8点
日本人の知らない日本語2

日本人の知らない日本語2

  • 作者: 蛇蔵
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2010/02/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
8点

昨年発売の予告がでていたのに、なかなか出なかった「日本人の知らない日本語」の2巻が
やっとでました~V(≧∇≦)V!!!!

日本語学校の講師によるコミックエッセイ「日本人の知らない日本語」。

「冷ます」「冷やす」の違いは?
敬語の正しい使い方は?
鳥居に「鳥」の文字が使われているのは?
鴨居に「鴨」の文字が使われているのは??
など、日本人でも、ちょっと考えちゃったり、知らないマメ知識が満載。
著者が日本語学校で生徒さんからの質問に答えた、日本語の決まり、文化などの話が盛りだくさん。

でも、この本のいい所は、勉強になることだけではなく、
個性あふれる日本語学校の生徒さん達の超笑えるエピソードが満載なこと。

見た目は超美形、でも超オタクなフランス人。
漫画で日本語を覚えたので「敵に塩をおくる」の「敵」を「とも」と読んだり
(漫画って独自のルビが降ってあるから)、
漫画でしか使われないジェスチャーを日常で使うものだと思い込んでいたり。

忍者がいると信じて日本に来る人も多いらしい(忍者は日本語学校で大人気だそうだ)。

そんな生徒さん達の、日本での失敗談や、カルチャーショック話も面白い。
また、国によって太陽の色が違ったり(赤の日本は珍しい)、
そんな国による文化の違いについても満載。

1巻が出たばかりの頃買って、予想以上に面白くてびっくり。
発売後一定時間経って、平積みされているのが消えたと思ったら、
その内また平積みして置く本屋さんがどんどん現れ、
今だに多くの本屋さんで平積みされていることから、やっぱり人気があるんだなーと思ってた本。

2巻になって面白さが落ちたら悲しいな、と心配してたけど、
1巻と同じように面白かったです(^^)。

まだ読んでいない人は1巻から、1巻が面白かったら是非2巻を。
すっごくお勧めですO(≧▽≦)O!!

「女どうしだもの いよいよ3年め」森下えみこ:女ばかりの職場での社内恋愛事情 [本:コミックエッセイ]


女どうしだもの いよいよ3年め

女どうしだもの いよいよ3年め

  • 作者: 森下えみこ
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2009/11/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

7点

女性が圧倒的に多いデパートという職場に務めていた著者が、
女性ばかりの職場の実態を描いたコミックエッセイ「女どうしだもの」の3巻目。

1・2巻では、数少ない男性を巡っての恋愛バトルに加われず、ぼーっと寂しく過ごしていた著者。
しかし、3巻では、彼氏ができ、こっそりと人目を忍ぶ社内恋愛を。

パートを除くと、デパートとは逆、圧倒的に男性が多い職場ばかりだった私にとって、
女性が多い職場での社内恋愛事情というのは、知らなかった事がいっぱいでかなり新鮮。

秘密にしていても、女の眼力は恐ろしいというか、いつの間にか周知の事実に。
しかし、本人がそれを自ら公表しなければ、見て見ぬふりをするという暗黙のルールがあるらしい。
とにかく、いろいろな暗黙のルールが面白かった。

「女の敵は女」、でも「女の味方も女」なのかなと思える内容。

彼氏ができて幸せそうなので、1・2巻の様に、主人公に頑張れ!って
言いたくなるシチュエーションはなかったけど、一番興味深い内容でした。

「ツレがうつになりまして」「イグアナの嫁」他、細川 貂々の本をいくつか [本:コミックエッセイ]


ツレがうつになりまして。

ツレがうつになりまして。

  • 作者: 細川 貂々
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 単行本



その後のツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)

その後のツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 細川 貂々
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2009/04
  • メディア: 文庫



イグアナの嫁

イグアナの嫁

  • 作者: 細川 貂々
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 単行本



私が結婚できるとは―イグアナの嫁〈2〉

私が結婚できるとは―イグアナの嫁〈2〉

  • 作者: 細川 貂々
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2009/05
  • メディア: 単行本



ツレはパパ1年生

ツレはパパ1年生

  • 作者: 細川 貂々
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2009/03/19
  • メディア: 単行本



ツレはパパ2年生

ツレはパパ2年生

  • 作者: 細川 貂々
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2009/10/20
  • メディア: 単行本



どーすんの?私

どーすんの?私

  • 作者: 細川 貂々
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/01/23
  • メディア: 単行本



「ツレがうつになりまして。」は、ドラマにもなったし、
かなり前から書店でも見かけて、パラパラと中を見たこともあったけど、
ちゃんと読んではいなかった。

図書館で「イグアナの嫁」を借りたら面白かったので、
細川 貂々の著作を、立て続けに何冊か読んでみました。

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「ツレがうつになりまして」は、売れない漫画家だった著者の夫が
ウツになってしまった話を描いたコミックエッセイ。

「身内のウツ」を真正面から取り上げた本として、注目を浴びた本でもある。

私の身近にもウツの人はいるけど(身内だったり、友人だったり、友人の身内や友人だったり)、
実際「ウツ」とわかる状態で会った事はないので、ウツに関して切迫したものが無いせいか
(誰でもウツになる可能性があるというのも知識としては知っているので、軽くみるつもりもないのだけど)、
著者の配偶者のウツの事より、そういう状況に陥った著者の心理面や、行動の方に興味がいった。

何事にも後ろ向きだった著者が、配偶者の一大事に、前向きな姿勢に変わっていく姿というのは、
「人間一時的なことに囚われていちゃダメだ」って事を再認識させてくれる。

ウツの症状はいろいろあるようだけど、1つのウツの形態を知るという意味でも、参考になる本。

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「その後のツレがうつになりまして。」は、一作目が夫がウツになるまで、
そしてウツの症状、ウツから回復するまでの日常を、コミックエッセイで描いたものだけど、
こちらは、ウツに対してどう周囲はどう対応すべきか、治療、症状の変化など、
著者やその夫の体験などを例にした、ウツ・ハウツーに近い内容になっている。

読みやすいので、ウツに関して、全く知識が無い場合は、超初心者向け入門書としても使えるかもしれない。
ウツの症状も対応も様々らしいので、これを読めばすべてがわかる(そう思ってしまうのは危険)というわけではないけど。

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「イグアナの嫁」と「私が結婚できるとは―イグアナの嫁〈2〉」は、
イグアナを飼っている著者による「イグアナとの生活」コミックエッセイ。

イグアナ飼いたい!!と思ってしまうほどイグアナが可愛いO(*^▽^*)o~♪
しかし、読み進めて行くと、150cm(成人女性ぐらい)ほど育ってしまうイグアナとの生活の
大変さもわかって、安易に飼ってはいけない生き物だとわかるのもよい。

途中、ウツになってしまったご主人の話など、日常の生活も挟みながらのイグアナ日記。

本来は、イグアナとの生活で、いろいろな事を教わった・・ということがテーマなのだけど、
イグアナとの不思議な共存生活自体が面白く、楽しんで読めた。

この本のタイトル、「イグアナの娘」(萩尾望都の作品に同タイトルのがあったな)だと思ったら、
「イグアナの嫁」で戸惑った。

だって、飼っているイグアナ「イグちゃん」はオスだし、「何で??」と思ってたら、
1冊目の最後まで読んでやっとわかりました。
「イグちゃんにお嫁さんが来るまでの話」だからなんだって。

ということで、2の方は、イグちゃんにお嫁さんが来てからの話になってます。
それと並行して、著者が結婚に至るまでの話も。

イグアナという、名前は知っていてもあまり生態は知らないこの不思議な生き物に興味がある方にお勧め。

150cmのイグアナが放し飼いになっているお家・・・というのは、漫画で読んでもピンとこないんだけど。
現実に見てみないと、その辺はわからないんだろうなー(^^;)。

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「ツレはパパ1年生」「ツレはパパ2年生」は、子どもが生まれた著者による育児エッセイマンガ。

普通の育児エッセイマンガと違うのは、ご主人が専業主夫になり、育児を担当しているということ。
ご主人の感じるストレスが、子育て中の主婦が感じるストレスになっており、
逆に、一般家庭の父親が思うことが、母親である著者の感じ方とダブっている。

これを読むと、責任の所在がどちらにかあるかで、
男女関係なく感じるストレスは似るものなのだなーと思える。

普通、育児に関して、責任を持つのは母。
父親はいくら分担と言っても、「お手伝い」の意識を消すのは難しい。

育児だけでなく、家事も、完全に分担、やれる方がやる・・・(分業でなく)となると、
マメに動く方が大量にこなしてしまい、もう一方は、お手伝い状態になりやすい。
共働きで家事完全分担にしていた知人宅では、ご主人の方がマメだったので、
ご主人の方と主婦の愚痴を言い合えたし(^_^;)。

育児の楽しさだけでなく、育児のストレスなどに関しての言及が多い。
著者の立場が、女性でありながら「働く父親側」なので、
育児中の母親感じる、「何故夫が自分の大変さをわかってくれないのか」
ってのが分かる本にもなってる気がする。

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「どーすんの?私」は高校卒業後、就職もせず、バイトもまともに続けられず、
その後もいやいや就職して過ごしていた著者が、専門学校に行こうと
思い立つまでの話を描いたコミックエッセイ。

この本は、かなり前に読んでいたんだけど「ツレうつ」と同じ作者だとは気がつかなかった(^^;)。

高校卒業後、進学も就職もしない状況が許されてしまうという環境にびっくりした記憶がある
(就職活動をすごく頑張ったけど、できなかった・・とかじゃなく、何もしなかったので、家でゴロゴロ)。

著者は専門学校で夫になる人と出会い、その後売れない漫画家時代を経て、
「ツレうつ」のヒットがあり、現在に至るわけだけど、こういう風にうまく行くパターンって少ないような。

「やりたい事がみつからない」と悩んでいる若者が読んだ時、奮起して頑張る人もいるだろうけど、
「適当にやってても、なんとかなっちゃうんじゃない?」って思ってしまう人もいそうな気が。

勧めどころが難しい本だ。

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細川 貂々の本は、「自己啓発」「自分を見つめ直す」的な内容が多いので、
落ち込んでいて奮起したい、今の現状を変えたいとなんとなく思ってる人にお勧めな気がする。

イグアナの話は、イグアナに興味があれば楽しめると思うけど。


「グルメよこんにちは」小川彌生:読者じゃなく店を向いて書いてる(-_-;) [本:コミックエッセイ]


グルメよこんにちは (花とゆめCOMICSスペシャル)

グルメよこんにちは (花とゆめCOMICSスペシャル)

  • 作者: 小川 彌生
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2009/09/04
  • メディア: コミック
4点

世界各国、それもレアな料理のグルメコミックエッセイだと思って買ったら、期待外れでした~(-_-;)。

紹介されている料理は、アルゼンチン、ベラルーシ、マダガスカル、チュニジア・・・etcと
確かにあまり馴染みの無い国の料理。

それらの国の料理を扱ってる店に行き、どんな料理があるかやその店の店主やスタッフを簡単に紹介し、
料理については、すごく無難な感想を述べる・・・・って事の繰り返し。
内容が非常に薄い。

料理の感想も、「さっぱりして美味しい」など、レアな料理を食べているのに、ありきたりな感想ばかり。
ほとんどが、褒めてあり、苦手だったりしたものに触れているのはごく一部、
それもすごく小さく、申し訳なさそうに書いてあるだけ。
なので、本当にその料理が美味しいのか、その店がいいのか、悪いのかの参考にもならない。

読者ではなく、取材した店に気を遣って書いている印象が強い。

お金を払って本を買った私としては、
「取材先へのご機嫌取りな内容で金取るな!」って思ってしまう内容でした。

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